![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/10/web_ishigaki17_topDSC_5939-1600x1000.jpg)
「恋する石垣島」は、雑誌DIVERに、2019年5月号、7月号、9月号、11月号、2020年1月号、5月号、7月号、11月号に掲載された人気連載企画です。
POINT INDEX
皇帝の椅子
底地よっしー秘密の根
米原オオハマサンゴの根
崎枝コーラルパラダイス
崎枝迷路
崎枝ビッグアーチ
皇帝の椅子
01 ダイナミックな根で、ピグミーシーホースに遭遇
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/11/kotei_01_01_DSC_0014-750x501.jpg)
ピンクのピグミーシーホース
透明度のいい海に塔のようにそびえ立つ大きな根があるダイナミックなポイントです。根のトップは20m、下は50m近いため中級者以上向きです。根の周りを見渡せばたくさんのカスミチョウチョウウオが泳ぎ回っています。
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/11/fc2c671aa8a7ac8701cbc322fc85c38a-750x501.jpg)
黄色っぽいピグミーシーホースもいます
ここの一番の目玉の生き物は、水深30m 台のウミウチワについているピグミーシーホース。スタンダードなピンク色の個体と、別のウチワに少し黄色みが強い個体がいます。
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/11/kotei_03_02_DSC_0075-750x252.jpg)
スミレナガハナダイ(左)とタテジマヤッコ(右)
根の周りでは婚姻色がきれいなスミレナガハナダイやタテジマヤッコが自分の縄張り近くをウロウロしています。
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/11/kotei_04_06_G_DSC_7470-750x500.jpg)
俯瞰でみる皇帝の椅子です
取材時には、エグジット間際にはコバンザメが寄ってきました。平均水深は深いですがそれだけ見られる生き物が豊富です。
POINT DATA
◉石垣港から>>約40分
◉水深>>20 〜 38m
◉潮の流れ>>流れるので潮を見て潜る
◉おすすめシーズン>>7 〜 9月
●「皇帝の椅子」をナビゲートしてくれたのは
川勝大輔(親方)さんマリンショップtaitai Tel.0980-82-0950
千葉県出身。石垣島に来て海人(漁師)を経験後、マリンショップを開業した海をこよなく愛するナイスガイ。2 代目看板犬のニコも出迎えてくれる。
底地よっしー秘密の根
02 テーブルサンゴの群生が見事!着底の余地なし
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/yossi_01_02_yossi_addA_DSC_6462-750x500.jpg)
サンゴの上をスズメダイの仲間などが元気に泳ぎ回ります。
どこまでもただひたすらテーブルサンゴが続く、癒し系のポイントです。ガイドの砂川恵彦さん発見したオリジナルポイントで、その美しいサンゴに魅了されるうちにダイビングが終わってしまいます。
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/yossi_04_04_DSC_6345_yossi-750x500.jpg)
グルクンの子どもが見られるのは夏
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ヤギに擬態するヘラヤガラ。見事な隠れっぷりです
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/yossi_02_02_yossi_addB_DSC_6411-750x500.jpg)
複数の種類のサンゴが根を覆っています
サンゴの間は水路になっていて人が通れるくらいの小さなトンネルもあります。周りにはスズメダイの仲間がたくさん! 夏には小さなグルクンたちも群らがっています。冬になればイソマグロが登場することもあります。
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/yossi_99_03_DSC_0117_yossi-750x500.jpg)
アカメハゼ
地形が入り組んでいれるということは、生き物にとってそれだけ隠れ家が多いということ。じっくり探せばサンゴの上にはガラスハゼ、ウミウチワにはヤガラなどがうまく擬態しているのが見つかります。水深も浅く、どんな人でも楽しむことのできるまったり系のポイントです。
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/yossi_06_06_DSC_6537_yossi-750x500.jpg)
元気なサンゴ礁では、ウミガメも喜んでいるように見えます
POINT DATA
◉石垣港から>>約30分
◉水深>>3 〜 20m
◉潮の流れ>>ときどき流れる
◉おすすめシーズン>>4〜9月
●「底地よっしー秘密の根」をナビゲートしてくれたのは
砂川恵彦(よっしー)さん 石垣島シーフレンズ Tel.0980-82-0863![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/yossi_guide_sunagawa-750x375.jpg)
