インドネシア(Indonesia)のおすすめダイビングスポット一覧
インドネシアは世界最大の島嶼国家であり、約17,000以上の島々から成り立っています。美しい自然のみならず、約490に及ぶ民族が継承してきた多様な文化に触れることができる場所です。魚影の濃さから「第2のシパダン」と言われるマラトゥア、高い透明度と美しいサンゴを持つメナド、マクロダイブの聖地レンベ、複数の海域に挟まれた多彩な景観が楽しめるアンボン、マンボウやマンタ、レックと何でもそろう海バリ、世界遺産に認定されたインドネシアの国立公園コモド、森と海流の恵みが生み出す色とりどりの風景が広がるラジャアンパットなどダイビングスポットもバリエーションが豊か。インドネシア各島への行きかたやツアー、旅行前に知りたい基本情報などを紹介します。
INDEX
マラトゥア(Maratua)/サンガラキ
「第2のシパダン」の呼び声高い魚影の濃さ!
メナド(Manado)
圧倒的な透明度と美しいサンゴを持つ海
レンベ(Lembeh)
世界屈指のマクロポイント
アンボン(Ambon)
複数の海域に挟まれた多彩な景観
バリ(Bali)
マンボウ、マンタからマクロ、レックまでお任せ!
コモド(Komodo)
さすが世界遺産と言わしめる圧巻の海へ!
ラジャアンパット(Raja Ampat)
ダイバーの憧れ!豊かな自然と文化が花開く場所
インドネシアクルーズ(Indonesia Cruise)
世界中の海洋生物学者、水中写真家をうならせる海
その他アジア(フィリピン・タイ・台湾など)のダイビングスポット
マラトゥア(Maratua)/サンガラキ
「第2のシパダン」の呼び声高い魚影の濃さ!
あのシパダンへ行けなくなってしまった今、第2 のシパダンとしてダイバーを魅了しているのがマラトゥア。何十枚も群れるマンタ、圧巻のバラクーダトルネード。カカバン島にはジェリーフィッシュレイクがあり、他では味わえない神秘的な体験ができます。
ダイバー編集部のおすすめ3つ
1.「第2のシパダン」と言われるほどの魚影が濃い
2.マンタやバラクーダなど、圧巻の大物が登場
3.珍しいジェリーフィッシュレイクでスノーケリングもできる
行きかた
日本 | 各地空港(羽田・成田・大阪)発でシンガポールへ |
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シンガポール | 日本より約7時間 |
バリクパパン | 約2時間でバリクパパン空港着 |
ベラウ | 国内線乗り継ぎ約1時間でベラウ到着後、港まで車で約30分 |
マラトゥア | ボートで約3時間半でマラトゥア着 |
メナド(Manado)
圧倒的な透明度と美しいサンゴを持つ海
ブナケン島とスラウェシ島の間には数百m級のダイナミックなドロップオフがあり、そこに色とりどりのサンゴと、サンゴを棲家とする多種多様な生き物たちに会うことができます。
年間を通して海のコンディションもよく、天候がよければ透明度は30m 以上になることも。水温は平均28℃前後。
穏やかな海には、たくさんのダイビングポイントが点在しており、初心者から上級者まで幅広く楽しめます。
ロウニンアジやカスミアジをはじめとする群れ、ウミガメ、ボートからはイルカや 運がよければジュゴン、マンタといった大物まで、さまざまな生き物と出会える可能性を秘めた海です。
ダイバー編集部のおすすめ3つ
1.国立公園ならではのもりもりサンゴ
2.乾季に見られる圧倒的な透明度
3.日本人常駐のダイビングショップがあり安心
行きかた
日本 | 各地空港(羽田・成田・大阪)発でシンガポールへ |
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シンガポール | 日本より約7時間 |
メナド | 約3時間半でサム・ラトゥランギ国際空港到着後、車で25分 |
メナドで人気のダイビングポイント
レクアン1、2、3
レベル | 初級者~上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 5〜30m |
特徴 | ブナケン国立海洋公園でのダイビングで人気のポイントのひとつ。豪快なドロップオフに美しいサンゴが広がっています。ウォールにはカスミチョウチョウウオやアカモンガラの群れ、アオウミガメやタイマイがあちらこちらで見られます。ロウニンアジやイソマグロを見られることもあります |
フクイポイント
レベル | 初級者~上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 5〜30m |
特徴 | ブナケン国立海洋公園で唯一のスロープダイビングのフクイポイント。浅瀬には色鮮やかなサンゴが広がり、そこにはイエロースナッパーの群れもいてワイドに最適なシーンが広がります。見どころは、ツバメウオの群れや大きなシャコ貝、大きなテーブルサンゴやキャベツサンゴなど。このほか、カスミアジ、ロウニンアジ、イソマグロ、カンムリブダイを見かけることも |
チュラチュラ
レベル | 初級者~上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 5〜30m |
特徴 | チェラチェラは”ヒビ割れ”を意味します。太陽の光が差し込み、神秘的な景観が楽しめる地形ポイントです |
ボルン
