フィリピン(Philippines)のおすすめダイビングスポット一覧

大小合わせて7000以上もの島から成るフィリピンは、栄養分を豊富に含んでおり、世界で最も多くの魚種が棲息するエリアの1つと言われています。ライセンス(Cカード)を取ったばかりのビギナーからベテランまで誰でも楽しめるセブ島、マクロの宝庫として知られるリロアン、ニタリザメとの高い遭遇率で知られるマラパスクア、沈船(レック)&ジュゴンに出会えるコロンのほか、モアルボアル、ボホール、バリカサグ、アニラオ、ボラカイなど、ダイビングスポットもバリエーションが豊か。フィリピンへの行きかたやツアー、旅行前に知りたい基本情報などを紹介します。

INDEX

セブ・マクタン島(Cebu Mactan)
ビギナーからベテランまで、誰でも楽しめる
モアルボアル(Moalboal)
巨大イワシ雲までたった1分!?
リロアン(Liloan)
リゾート前はマクロ生物の宝庫。ジンベエにも会える!
ボホール(Bohol)
お約束のギンガメアジトルネード!
バリカサグ(Balicasag)
大人気ポイントまでボートで5分!島ステイで楽々ダイビング
アニラオ(Anilao)
プロカメラマンも絶賛! レア種続出のマクロ天国
マラパスクア(Malapascua)
遭遇率は80%! ニタリに会える奇跡の海
ボラカイ(Boracay)
ビーチリゾートを満喫!
コロン(Coron)
世界有数のレックポイント。ジュゴンにも会える!

その他アジア(タイ・インドネシア・台湾など)のダイビングスポット

セブ・マクタン島(Cebu Mactan)

ビギナーからベテランまで、誰でも楽しめる

東京、大阪、名古屋から直行便が飛ぶ随一のリゾート地セブ。中でもマクタンは空港から近くて便利! しかもポイントはボートで5~30分以内に点在するので、初心者や船酔いが心配な人も無理なく楽しめます。ドロップオフには魚が集まりやすいので魚群や大物など、思いもよらない出会いがあるかも! 一方、中上級者からは“マクロ王国”と称されるポイントでもあるマクタン。日経ショップが負数あるので、自分のスタイルに合わせたショップ選びができます。

ダイバー編集部のおすすめ

1.講習や体験ダイビングにピッタリの穏やかな海
2.日経ショップの数が豊富で選びの幅が広い!
3.至れり尽くせりサポートの「殿様・姫様ダイビング」

行きかた

日本 各地空港(羽田・成田・大阪・名古屋・福岡)発
(マニラ) 経由便の場合はマニラ乗り継ぎ(日本から約4時間)
セブ 日本から約4時間/マニラから約1時間でセブ空港着

モアルボアル(Moalboal)

巨大イワシ雲までたった1分!?

セブ空港から車で約3時間、モアルボアルは古くから欧米人ダイバーに愛されてきた町で、日本人にとってはまだまだ穴場。町は徒歩圏内に宿やレストラン、ショップがコンパクトにまとまっていて居心地いい。年間を通してギンガメアジの群れやアオウミガメに出会えるペスカドール島、浅瀬のサンゴが美しい「トンゴサンクチュアリ」などボートで30分圏内に見どころが集まっています。その中でも名物といえばビーチの目の前のドロップオフで見られる“イワシ雲”!  視界全体を覆うほどのイワシの大群が巨大な生物のように移動する様は圧巻です。

ダイバー編集部のおすすめ3つ

1.目の前のポイントで巨大イワシ雲に遭遇!
2.ボートで30分圏内にバラエティ豊かなポイントが揃う
3.町はコンパクトでのんびりとした雰囲気

行きかた

日本 各地空港(羽田・成田・大阪・名古屋・福岡)発
(マニラ) 経由便の場合はマニラ乗り継ぎ(日本から約4時間)
モアルボアル 日本より約4時間30分/マニラより約1時間でセブ空港到着後、車で約4時間

モアルボアルで人気のダイビングポイント

ぺスカドール島

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート(ドリフト)
水深 ~30m
特徴 4つの穴の空いたケーブがあり、水深30mから見上げるときれいです。また、魚影の濃いポイントで向こうが見えなくなる位のスズメダイやハナダイを通年見ることができます。

サーディンポイント

レベル 中級者〜上級者
エントリー ビーチ・ボート
水深 ~20m
特徴 有名なイワシ(ミズン)の群れが見られるポイントで、ビーチエントリーも可能です。ミズンの群れを狙ったコガネアジの群れ、オニヒラアジ、ニジョウサバなども見られます。時にはジンベエザメが現れることも。

リロアン(Liloan)

リゾート前はマクロ生物の宝庫。ジンベエにも会える!

