INDEX
マラトゥアはどこにある?
マラトゥアってどんなところ?
マラトゥアへの行きかた
マラトゥアのダイビング情報
サンガラキのダイビング情報
カカバン島のダイビング情報
居心地抜群のマラトゥアパラダイスリゾート
マラトゥア基本情報
マラトゥアのツアー
マラトゥアはどこにある?
マラトゥアは、インドネシア・東カリマンタン(ボルネオ島のインドネシア領)の東に浮かんでいて、馬の蹄のような形をしています。シパダンとの距離は約200㎞。あのシパダンの海を求めて、マラトゥアを訪れるダイバーも多いのだとか。また、島には5つの村があり約3,000人が暮らしていて、ダイビングツアーで訪れるリゾートは、町から離れた海沿いに建っています。
マラトゥアってどんなところ?
一部のダイバーの間で話題のインドネシアのマラトゥア島。話題となっている理由は、シパダンやパラオをも超える迫力満点の大物や魚影が見られること。かつて大物王国として知られていたマレーシアのシパダンは現在、安全上の問題で外務省から「渡航中止勧告」が出されており、訪れるのは難しくなっています。
そんなシパダンから約200㎞南の海上に位置しているため、ポテンシャルの高さは折り紙つき。数千を超えるバラクーダの群れやニタリ、マンタ、ジンベエザメなどの大物と出会える驚異の海域です。
さらに、滞在中はマラトゥア島だけでなく、近隣のサンガラキとカカバンでも潜ることができ、マンタを狙ったり、ジェリーフィッシュレイクで幻想的な体験までも味わえます。
ワイドが好き!大物が好き!ドリフトが好き!なダイバーにとって一度は訪れたい秘境こそ、マラトゥア島なのです。
マラトゥアへの行きかた
移動の様子は、わかりやすく時系列でご紹介します。
羽田空港からジャカルタへ
羽田からジャカルタヘは、ガルーダインドネシア航空で向かいます。この旅のいいところは最後のベラウ空港まですべてガルーダインドネシア航空で行けること。
さらに同航空会社はダイビング器材の預け入れ荷物が無料なのがとてもうれしいところ。もちろん映画や音楽などのサービスも充実しています。
羽田空港を午前11:45に出発して、17:30ジャカルタ空港に到着しました。7時間ほどのフライトです。
旅っぽさが広がらず申し訳ないのですが、僕の特技はどこでも寝られること。この日も離陸後すぐに寝ました。
10時間超えるフライトのときにはさすがに起きてしまうので、機内サービスの映画を見たり、見たい映画をスマホに落としたりして見ることもあります。
ジャカルタ空港に到着
空港で荷物をピックアップしてホテル「スイスベル・イン」に向かいます。両替も空港内にあります。
ホテルは空港から車で20分くらいの場所にあり、清潔できれい。日本の一般的なビジネスホテルより少し広い印象です。
夕食はホテル内でインドネシア料理のビュッフェをいただき、翌朝は4:50の早朝便だったのですぐに寝ます。マラトゥアの旅を最大限に楽しむために、ここでよく睡眠をとっておくのが大事なポイントです。
ホテルからジャカルタ空港、バリクパパン空港へ
早朝4:55の便だったので、3:00にはホテルをチェックアウトして、ジャカルタ空港に到着しました。早朝ということもあって、ホテルでは事前に朝ごはんを予約すると朝食を持たせてくれます。
小さな飛行機に乗り込んで朝食をいただくと、また眠気が……。ジャカルタから約3時間、バリクパパン空港には8:05に到着しました。
バリクパパン空港で乗り換えベラウ空港
バリクパパン空港は那覇空港ほどの大きさなんですが、乗り換えには1時間もないので急ぎます。
人間の乗り換えはなんとか間に合いましたが、ごくまれに海外の航空会社では預け入れ荷物が載りきらないことがあり、遅れてリゾートやクルーズに荷物が届くというケースもあるので、そっちの方が少し気になります。
ベラウ空港に到着、船着き場に
着陸前に窓の外を眺めると、眼下にインドネシアの熱帯雨林の森が広がっていました。
心配していた預け入れの荷物はすべてちゃんとあったので、ピックアップして送迎車に。送迎車はホテルが用意してくれていて、車で10分くらいの船着き場まで行って、そこから海に出てマラトゥアパラダイスリゾートに向かいます。
船着き場に近づくと、モスクや商店がありちょっとにぎわってきます。ボートが何艘かあって、地元の人からは日常的な移動手段として利用されている様子でした。
川の周囲は森がたくさんあって、そこにはメガネザルが生息しているんだ、と乗り合わせた方が教えてくれました。
リゾートに到着するとすぐに潜りに行きます。
マラトゥアのダイビング情報
「チャネル」がもたらす驚異の出会い
マラトゥア島は、馬蹄形をした環礁の島。外洋と環礁の内側を結ぶ「チャネル(水路)」には、強い潮の流れが生まれ、そこに多くの生き物たちが集まります。この「チャネル」こそが、マラトゥア・ダイビングの真骨頂!エキサイティングでグレートな体験を約束してくれます。
よりワイルドなシーンを狙うなら、潮の流れが強くなる大潮に近いタイミングを狙いたいもの。グレイリーフシャークやホワイトチップリーフシャークといったサメたちが目の前を行き交い、ギンガメアジやマダラタルミといった魚が群れ、さらにはナポレオンフィッシュが乱舞します。
そして、いちばんの目玉は、数千にもなるバラクーダの群れです。
激流の中、ドロップオフの棚上で待つ