レベル | 初級者~上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 5〜30m |
特徴 | メナド本島にあるこのポイントは、ミニレンベといっていい程マクロダイビングにうってつけの場所です。スロープダイビングで、透明度は年間平均20mとたいへん良く、白砂に色とりどりのカエルアンコウからカミソリウオ、ニシキフウライウオ、タツノオトシゴ、ウミテング、ハダカオコゼなど、おもしろい魚と次々に遭遇できるポイントです |
レンベ(Lembeh)
世界屈指のマクロポイント
世界でも1~2位を争うほどのマクロポイントが点在するレンベ。一般的に珍しいといわれる魚を日常的に観察できる海。
カエルアンコウのモシャモシャ版のようなヘアリーフロッグフィッシュ、何とも言えないユニークな姿をしたボロカサゴ、変幻自在なミミックオクトパスや、 水族館以外ではなかなか見られないバンガイカーディナルフィッシュ、写真映えするニシキテグリなど、 マクロ好きには堪らない生物を高確率で見ることができます。
レア生物を目当てに、世界中からカメラを持ったダイバーが集まるレンベ。ベテランやプロカメラマンも多いため ガイドのスキルも目を見張るものがあります。12~2月が雨季、3~10月が乾季ですが、マクロ狙いは通年楽しめ、じっくり写真を撮りたい方におすすめです。
関連記事●【動画】現地スタッフに聞くヘアリーフロッグフィッシュの生態と撮影術
関連記事●珍マクロの宝庫で魚にかみつく光るエイリアン!ボビットワーム遭遇記
ダイバー編集部のおすすめ3つ
1.世界中のダイバーがあこがれるマクロの宝庫
2.カメラ派にやさしいじっくりゆったりガイディング
3.日本人常駐のダイブショップもあり
行きかた
日本 | 各地空港(羽田・成田・大阪)発でシンガポールへ |
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シンガポール | 日本より約7時間 |
メナド | 約3時間半でサム・ラトゥランギ国際空港到着後、車で90分 |
レンべで人気のダイビングポイント
ビアンカ
レベル | 中級者~上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 5〜20m |
特徴 | ここではサンセットダイブでニシキテグリ・ダイビングができます。現在では海洋生物の保護のため、曜日ごとにサンセットダイブができるリゾートが決められています。その他に固有種のバンガイカーディナルフィッシュも生息しているなど、魅力いっぱいのポイントです |
パンタイパラギ
レベル | 初級者~上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 18〜25m |
特徴 | “Pantai”はビーチ、“Parigi”は良いという意味。ビーチ周辺のきれいな淡水にちなんで、PANTAI PARIGIと名付けられました。浅場は、白い砂泥の海底に生き生きとしたサンゴが一面に群生しています。白砂のゆるやかな傾斜の先に、海峡の特徴でもある黒砂のエリアが続きます |
ヌーディフォールズ
レベル | 中級者~上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 5〜25m |
特徴 | スロープとミニウォールがあるこのポイントは、昔ミニウォールにダイバーが来るたびにダイバーの吐いた息でウミウシ(ヌーディブランチ)が落ちていくことから名づけられるくらいウミウシが多いポイント。ウミウシだけでなく、カエルアンコウ、ピグミーシーホース、時にはポントヒピグミーシーホースやレンベシードラゴンも見られるかも |
エアプランジ
レベル | 初級者~上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 18〜25m |
特徴 | “Air” は水、“Prang”は戦いという意味。Air Prangは第二次世界大戦の際に日本人によって作られた船着き場が山の地下水によって浸食される様子にちなんで名づけられました。広大なポイントで、ゆるやかな砂地のスロープが二手に分かれる地形から成ります。ナイトダイビングでよく潜られていますが、日中のダイビングも十分楽しめます |
ジャヒル1,2
レベル | 初級者~上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 18〜30m |
特徴 | けた違いの豊富な生物相が楽しめるマックダイブのポイント。浅場から水深5mほどまではパッチリーフ、その先は水深28mほどまで落ち込む黒砂のスロープが続きます。係留ロープにつながるいくつかのコンクリートブロックとカイメンが群生するエリア沿いに面白い生物が多く生息しています |
アンボン(Ambon)
複数の海域に挟まれた多彩な景観
地勢が複雑な海域に位置するアンボン。目の前のアンボン湾はレアなマクロフィッシュ、外洋に出れば回遊魚はもちろん、洞窟や鍾乳洞が織りなす見事な地形ポイントもあります。まだダイビングサービスの数も少なく手付かずの自然が残っていますが、徐々にその名が知れ渡り世界各地からダイバーが増えています。
ダイバー編集部のおすすめ3つ
1.カサゴ、カエルアンコウ系のレア種がたくさん見られる
2.概要ポイントに出ればワイドも楽しめる
3.サービスの前がマクロ充実の海!