空港から車で4時間ほどの所にあるセブ島南端の村リロアン。静かで素朴な村の目の前には、マクロ生物豊富な海が広がり、少し足をのばせば、ジンベエザメで有名なオスロブがあります。また、巨大なクマノミ城があるスミロン島や、ギンガメアジの大群とロウニンアジなどの大物が見られるアポ島など、トップクラスの海へもアプローチ可能。3泊4日の短い日程でも6本たっぷり潜れるので、いろいろなポイントをたくさん潜りたい方にはもってこい!のエリアです。

ダイバー編集部のおすすめ

1.リゾート前はフォトは必見のマクロ天国
2.オスロブやアポ島など人気のポイントへ好アクセス
3.都会の喧騒を忘れさせてくれる静かなリゾート

行きかた

日本 各地空港(羽田・成田・大阪・名古屋・福岡)発
(マニラ) 経由便の場合はマニラ乗り継ぎ(日本から約4時間)
リロアン 日本より約4時間/マニラより約1時間でセブ空港到着後、車で約4時間

ボホール(Bohol)

お約束のギンガメアジトルネード!

ボホール島に隣接しているパングラオ島の周囲は潮通しが良く、ギンガメアジやバラクーダが見られる場所として知られています。フィリピンで人気のバリカサグは、ボホールからの遠征ポイントとして有名で、色鮮やかなサンゴにハナダイなどが群れる様子はおさかなパラダイス。陸上はのんびりした雰囲気ながらショッピングやレストラン、スーパーなどは揃っているのでアフターダイブも充分楽しむことができます。世界最小のサル「ターシャ」や小さな小山が連なる「チョコレートヒル」などの観光名所もボホール島に訪れた際には是非見ておきたいところです。

ダイバー編集部のおすすめ

1.ギンガメアジの群れと高確率で遭遇できる!
2.日経ショップが充実しているので安心
3.世界最小のサル「ターシャ」など陸上も見どころ満載

行きかた

日本 各地空港(羽田・成田・大阪・名古屋・福岡)発
マニラ 日本から約4時間でマニラ空港着
ボホール 国内線乗り継ぎで約1時間、タグビララン空港到着後、車で約30分

ボホールで人気のダイビングポイント

パングラオ島・北

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~18m
特徴 カニハゼやマンジュウイシモチなど、マクロが中心です。砂地、スロープ、ドロップオフなとポイントごとの違いもあるので、初心者からカメラ派までじゅうぶんに楽しめます。

カビラオ島

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~18m
特徴 ボホールエリアでも最大のサンゴが見られるカビラオ島。ピンクスクワットロブスターやニチリンダテハゼなどのマクロ生物から、アオウミガメとの遭遇もじゅうぶん期待できるフィリピンらしい海です。

バリカサグ島

レベル 初級者〜上級者
※要事前予約
エントリー ボート
水深 ~18m
特徴 1日300ダイブと制限されており、事前予約が必要となっています(人数は150人に制限・Cカードのコピーが必須)。
ボホールでいちばんメジャー魚影の濃いポイントです。ギンガメアジの大群を目指しつつ、カラフルなハナダイなども楽しめます。

バリカサグ(Balicasag)

大人気ポイントまでボートで5分!島ステイで楽々ダイビング

フィリピンで最も人気が高いダイビングエリアであるバリカサグは、現在、入島制限が設けられ、事前予約制となっています。バリカサグ島内唯一の宿泊施設である〈バリカサグアイランドリゾート〉に滞在すれば、入島制限に関係なく1日最大4ダイブが可能です。この島は1周歩いて40分ほど。ぐるりと囲むハウスリーフのすぐ先はすとんと水深200mまで落ちるドロップオフになっています。島内のリゾートに宿泊する最大のメリットは、目の前にあるバリカサグのポイントに滞在中、毎日潜れてしまうこと。さらにバリカサグでナイトダイブができるのは同エリアにあるダイブショップ約60軒の中でここだけの特権! まさにダイバーにとって夢のようなリゾートです。

