PNGの魅力とは?海ガールMoenaさんに聞きました!

PNG特集アロタウ&カビエンの取材でモデルを務めてくれたMoenaさん。DIVER9月号掲載の誌面やインスタキャンペーンを見て「あの子は誰?」と思っている読者のかたも多いはず。そこで、Moenaさんの素顔に迫りつつ、Moenaさんが感じたPNGの魅力をご紹介します!

取材前、DIVER編集部ではスキンダイビングのシーンもたくさん撮影したいと考えていたので、「スクーバもできるけどスキンダイビングも上手で、南国の日差しにも動じないたくましさがあって、1週間くらい時間作れるチャーミングな女性はいないかなぁ~」となんとも欲張りなモデル探しをしていました。本誌にも度々登場しているインスタグラマーのMaakoさんに相談したところ、「います!と~~~っっってもいい子います」と推薦してもらったのがMoenaさんでした。「モデルはやったことないんですが、行きたいです」と即答してくれたMoenaさんは、「本当に水中モデル初めて?」という驚きの落ち着き&柔軟さで対応してくれました。

Q1.Moenaさんのプロフィールを教えてください

海の近くで育ったため、遊びに行くことも多く、小さい頃から海が身近にある生活でした。沖縄旅行に行った際に魅了され、スキンダイビングにもハマりました。Maakoさんと一緒に行く「マコ旅」をきっかけに初めて1人旅を経験し、そこから月イチくらいで海外や沖縄に遊びに行くように。2018年にダイビング好きな友達と旅行に行くことになり、そのタイミングに合わせてタイでCカードを取得しました。海中心の生活にするために融通のききやすい仕事をしたり、2019年には宮古島にプチ移住をしてマリンスタッフとして働いていました。

https://www.instagram.com/moenabeachlife/

Q2. PNGと聞いて最初に感じたことは?

正直に言うと……「ん?どこだろう?」でした。国名こそ聞いたことはありましたが、海がキレイというイメージはありませんでした。これまでパラオ、サイパン、バリ、フィリピンなど海をメイン目的とした海外に行っていますが、パプアニューギニアはノーマーク、知識はほぼゼロでした。行った先々で一緒になった海仲間同士で、「あそこの海面白かったよ」「今度ここに行こうよ」というような情報交流もあるのですが、PNGはそうした話題には出てきていませんでした。一体どんな海に出会えるんだろう!とワクワクしました。

Q3.実際にPNGに行ってみて、海の印象はどうでしたか?

とにかく、盛りだくさん!贅沢!というのが素直な感想です。PNGのお話を聞いたとき、どんなところなんだろうと思い調べたのですが、ダイビングが有名で、力強い迫力のある海 というのが印象的でした。


PNGに着いて初めて海に入ったのが、タワリ・リゾートのハウスリーフでのスノーケルでした。桟橋から入ってすぐに広がるカラフルなサンゴ礁と魚影の濃さに驚きました。

次の日から船に乗っていくつかポイントを回ったのですが、とにかくカラフルな魚たちの魚吹雪と手つかずのサンゴ礁。見たことがないくらい華やかな海の中でした。少し進むとムレハタタテダイの群れが優雅に泳いでいて、目の前を横切っていきます。

木漏れ日ポイントでは今まで見たことのないような神秘的な光景が見られました。木の隙間から差し込む木漏れ日が水中にスポットライトのように差し込み、そこに潜ると全く違う世界のような、神秘的で不思議な海の中でした。

海とジャングルに囲まれ、自然が豊かなアロタウだからこそ見られる光景だと思います。ポイントによってはプランクトンとクラゲが多いところもありましたが、その分魚影が濃いので、水中世界に夢中になってしまいます。

カビエンの印象はなんといっても真っ白な砂浜と淡いブルーの海に囲まれた島。島の周りはリーフが広がっていて、ビーチエントリーで様々な種類のサンゴが見られました。

表情や動きがじっくり観察できるくらい至近距離であちこちにアネモネフィッシュが見られるポイントも。

船に乗って少し離れると、ハシナガイルカの群れに出会うこともできました。

海に入ってみるとバラクーダやギンガメアジの群れがいて、夢中になっていると遠くからサメが現れたり、マダラトビエイやツバメウオが近くで泳いでいたり、と見所が満載で大忙しでした。

Q4.タワリリゾートはどんなところがよかったですか? 