生まれも育ちの石垣島! あの「石崎マンタスクランブル」などを開拓してきた老舗サービスの2 代目として、35 人乗りの大型新造船で駆け巡る。ガイドスタイルは、基本のんびり、たまに大物狙い
米原オオハマサンゴの根
03 サンゴを中心に南の海の仲間が勢ぞろい
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/yone_a_DSC_7012-750x524.jpg)
カンザシヤドカリ。背景が美しいと、写真映えします
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/yone_c_DSC_7039-750x501.jpg)
サンゴの間にいたのは、ハナビラウツボとバラハタ
ダイバー数人がグルグル回れるほど巨大なオオハマサンゴが見どころの1つです。生き物も多く、枝サンゴの周りにはオレンジ色のボディが目立つキンギョハナダイやアカネハナゴイ、紫色のハナゴイなどの群れがプランクトンを食べようと泳ぎまわっています。
クマノミの仲間も数種類が見られたり、カンザシヤドカリや、ナデシコカクレエビなどの甲殻類が色彩豊かな絵になる場所にいることが多いので、写真撮影が楽しいポイントです。
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/yone_d_DSC_6746-750x514.jpg)
ガレ場のイソギンチャクにハマクマノミのファミリー
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/yone_e_DSC_6711-750x500.jpg)
ポイントのシンボルが、このオオハマサンゴ
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/yone_f_DSC_6867-750x501.jpg)
セジロクマノミはイソギンチャクにすっぽり
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/yone_g_DSC_6999-750x501.jpg)
サンゴのポリプを突く、シチセンチョウチョウウオ
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/yone_h_DSC_7112-750x501.jpg)
透明な体が美しいナデシコカクレエビ
POINT DATA
◉川平から>>約15分
◉水深>>5〜20m
◉潮の流れ>>流れているので、潮を見て潜る
◉おすすめシーズン>>7〜10月
●「米原オオハマサンゴ」をナビゲートしてくれたのは
槇原ゆり(まっきー)さん さうすぽいんと Tel.0980-88-2277
広島県出身。石垣島ガイド歴は17年、ウミウシや甲殻類など、かわいくて小さな生き物をゆっくりと教えてくれる。満面の笑顔で魚の絵を描きながら楽しくブリーフィング。場を和ませる働き者のガイドさん!
崎枝コーラルパラダイス
04 奇跡の復活を果たしたサンゴ群
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根をびっしりと埋め尽くすのは、復活したミドリイシ
あたり一面に、成長中のテーブル状のミドリイシがひたすら広がるサンゴポイントです。3 〜4 年前まではまったくと言っていいほどサンゴがなかったのでスルーされていた場所でしたが、みごとに復活を遂げました。
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集団で産卵中のロクセンスズメダイ
特に太陽の日差しが入れば明るくにぎやか。サンゴの周りにはスズメダイの仲間やベラたちが泳ぎ回り、ホワイトチップシャークやナポレオンといった大物もそばを横切ることもあります。
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ヌノサラシの幼魚。水路にはあまり見かけない変わった生き物も多い
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おちょぼ口がかわいいミヤケテグリの幼魚。擬態しているつもりなのか、ほとんど動かない
水深10mぐらいまで降りて水路を通抜けてガレ場に行けば、見られる生き物のバリエーションも増えて、ハタタテハゼやギンポの仲間、さまざまな幼魚など小さな生き物たちもたくさん見つけることができます。
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/coral_03_08_5504-750x500.jpg)
水路を抜けるとガレ場だ。両サイドから見るサンゴの光景も美しい
POINT DATA
◉石垣港から>>約35分
◉水深>>3〜15m
◉潮の流れ>>ほとんどない
◉おすすめシーズン>>5〜11月の南寄りの風のとき
●「崎枝コーラルパラダイス」をナビゲートしてくれたのは
板橋雅樹(イタ)さん ダイブハウスクローバー Tel.0980-82-8204
埼玉県出身。専門学校卒業後は石垣の海ひと筋というベテランガイドさん。生態好きで、水中でも生き物たちの行動を細かくスレートに書いて教えてくれる。マニアックな小さな生き物たちもお任せだ!
崎枝迷路
05 複雑な地形が冒険心をそそる!
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差し込む光のカーテンが美しい!
