恋する石垣島 ダイビングポイントガイド〈03〉〜敏腕ガイド17人が海底マップ付きで紹介〜

全国から多くのダイバーがやってくる大人気の石垣島。その海に潜り込み、ゲストを楽しませようと日々奮闘する敏腕のダイビングガイド17人に、注目のポイントの見どころを海底マップ付きで紹介してもらいます。第3回目は、大崎エリアの6か所です。取材撮影=堀口和重、海底マップ制作=田端重彦(Panari Desgin)

「恋する石垣島」は、雑誌DIVERに、2019年5月号、7月号、9月号、11月号、2020年1月号、5月号、7月号、11月号に掲載された人気連載企画です。

POINT  INDEX

屋良部崎コーナー
大崎ハナゴイリーフ
大崎タートルリーフ
大崎ミノカサゴの宮殿
大崎オオハマサンゴの根
名蔵湾萌えきゅん

屋良部崎コーナー

01 大物狙いのビッグポイント!

ブラックフィンバラクーダの群れ。1匹1匹が1mを超えるビッグサイズです

ずばり、大物狙いのポイントです。水深7mほどの海底にある巨大な岩は、自然のものなのですが人工的な雰囲気もあり遺跡を思わせます。その岩の周りを大きく回ると中層で見られるのが回遊魚。

迫力あるイソマグロ。大型の個体が何匹か集まり優雅に泳ぐ姿も見られます

イソマグロやブラックフィンバラクーダの群れ、ナンヨウカイワリなどが高確率で見られます。潮の流れの状況にもよりますが、1匹1匹が1mを超えるバラクーダの個体が集まると迫力満点ですよ。イソマグロやナンヨウカイワリも大型でダイナミックなダイビングが楽しめます。

岩場ではクマノミやハマクマノミがイソギンチャクに身を寄せています

人工的にも見える遺跡のような岩肌。地形が好きという方に潜ってほしいポイントです

大物以外にも魚影は濃く、クマザサハナムロなどのグルクンの仲間やアカモンガラが元気に泳ぎ回り、途中にある岩場ではノコギリダイが群れで固まっています。

POINT DATA

◉石垣港から>>約30分
◉水深>>5〜 30m
◉潮の流れ>>流れているので潮を見て潜る
◉おすすめシーズン>>11〜 5月

●「屋良部崎コーナー」をナビゲートしてくれたのは
内山俊樹(ウッチィー)さん 石垣島セルフィッシュ   Tel.0980-87-6313


兵庫県出身の大物好きイケメンガイド。陸上では気さくで雰囲気を和ませるキャラだが、水中では硬派、バッチリ大物を見せてくれる。「流れが強いポイントでも頼りになる!」とゲストからの信頼も厚い。

大崎ハナゴイリーフ

02 春はコブシメの繁殖行動をウォッチ

浅場は広い範囲にサンゴが広がる穏やかなポイントです。潮の流れはほとんどなく、リフレッシュダイビングや体験ダイビングでも楽しむことができます。
水深5mの海底に広がるユビエダハマサンゴの上ではキンギョハナダイやスズメダイの仲間が泳ぎ回っています。 2 〜 5月ごろ、このユビエダハマサンゴの周りでコブシメの繁殖行動が見られます。オス同士のケンカや交接、そして産卵。大型のコブシメの生態行動はぜひ見てほしいですね。

ヤマブキハゼ。共生エビとのツーショットを狙ってみましょう

サンゴの上を泳ぐハナゴイ。周りにはキンギョハナダイなどもいて賑やかです

岩の窪みをのぞくとアオギハゼが潜んでいます

雄と雌がくるくると回るコクテンサザナミハギの求愛行動

水深を落とすと白い砂地が広がっています。共生ハゼが多いので写真派はゆっくり楽しんでください。オドリハゼやヤマブキハゼも見られます。大きな岩の陰にはアオギハゼなどのベニハゼの仲間もたくさんいます。

POINT DATA

◉石垣港から>>約30分
◉水深>>5 〜 15m
◉潮の流れ>>ほとんどない
◉おすすめシーズン>>2月後半〜GWまで

●「大崎ハナゴイリーフ」をナビゲートしてくれたのは
中井涼(RYO)さん ぷしぃぬしま石垣店 Tel.0980-88-6363生まれは大阪、育ちは石垣島。ぷしぃぬしまの若手ホープだ。「マンタが特に好き」というが、コブシメの生態行動にも詳しく、取材対応もばっちり。ボート上では常に周りを見て機敏に動く気遣いで人気!