行きかた
日本 | 羽田空港発でジャカルタへ |
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ジャカルタ | 日本より約8時間 |
アンボン | 約7時間でパティムラ空港着 |
バリ(Bali)
マンボウ、マンタからマクロ、レックまでお任せ!
東京、大阪から直行便で約7時間。バリといえば女子旅やアジア屈指のビーチリゾートとして有名ですが、ダイビングの実力も確かなもの。
ヌサペニダのマンボウをはじめ、マンタやロウニンアジなど大物が充実しています。トランベンでは世界的にも珍しいビーチエントリーで潜れる全長約120mの沈船「リバティ号」があります。マクロ派は、北西部ムンジャンガンの「シークレットベイ」へ。オールマイティなダイビングを楽しめます。
関連記事●現地神ガイド直伝!バリ島・ムンジャンガンで遭遇できるレア種マクロ生物4選
ダイバー編集部のおすすめ3つ
1.大物からマクロ、レックまでバリエーション豊富
2.安くておいしい食事はバリならでは
3.アジア屈指のリゾート地で水中も観光も写真映えシーンがいっぱい
行きかた
日本 | 各地空港(羽田・成田・大阪)発でジャカルタへ |
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ジャカルタ | 日本より約8時間でングラ・ライ空港到着後、車で送迎 |
バリで人気のダイビングポイント
トランベン
レベル | 初級者~上級者 |
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エントリー | ビーチエントリー/ポイントにより3人乗りボート「ジュクン」 |
水深 | 10〜30m |
特徴 | 沈船リバティ号を見ることができることで有名なポイント。ドロップオフやスロープ、マックダイビングなども楽しめて、マクロ生物から大物まで多くの生物を観察できる、バリ島では1~2位を争う人気ポイントです |
アメッド
レベル | 初級者~上級者 |
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エントリー | ビーチエントリー/ポイントにより3人乗りボート「ジュクン」 |
水深 | 10〜30m |
特徴 | 静かな漁村でのんびりとダイビングができます。ハードコーラルやソフトコーラルがあり、そこに群れる魚は、マクロから大物まで観測できるポイント。漁礁のあるポイントもあり、多くの魚を見ることができます |
パダンバイ
レベル | 初級者~上級者 |
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エントリー | ビーチエントリー/ポイントにより3人乗りボート「ジュクン」 |
水深 | 10〜30m |
特徴 | 真っ白な砂地に多くのサンゴの根が点在し、その周りに多くのトロピカルでカラフルな魚が観察できます。小さな沈船のあるポイントや桟橋のポイントでは、マクロダイブを楽しむことができます。またブッダの石造が沈めてあるポイントもあり、さまざまな見どころがあります |
ムンジャンガン
レベル | 初級者~上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 10〜30m |
特徴 | バリ島の国立公園に指定されたエリアで、ワイドからマクロまで楽しむことができます。白い砂地のスロープにウォールダイビング、地形がオーバーハングしたポイントもあるなど、バラエティに富んだポイント。深度は若干深い場所には多くのチンアナゴが姿を現している光景は圧巻 |
ギリ・テペコン&ミンパン
レベル | 中級者~上級者 |
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エントリー | ビーチエントリー/ポイントにより3人乗りボート「ジュクン」を使用 |
水深 | 15〜30m |
特徴 | 潮の流れが速いことが多いため、大物が狙えるポイント。シーズンにはヌサペニダと同様にマンボウの遭遇率も高くなる傾向に。潮目の条件が合えば小さな洞窟も通り抜けることもできて、ウォールダイビングを楽しむこともできます |
SD