ダイバー編集部のおすすめ

1.入島制限に縛られず、1日最大4ダイブOK!
2.リゾート前のポイントでダイビング三昧
3.のどかな雰囲気の島でゆったりした時間を過ごせる

行きかた

日本 各地空港(羽田・成田・大阪・名古屋・福岡)発
マニラ 日本から約4時間でマニラ空港着
ボホール 国内線乗り継ぎで約1時間、タグビララン空港着〈/td>
バリカサグ 空港からアロナまたはパングラオビーチへ送迎、ボートでバリカサグ島へ

アニラオ(Anilao)

プロカメラマンも絶賛! レア種続出のマクロ天国

マニラから陸路を南へ約2 時間半。ダイビングエリアとしては、セブよりも歴史があるアニラオ。レアなマクロ生物が多数出現する海として人気の場所です。元気なソフトコーラル、すくすくと育ったエダサンゴの群生、 何が出るかわからない宝探しのような砂地エリアなど、何度潜っても飽きない環境が揃っています。なかなか見ることができない生き物も多く、フォト派ダイバーには絶対おすすめ。ポイントまで5~20分と非常に近いのもうれしい。

ダイバー編集部のおすすめ

1.フィリピン屈指のレアものの宝庫
2.海峡が穏やかでじっくり被写体と向き合える
3.ダイブショップ併設の宿からポイントまで15分圏内

行きかた

日本 各地空港(羽田・成田・大阪・名古屋・福岡)発
アニラオ 日本から約4時間でマニラ空港着後、車で約3時間

アニラオで人気のダイビングポイント

キルビスロック

レベル 初級者〜中級者
エントリー ボート
水深 5~40m
特徴 アニラオ随一のウォールポイントで、ワイド・マクロともに充実しています。

ソンブレロ

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 2~25m
特徴 アニラオの中でもサンゴとハナダイに長けているポイントです。水深18mまでの間に、7種類ものハナダイが群れていて、にぎやかです。

カテドラル

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 5~25m
特徴 リゾートからボートで約5分と比較的近め。魚影が濃く、サンゴが美しいポイントですが、夕方ごろには回遊魚系もちらほら見られます。

ダリラウト

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~30m
特徴 15×25mほどの大きな鉄枠が沈むポイントです。流れもなく穏やかな環境で、レアなマクロ生物が安定して見られます。

シークレットベイ

レベル 初級者〜上級者
エントリー ビーチ・ボート
水深 3~25m
特徴 定番ともいえる砂地のマクロポイントです。

ハイディーポイント

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~30m
特徴 数年前から潜り始めた、比較的新しいポイントです。ハゼやウミウシなど1~20㎜程度のレア生物の宝庫です!

マラパスクア(Malapascua)

遭遇率は80%! ニタリに会える奇跡の海

セブ島の北に浮かぶ1周20kmの観光客もまばらな小さな島がマラパスクア。 ここの目玉はなんといっても、幻のサメとの呼び声高いニタリザメ。マラパスクア島ほど高確率でニタリザメを狙える場所は数少ないといわれています。ニタリザメ以外にも通り抜けできるケーブがあるガト島や、きれいな砂地とドロップオフがあるカランガマン島などラインナップは豊富なエリア。カランガマン島はダイビング後に上陸してBBQランチを食べたり、絵葉書のように美しいビーチで遊んだりすることもできます。

ダイバー編集部のおすすめ

1.ニタリザメとの遭遇率は驚異の約80%
2.欧米人ダイバーが多く、島内は静かで落ち着いた雰囲気
3.晴れた日の星空は必見

行きかた

日本 各地空港(羽田・成田・大阪・名古屋・福岡)発
セブ 日本から約4時間でセブ空港着
マラパスクア 車で約4時間&ボートで約30分でマラパスクア島着

マラパスクアで人気のダイビングポイント

モナドショール

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 15~30m
特徴 世界的にも珍しい、ニタリ(オナガザメ)を高確率で見ることができるポイントです。隠れ根のポイントでエントリー後、一気に水深約15mのところにある棚のトップまで潜降します。そこからゆっくりと棚下まで降りて行き、水深25m~30mのところにあるウェイティングポイントでニタリを待ちます。クリーニングステーションになっているので、ニタリが優雅に近づき、何回も旋回してきます。早朝ダイビングとなるので、出発時にはきれいな星空や朝焼けも堪能でき、時期によっては南十字星も見られます。

ガトゥ島

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~20m
特徴 小さな島の海中は、島を横断できるケーブがあり、ハタンポの群れ、時にホワイトチップを見ることができます。ケーブの外の岩肌には、色とりどりのソフトコーラルが見られ、ウミウシやカエルアンコウ、タツノオトシゴなどのマクロ系も楽しめます。

ボラカイ(Boracay)

ビーチリゾートを満喫!