大崎タートルリーフ

03 フレンドリーなウミガメたちがお出迎え

ウミガメがまったく動かないので、岩だとカン違いしたのかウミヘビが近寄ってきました

ポイント名のとおり、いたるところでウミガメを見ることができるポイントです。とにかくウミガメが多いのですが、約10年前まではほとんど見ることができなかったと聞きました。数が増えたこともあるのでしょうが、今では逃げない個体も多く、かなり近くまで寄ることができます。

ダイバーの中では「サロンパス」なんて呼ばれる、スミレナガハナダイのオス

ヤイトヤッコ。左がオス。くっきりした縞模様が特徴です。右がメス。背中部分の黄色い模様がきれいです

ウミガメ以外もアイドルがいっぱい。ミゾレウミウシ。ウミウシも数多く潜んでいます

ドロップオフには色鮮やかな魚が多く、スミレナガハナダイやヤイトヤッコなどが居ついています。魚影も濃くタカサゴやユメウメイロの群れに囲まれることもしばしばです。ドロップオフの壁を降り切った砂地にはチンアナゴがびっしり。生き物好きにオススメしたいポイントです。

カクレクマノはどこでもアイドル

チンアナゴがびっしり。のび〜のび〜

POINT DATA

◉石垣港から>>約20分
◉水深>>7〜30m
◉潮の流れ>>ほとんどない
◉おすすめシーズン>>1年中

●「大崎タートルリーフ」をナビゲートしてくれたのは
森敬太(もりけー)さん MOSS DIVERS Tel.0980-87-5244東京都出身。ケラマ、パラオ、西表島と渡り歩いてガイディングの腕を磨き、石垣島に自分のお店を開いたオーナーガイド。2019年、待望の新艇『DREAM STAR 号』が就航、行動範囲がぐっと広まり、ときには波照間島まで遠征している。好きな食べ物はイチゴ。

大崎ミノカサゴの宮殿

04 カラフルなハナダイがお出迎え

このポイントの魅力の1つ、アカネハナゴイの群れ

浅場ではハナゴイが舞い、ドロップを深場へ降りていけば多彩な生き物に出会うことができるポイントです。

水深30m、存在感のあるヤナギのようなヤギ

ヤギに付くホソガラスハゼ

水深30m にはヤナギのような形の大きなヤギがそびえていて見ごたえじゅうぶん。かつて、このあたりにスカシテンジクダイが群れ、それを狙ってハナミノカサゴが集まっていたので「ミノカサゴ宮殿」というポイント名がつきましたが、スカシテンジクダイがいなくなったことで、ハナミノカサゴを集団で見ることはなくなりました。ヤギの近くではヤマブキスズメダイが賢明に産卵床を作り、照れ屋なのかすぐ引っ込んでしまうリングアイジョーフィッシュの姿も見られます。

フォトジェニックなビシャモンエビ

浅場で出会えたハナミノカサゴ

浅場に戻ればアカネハナゴイの大群、派手な色合のビシャモンエビ。かわいいイシガキカエルウオなどが待っています。ウミウシの種類も多く、見上げるとマンタやイソマグロが通ることもある楽しくて仕方ないポイントです。

POINT DATA

◉石垣港から>>約25分
◉水深>>3〜30m
◉潮の流れ>>ときどき流れる
◉おすすめシーズン>>通年

●「大崎ミノカサゴの宮殿」をナビゲートしてくれたのは
兼本光恵(みっちゃん)さん WAKE UP CALL  Tel.0980-82-4132


子供のころから野生動物が好きで、専門学校で海洋ビジネスを学びダイビングインストラクターに。スクーバ以外にもフリーダイビング、トライアスロン、スポーツアロマトレーナーとマルチ派。船内でおいしい食事を作ったり、なんでもこなすスーパーレディです!

大崎オオハマサンゴの根

05 アカククリのパフォーマンスに注目!