迷路という名前がふさわしいポイントです。岩が複雑に入り組んでいるので、熟知したガイドさんといっしょでなければ、自分がどこにいるのかどこに向かうのか方向感覚が狂わされてしまいそうです。進んだ先には洞窟があり、アカマツカサやノコギリダイが賑やかに群れています。太陽が出ていると、上から差し込む光のシャワーがなんとも神秘的!
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/meiro03_03_G_DSC_7631_meiro-750x500.jpg)
天気がいい日に穴をのぞくと、差し込む光がレーザービームのようです
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背が立つくらいの浅場は、テーブルサンゴがいっぱいです
複雑な地形だけでなく浅場や壁はサンゴが美しいし、生き物が隠れやすいガレ場の海底ではハゼやクマノミの仲間がたくさん見られます。水深は10m 前後と浅いので、エアの残量を気にすることなくのんびり撮影をしたり、ゆっくりと生き物観察を楽しむことができます。
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ケンカ中のアカハチハゼ。水深が浅いので、生態観察もゆっくりできます
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ニシキオオメワラスボ。こう見えても、ハゼの仲間です
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イソギンチャクにくるまるハマクマノミのカップル
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シマキンチャクフグの幼魚。お目々ぱっちり
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/meiro08_03_meiro_addA_DSC_7690-500x750.jpg)
光を浴びながら、地形が楽しめます
POINT DATA
◉石垣港から>>約35分
◉水深>>0.5〜15m
◉潮の流れ>>ない
◉おすすめシーズン>>7〜10月
●「崎枝迷路」をナビゲートしてくれたのは
兼本光恵(みっちゃん)さん WAKE UP CALL Tel.0980-82-4132
静岡県出身。3 児の母で、潜水士、1 級小型船舶、食品衛生管理者、JSTAスポーツアロマトレーナー、タイ古式マッサージ資格を持つスーパーウーマン。近年はSSIベーシックフリーダイビングインストラクターになり、フリーダイビングにも力を入れている。
崎枝ビッグアーチ
06 元気いっぱいのサンゴに癒される
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広がるテーブルサンゴが美しい
アーチ内に差し込む光のシャワーが美しいポイントです。ポイント名どおりの大きなアーチの奥へ進むと、天井が空いていてそこから光が差し込みます。浅場の根の上はサンゴが見事! 2 〜3年前から順調に成長しているサンゴが根を覆い尽くしています。きれいなサンゴを見ると、元気が出ますね。
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阪神タイガーズ模様! ヒレナガスズメダイの幼魚
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シチセンチョウチョウウオ(左)とニシキヤッコ(右)。カラフルな魚が多いポイントだ
潮通しがいいのでサンゴの周りはスズメダイの仲間やハナゴイなどが泳ぎ回り、サンゴの間を探せばサンゴガニの仲間やダンゴオコゼなどが隠れています。まれにグルクマなどの回遊魚の群れが通ることもあります。
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サンゴの隙間にひっそり隠れていたのはオオアカホシサンゴガニ
![](https://diver-online.com/wp-content/uploads/2020/12/big_02_03_DSC_0568-750x501.jpg)
愛らしいカラーのサンゴの上にいたのはホシゴンベ。
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洞窟の奥は、天窓のようにぽっかりと開いている
POINT DATA
◉石垣港から>>約35分
◉水深>>0.5〜15m
◉潮の流れ>>ない
◉おすすめシーズン>>7〜10月
●「崎枝ビッグアーチ」をナビゲートしてくれたのは
栃木寿夫(とっちー)さん オーシャンブルー Tel.0980-83-5072
栃木県出身。穏やかな人柄できめ細かなサポートが信条。船は26 名乗りの自社船、ガイドは少人数制。のんびりアットホームな雰囲気はオーナーガイドの栃木さんの人柄によるところが大きい。
「恋する石垣島」企画参加の17ショップはこちら
WAKE UP CALL
オーシャンブルー
ダイブハウスクローバー
サーフダイブ
さうすぽいんと
DivingService SUNNY SUNNY
SEA-TRIP DS 太造之店
石垣島シーフレンズ
石垣島marine serviceSelFish
マリンショップtaitai
ダイブパラッパ
ビーチライフ石垣島
ヒートハートクラブ
ぷしぃぬしま石垣店
megloop
ダイビングショップメビウス
ダイビングセンターMOSSDIVERS
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