【動画】現地スタッフに聞くヘアリーフロッグフィッシュの生態と撮影術

カラフルな体色ともじゃもじゃヘアが特徴の、インドネシア・レンべに生息するというヘアリーフロッグフィッシュ。マクロ派ダイバーに一度は遭遇してほしいおもしろい生き物を、現地日本人スタッフに取材。スタッフの森本さんが目にした生態や、特徴を捉えられる上手な撮影術までを教えていただきました。ぜひ次の旅の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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INDEX

【動画あり】ヘアリーフロッグフィッシュの特徴とは?
レンべはどんな海?
おすすめマクロポイントと撮影術
レンべ・ダイビングツアーおすすめ情報
レンべはどこにある?行きかたは?
動画で撮影の予習レンべの生き物たち

現地ガイドが語るヘアリーフロッグフィッシュの特徴とは?

「ヘアリーフロッグフィッシュ」は、カエルアンコウの仲間で、しま模様の柄に茶色、黄色、ピンク色とさまざまなバリエーションの体色を持っています。その最大の特徴は、なんといっても体に生えている毛。
レンベリゾートの日本人現地ガイド森本智さんは、「彼らはレンベ特有の黒砂を好んで住み着く傾向がありますね。また、体色が黒砂に映えるため、マクロ生物の中でも探すのもそう難しくないのも特徴です」と語ります。
確かに広い砂地にポツンとたたずむ姿は、まるで海底に毛玉が落ちているかのように見えます。ゆっくり近寄って目を凝らしてみると、細い毛や太い毛、さらに短い毛も生えているのがわかるそうです。
「おとなしそうな見た目ですが、実は活動的な魚なんです。とくに食べ物を探しているときは、俊敏な動きが見られます。彼らは頭の疑似餌(エスカ)を使って、誘惑し釣りを始めますが、他のカエルアンコウの仲間と違い、イモムシのような疑似餌を使います。自分よりも小さな魚をパクっと捕食するんです」と教えてくれました。
ヘアリーフロッグフィッシュに出会った瞬間から、すっかり彼らの魅力に魅せられてしまったという森本さん。「レンベを訪れたら、ぜひともそのエスカを使った捕食シーンを狙って撮影してほしいです」と撮影についても教えてくれました。

小さい体で踏ん張っているような体勢がかわいい。よく見るとしま模様の体に短い毛と長い毛が

イモムシのような形のエスカと呼ばれる疑似餌を使って捕食タイム。タイミングを合わせて撮影したいシーン

無防備に大口を開けてあくびする姿。口の中までよく見えて、小さな体なのにこんなに口が開くなんて驚きです

インドネシア・レンべはどんな海?

ほかの海では珍種となる生き物もたくさん見られる、マクロダイビングの聖地と言われるほど、マクロ生物の宝庫の海。レンベは島と島に挟まれた海峡にあり、貿易風の影響を受けにくいことから1年中ダイビングできます。
季節によって見られる生き物に大きな変化はありませんが、水温が少し落ちる乾季(3 ~ 11月頃)はレア生物との遭遇率が高まる傾向にあります。

人気のマクロ生物撮影ポイントとダイビングスタイル

おすすめポイント:ジャヒール

ヘアリーフロッグフィッシュや多くの生き物が潜む黒砂スポット

水深5~ 28mまで黒砂の斜面が続いていて、豊富な生き物が潜む人気ポイントのひとつ。
レンベ特有の黒砂を好んで住みつくヘアリーフロッグフィッシュはこのポイントでよく見られます。見つけるための高度なテクニックはあまり必要ないので、水深10~20m辺りの砂地を観察してみましょう。
撮影のコツはゆっくりと近づき、ダイバーに慣れてもらうまで少し待機すること。じっと待ち、背景の一部に溶け込むことで、彼らは安心してその場所に留まってくれます。活発に動き出したらストレスを感じている証拠なので、撮影したくても追いかけないようにしましょう。

ダイビングスタイル

リゾートからボートで約10 分、1本潜ったらリゾートに戻るスタイル。リゾートでゆっくり休んでダイビングできます。

ヘアリーフロッグフィッシュが見つけやすいポイント

海底をたたずむヘアリーフロッグフィッシュが観察できます

おすすめポイント:アイル・バジョ

10種類以上のタコが生息するマックダイビングポイント

水深20m近くまで斜面が続いたあと、平らな黒砂が広がっているポイント。砂泥地をホバリングしながら、まるで宝探しのような気分でさまざまな生き物を見つけるマックダイビングが楽しめます。
レンベではタコが見られることでも有名です。ココナッツの殻や貝殻を使って隠れることから"ココナッツオクトパス"という別名をもつメジロダコや、擬態上手なワンダーパスオクトパス、ミミックオクトパスなどなどその数10種類以上が生息しています。色や模様もさまざまなタコが見られます。

ダイビングスタイル

3つのダイビングポイントがある広大なエリアで、ボートで約10 分のところにあります。1本ごとにリゾートに戻るダイビングスタイル。

ココナッツオクトパスという別名をもつメジロダコ

ワンダーパスオクトパスも観察できます

レンべのダイビングツアー知っておきたいおすすめ情報

移動時間が短く1ダイブごとにリゾートへ

レンベではボートダイビングとなるが、ポイントまでの移動はいずれも5~ 20分程度の距離。1ダイブごとにリゾートに戻ってくるので、水面休息や長時間の移動で船酔いが気になるかたも安心。
リゾート内のレストランでゆっくりとランチ休憩をすることもできるダイビングスタイルが人気なのです。

船内のようす

乗船時間が短く船酔いが気になる人も安心

広びろとした充実のカメラ専用ルーム

レンベリゾート自慢のカメラルームは1 台ずつ仕切られたスペースで、他のカメラと接触することもなく、セッティングまで快適に行え、誰もが利用できる電源プラグも完備されています。
また、フォトセンターではビギナーにもうれしいカメラのレンタルも可能です。

ひろびろとしたカメラルーム

カメラ派ダイバーにはうれしい環境

レンべはどこにある?行きかたは?

インドネシア・スラウェシ島北東海岸沿いに浮かぶレンべ島。
日本からはジャカルタやシンガポールへ航路で向かい1泊。翌日インドネシア・メナドのサム・ラトゥランギ国際空港へ到着。
空港からは車で移動90分、ボートで10分でレンべリゾートに到着します。

動画で撮影の予習をしようレンべの海の生き物たち

ヘアリーフロッグフィッシュの捕食シーンをはじめとする、さまざまな生き物たちの暮らしぶりが見られます。
上手に撮影するためにも、ぜひ事前に被写体の動きを確認して、タイミングや構図など事前に考えてベストシーンを捉えましょう。

教えてくれたのは●レンべリゾート森本智さん
レンベリゾートに常駐する日本人スタッフ。併設のダイブセンターでは、海洋生物学者のDimpy Jacobsさんをはじめ、生き物に精通するガイドが今まで見たことのない神秘的なマクロの世界を案内してくれる
https://www.divenavi.com/manado/resort/lembeh_resort.html

写真:レンべリゾート

AUTHOR

Amano

DIVER ONLINE 編集部

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