アカククリがオオハマサンゴの周りをゆったり泳いでいる

大崎エリアにあるオオハマサンゴのポイントです。最大の魅力は大型のオオハマサンゴとその周りやサンゴの傘の下にいるアカククリのコラボレーション! サンゴの外側を泳いでいる姿も絵になりますが、時間帯によっては、アカククリが入り込んだ傘の中に日が差し込む神秘的なシーンに出会えることもあります。

岩の窪みに潜んでいたオキナワベニハゼ

イソギンチャクエビのペア

レモンスズメダイ幼魚。正面顔がかわいい

安全停止中に見られるキンセンハゼ

おとぼけ顔のヒトスジギンポ

そんなワイドだけでなく、ゆったり探していくとマクロもおもしろいポイントです。オオハマサンゴの上部ではギンポの仲間が見られますし、サンゴの周りのイソギンチャクにはイソギンチャクエビのペアや小さくてかわいいクマノミが隠れています。浅場の岩肌を観察するとハゼやスズメダイの仲間も目に入ってきます。まれにマンタやイソマグロ、ウミガメが登場することもあるので、頭上もチェックしてくださいね。

POINT DATA

◉石垣港から>>約25分
◉水深>>5〜15m
◉潮の流れ>>ときどき流れる
◉おすすめシーズン>>1年中

●「大崎オオハマサンゴの根」をナビゲートしてくれたのは
広瀬晴夫(はるちゃん)さん ヒートハートクラブ Tel.0980-88-5593


千葉県出身。自分の好きな石垣の海をのんびり楽しんでほしいと、無理のないチーム編成とポイント選びで迎えてくれるガイドさん。そのスタイルが心地いいと、ゆったり好みのゲストたちが集まる。ブリーフィングでは緊張したゲストを和ませる話術が持ち味、水中でも大きめのリアクションで、安心させてくれる。

名蔵湾萌えきゅん

06 マクロの宝庫! モエギハゼにきゅんきゅんしよう

モエギハゼの幼魚。ヒレを開いたシーンは特に美しいです

ポイント名の通り、モエギハゼに萌キュンしてしまうポイントです。国内では八重山でしか見られないモエギハゼ。その数はトップクラスと言っても過言ではありません。水深は35mと深めになりますが、モエギハゼが確認できる他のポイントに比べれば水深は浅いほう。さらにまとまって数えきれないほどいるので、ヒレを開いた美しい姿を狙いやすいのもフォト派にはうれしいですね。 夏は全部が幼魚、冬場になると成長して成魚が見られます。

比較的見やすい場所にいたヒレナガヤッコ

イソギンチャクにいたのはニセアカホシカクレエビ

目元がキュートなインドカエルウオ

仲良く並んで泳ぐハナゴンべ

ほかにも、ツキノワイトヒキベラ、クジャクベラ、スミレナガハナダイ、ハナゴンべなどマクロ派ダイバーにはたまらない魚たちが多く生息しています。マクロだけではなく、浅場に戻ると枝サンゴが一面に群生していて、バリエーションも豊富です。ガレ場にはカエルウオの仲間がたくさん! ニセアカホシカクレエビやカクレクマノミもいて、最後まで楽しめます。

テンジクダイの仲間の幼魚がサンゴを覆い尽くします

POINT DATA

◉石垣港から>>約15分
◉水深>>8〜35m
◉潮の流れ>>ほとんどない
◉おすすめシーズン>>1年中

●「名蔵湾萌えきゅん」をナビゲートしてくれたのは
竹内友哉(たけちゃん)さん ダイビングサービスmegloop   Tel.0980-82-1353


北海道出身。得意ジャンルはカメラ派向けのファンダイビング・ガイド。生き物にも詳しく、撮影技術は自らもプロ級の腕前だ。さらに、船上で振る舞う手作りランチもプロ級!

「恋する石垣島」企画参加の17ショップはこちら

WAKE UP CALL
オーシャンブルー
ダイブハウスクローバー 
サーフダイブ
さうすぽいんと
DivingService SUNNY SUNNY 
SEA-TRIP DS 太造之店
石垣島シーフレンズ 
石垣島marine serviceSelFish 
マリンショップtaitai 
ダイブパラッパ
ビーチライフ石垣島
ヒートハートクラブ
ぷしぃぬしま石垣島店
megloop
ダイビングショップメビウス
ダイビングセンターMOSSDIVERS 

 

恋する石垣島 ダイビングポイントガイド〈01〉

恋する石垣島 ダイビングポイントガイド〈02〉

 

●〈04〉は、3月10日、公開予定です。

AUTHOR

Wati

DIVER ONLINE 編集部

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