ここ「チャネル」には、いくつかの決まりがあります。表層は、かなり流れが強いため、ボートからエントリーしたらすぐにフリー潜降。水面で待っているとたちまち流されてしまうので、カメラも持ったままエントリーします。
カレントフック必須のメインポイント
メインとなるのは、水深25mほどのチャネルの入り口にあたるドロップオフの棚上。流れが複雑に交わることも多いので、必ずカレントフックを持参しましょう。
ときには、レギュレータが飛ばされてしまいそうなほどの流れになることもあります。無理して泳いでエアを消費するのではなく、カレントフックに身を任せ、サメや魚群、主役となるバラクーダの群れを狙いましょう。
バリエーション豊富なダイビングメニューが魅力
バラクーダのインパクトが強すぎることから、「マラトゥア=バラクーダ」というイメージ
が先行している印象がありますが、マラトゥアには他にもスペシャルがある。リゾートの目と鼻の先、ボートで数分のところにニタリを高確率で観察できるポイントがあったり、漁師小屋に集まるジンベエザメを見ることもできる。
また、遠征ポイントであるサンガラキ島でマンタを狙い、カカバン島ではジェリーフィッシュレイクで幻想体験。多彩な楽しみが待っているのもうれしい。
マラトゥアのポイント情報
フリセアポイント
チェックダイブでも使われるポイント。ここに限らず、島沿いのポイントでは高確率でウミガメに出会います。
グソンパル
ワイドが注目されがちなマラトゥアですが、実はマクロも充実しています。ここでは、「1ピグミー1ゲスト」とガイドが豪語するほど、ピグミーシ―ホースがよく見られます。
キャベツコーラル
ポイント名のとおり、キャベツコーラルの群生が見られるポイントです。取材時には、行内保育中のジョーフィッシュがいました。他にも、チンアナゴやハゼが多く見られます。
ミッドリーフ
リゾートから目と鼻の先のミッドリーフ。高確率でニタリを観察でき、その遭遇率は80%!一度に複数のニタリと出会えることもあるとか。
また、サンガラキ島のウミガメ保護施設の影響からか、ウミガメとの遭遇率も非常に高いポイントです。
サンガラキ島のダイビング情報
リゾートからボートで約45分。サンガラキ島は、ウミガメの保護に力を入れており、産み付けられた卵を専用の施設内に移動してふ化させ、海に放流しています。
施設内では、子ガメたちとの対面も可能です。その愛くるしい表情に心奪われること間違いなし。
マンタの群れで有名ですが、ここのマンタは季節に左右されやすいのです。マンタ狙いなら、日本が冬の時期に行くのがベストシーズンとされています。
カカバン島のダイビング情報
リゾートからボートで約20分の場所にあるカカバン島。この島の中央部分は広大な塩水湖になっていて、クラゲが多く生息すること形「ジェリーフィッシュレイク」と呼ばれています。
また、マラトゥア島ほどではりませんが、バラクーダやギンガメアジがいるコーナーや、ニタリが見られるポイントもあり、ポテンシャルは高め。浅場のサンゴに群れるハナダイも美しく、一見の価値があることでしょう。
居心地抜群のマラトゥアパラダイスリゾート
このエリアで最も老舗のリゾートで、もともとシパダンでリゾートを展開していたオーナーがこの地に施設を建てたとのこと。
施設には、ビーチ上の「ビーチシャレー」が10棟、水上の「ウォーターバンガロー」12棟の全22ゲストルームのほか、レストランやダイブセンターも併設されています。
陸側の「ビーチシャレー」は広々として静かで快適に過ごせます。木に囲まれているので、朝の時間の木漏れ日がきれい。朝食が用意されている水上レストランまで行くのに、朝の干潮時には砂浜が現れ、そこにはアオウミガメをたくさん見ました。
「ウォーターバンガロー」は観音開きの扉を開けると目の前に海が広がり開放感があり、絶好のロケーションが旅気分を盛り上げてくれますね。ダイビングセンターにも近く、美しい夕日を眺めることもできます。
海の上にあるレストランの食事はすべてビュッフェスタイル。インドネシア料理ですが、辛さは控えめでおいしいです。
多くのダイブサイトがリゾートのすぐそばにあり、移動は楽ちん。また、ハウスリーフでは無制限ダイブ(到着日、ダイビング最終日を除く、朝食後~日没まで)も可能な、ダイビング・ファーストのリゾートです。
マラトゥア基本情報
Wi-Fi
レストランのみ、フリーWi-Fiがありますが、速度は遅く、つながらない可能性もあります。
時差
日本との時差は―1時間。時差ぼけの心配もありません。
チップ
基本的にチップの習慣はありません。
ベストシーズン
雨期は11 〜4月、乾季は5 〜10月。マンタを狙うなら雨期、とくに1 〜3月ですが、この時期の透明度は落ちます。ニタリの遭遇率が上がるのは乾期の7 〜11月ごろ。サプライズで、ハンマーヘッドシャークやマンボウが見られる可能性もあります。
マラトゥアのダイビングスタイル
マラトゥア島をはじめ近隣の島では、スピードボートを使ったボートダイビングが主流です。地形は、基本的にはドロップオフでドリフトが中心です。先行ロープはなく、フリー潜降のスキルが必要です。
ダイビングガイドはインドネシア人なので、日本語は通じません。ブリーフィングは英語で行われます。
アフターダイビング
マラトゥア島とカカバン島の間の海峡では、ドルフィンウォッチングが楽しめます。リゾートでの申し込みが可能です。