世界のベストアイランドやベストビーチに何回もランクインしているボラカイ島。 誰もが称賛する極上のホワイトビーチは、ダイバーよりもビーチリゾーターに注目が集まり 「のんびり穏やかな海岸を楽しむ場所」としていち早く有名になりました。体験ダイビングや講習向きのポイントがクローズアップされ「流れがなく面白みに欠ける」というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、ファンダイビングで見せるボラカイ島はまったく違った顔を持ち合わせています。 中上級者向けのポイントではロウニンアジ、マダラトビエイ、 イソマグロが出現。ピグミーシーホースなどのレアマクロも出現します。 景観のバリエーションも豊かで見どころ満載なエリアです。

ダイバー編集部のおすすめ

1.世界のベストビーチにランクインする極上のホワイトビーチ
2.スタイルに合わせたリゾートステイが可能
3.沈船ポイントなど、どこもボートで5~15分程度

行きかた

日本 各地空港(羽田・成田・大阪・名古屋・福岡)発
マニラ 日本から約4時間でマニラ空港着
カティクラン 国内線乗り継ぎカティクラン空港到着後、港へ車で約10分
ボラカイ 港からバンカーボートで15~20分でボラカイ島着

コロン(Coron)

世界有数のレックポイント。ジュゴンにも会える!

マニラから国内線で約1 時間。フィリピン中でも“ 最後の秘境”と呼ばれているのが北パラワンの島々。その中の1つコロン島は、第2次世界大戦時の旧日本軍の沈船が数多く沈む世界的に有名なレックポイントです。波や潮の影響を受けにくい内湾のため、原型をとどめた船が多く残っています。また、ここはジュゴンの生息域としても知られており、ジュゴンをひと目見るために欧米からもダイバーが訪れます。その他、温泉湖ダイブなどいっぷう変わったダイビングも楽しめるエリアです。

ダイバー編集部のおすすめ

1.状態のいい沈船が多数ある(ベネトレーション可)
2.ジュゴンとの遭遇率が高い
3.遠征ポイントのアポリーフもオススメ

 

コロンで人気のダイビングポイント

ジュゴンウォッチング

レベル 初級~
エントリー ボート
水深 2~18m
特徴 湾内に暮らすジュゴンは30個体を超え、遭遇率は80%を誇ります。水深が浅く、初心者でも安心して潜ることができます

行きかた

日本 各地空港(羽田・成田・大阪・名古屋・福岡)発
マニラ/セブ 日本から約4時間でマニラ/セブ空港着
コロン マニラ空港より約1時間15分/セブ空港より約1時間30分でコロン島着

フィリピンの基本情報

国名 フィリピン共和国
首都 メトロ・マニラ
最寄りの空港 マクタン、モアルボアル、リロアン、オスロブ、マラバスクア:マクタン空港(セブ)
ボホール、バリカサグ:タグビララン空港
アニラオ、プエルトガレラ、ドゥマゲッティ・ダーウィン、エルニド、コロン、ロンブロン:ニノイ・アキノ空港(マニラ)
ボラカイ:カティクラン空港
ブスアンガ、ディマクヤ:フランシスコ B レイズ空港
言語 英語/フィリピン語
時差 -1時間
電圧 220V/60Hz/A・B3/Cタイプ
通貨 フィリピン・ペソ
紙幣は1000、500、200、100、50、20、10、5フィリピン・ペソの8種類。
コインは10、5、1フィリピン・ペソ、25、10、5センタボの6種類
ビザ 21日以内の観光目的ならビザは不要。帰りの航空券を提示する。
*15歳未満の子どもの単独入国は不可
補足 飲酒・喫煙は法的には18歳でOK。ミンダナオ島ダバオ市、マニラ・マカティ市では 公共のスペースや施設内での喫煙が禁止されている

AUTHOR

Amano

DIVER ONLINE 編集部

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