レベル | 中級者~上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 10〜30m |
特徴 | 見事なサンゴの群生を見ることができます。どこまでも続くエダサンゴ畑のドリフトダイビングは、ダイバーをうっとりさせてくれるほどきれいな光景が広がっています |
マンタポイント
レベル | 中級者~上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 15〜30m |
特徴 | 年間を通じて、マンタが見られます。お腹の黒いブラックマンタにも遭遇することもあります。ときには、十数枚のマンタが現れ、乱舞する姿は迫力の光景です |
ブルーコーナー&クリスタルベイ
レベル | 中級者~上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 15〜30m |
特徴 | 8~10月のシーズン中には3m級のマンボウがあらわれるポイントとして人気。お口をパクパクしているおとぼけ顔のマンボウは可愛い表情をしているので、そこを写真に撮ってもいいでしょう。ハタタテダイなどにクリーニングしてもらっている最中のマンボウは、静止していて、ダイバーが至近距離に近づいても気がつかないこともあります |
コモド(Komod)
さすが世界遺産と言わしめる圧巻の海へ!
今までクルーズ滞在で8日間以上の日程が必要だったコモド諸島。短期間でコモドに行けるリゾート滞在のツアーも誕生しています。クルーズ同様、コモドの海中を楽しめることはもちろん、コモドドラゴンに会いに行くことも可能です。
ダイバー編集部のおすすめ3つ
1.6日間から参加可能なデイトリップツアー
2.スピードボートで遠方ポイントへのダイビングも可能
3.大物、マクロ、サンゴ、何もかもがそろった贅沢な海
行きかた
日本 | 各地空港(羽田・成田・大阪)発でジャカルタへ |
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ジャカルタ | 日本より約8時間でデンパサール到着後、国内線乗り換え |
コモド | 国内線乗り継ぎコモド空港着 |
ラジャアンパット(Raja Ampat)
ダイバーの憧れ!豊かな自然と文化が花開く場所
料金重視のリゾートから、秘境とは思えないほど施設がしっかりしたリゾートまで、好みや日数にあったリゾートがあります。クルーズに乗船しなくても短期間でラジャアンパットの海を満喫できます。
ダイバー編集部のおすすめ3つ
1.6日間の日程でラジャアンパットに潜れるデイトリップツアー
2.好みにあったリゾートを選択可能
3.「今までで一番!」と言わしめる圧倒的な水中
行きかた
日本 | 各地空港(羽田・成田・大阪)発でジャカルタへ |
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ジャカルタ | 日本より約8時間 |
マカッサル | 国内線乗り継ぎ約2時間でソロンへ |
ラジャアンパット | ソロン空港到着後、港まで送迎(車で約10分)、ボートで約2時間半移動し、到着 |
インドネシアクルーズ
世界中の海洋生物学者、水中写真家をうならせる海
コモド諸島とラジャアンパットは、世界的に見ても特殊な環境を持つ希有な海。2つの海流がぶつかり合う海域に位置することから、固有種、希少種のオンパレード。世界を潜り歩く水中写真家にもファンは多いです。
ダイバー編集部のおすすめ3つ
1.クルーズならではの魅力的なポイントいいところどり
2.栄養豊富な海で魚影の濃さは抜群
3.写真映えする域際豊かなマクロ生物たちが揃っている
インドネシアの基本情報
国名 | インドネシア共和国 |
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首都 | ジャカルタ |
最寄りの空港 | マラトゥア:ベラウ空港 メナド、レンベ:サム・ドゥランギ空港 アンボン:パティムラ空港 バリ島:ングラ・ライ空港 コモド:コモド空港 ラジャアンパット:ソロン空港 |
言語 | インドネシア語(リゾートでは英語も通じる) |
時差 | ±0時間 |
電圧 | 240V/50Hz/Cタイプ |
通貨 | インドネシアルピア |
ビザ | 30日以内の観光目的で入国する場合はビザは不要 |