リゾートへは船でしか行くことができないので、隠れ家のような雰囲気でした。バンガロータイプのお部屋に泊まったのですが、お部屋は広くてキレイでクーラーも完備されています。器材を入れられるカゴが部屋に用意されていたり、とにかく設備が整っていて快適に過ごせました。船から降りた後とチェックアウトの際も、スタッフのかたが荷物を運んでくださいました。日本人スタッフも常駐しているので、安心です。現地ガイドの野崎さんには、PNGの海の写真を見せていただいたり、色々なお話をしていただきました。食事はビュッフェスタイルで、毎日違ったメニューが楽しめました。リゾート内にはプールがあったり、桟橋などフォトスポットになるような場所もたくさんありました。

Q5.リセナンアイランドはどんなところがよかったですか? 

歩いて1周できるほどの小さな島で、リゾートは真っ白な砂とヤシの木に囲まれています。ヤシの木をくぐり抜けて着いたコテージは南国リゾートらしいかわいい部屋でテンションが上がりました。クーラーはないですが、部屋の窓は網戸になっているので、風が涼しく心地よく過ごせました。朝は朝日と鳥の鳴き声で目覚めることができて、プリンセスのような気分が味わえます(笑)。

スタッフのかたたちはとても親切で、島の周りの色々な話をしてくれたり、滞在中にたまたま、「ウミガメの卵がかえったから見においで」とウミガメの放流に立ち合わせてもらいました。

Q6.PNG旅行でのお役立ちグッズ、持っていってよかったものなど教えてください。

虫除けスプレー・ムヒ
南国旅行が多いので、虫除けとムヒは必須アイテムです。海に入るので、ムヒは虫さされだけではなくクラゲなどにも効果があるタイプを必ず持っていっています。

★薄手のビーチラグ
万能なのが、ビーチラグとして使えるような薄手の布。ビーチラグとしてだけでなく、クーラーで寒かった時などに羽織や膝掛けとしても使えます。飛行機では持ち込み手荷物にしのばせておくと便利です。

★モバイルバッテリー
携帯電話やカメラ、バッテリーの充電などでコンセントの数が足りない、なんてことも海外ではよくあるので必ず持っていきます。

★100円ショップの変換プラグ
PNGはコンセントの変換プラグが必要なので、今回は安くて手軽に手に入れられる100円ショップで用意しました。1つでUSBが2つ口になっているものにして一石二鳥に。今回の旅行でとても役立ちました。

Q7.初の本格的な撮影、どうでしたか? 

モデルとしての撮影というのが初めてだったので、最初は緊張よりもちゃんとできているかな……という不安な気持ちの方が大きかった気がします。カメラマンのむらいさちさんはとにかく優しくて、撮影以外の色々な話もして「好きなように、とにかく楽しさが伝わるようにしてれば大丈夫だよ」と言ってくれたので、不安な気持ちもすぐになくなり撮影を楽しむことができました。水中での撮影時は会話ができないので、ジェスチャーやアイコンタクトでわかりやすく指示をしていただきました。

撮影中はずっと、むらいさんの世界観や「こういう絵を撮りたい」というイメージに近づけるように、むらいさんの頭の中のイメージを自分の頭の中で想像していました(笑)。撮れた写真を見せていただくと、想像の何倍も素敵に撮っていただいて感動しました。

水中でもPNGの日差しは強烈。むらいさんはフィンで、ワイドカメラの上にひさしを作っていました

むらいさんからは、Moenaさんの潜水スキルの高さだけでなく、「根性があるねぇ」と意識の高さもお墨付き

Q8.今回のPNGで、Moenaさんのお気に入りショットを教えてください。

この写真はカビエン滞在の最終日なのですが、この日の夕日がとにかくきれいで。じつはアロタウに到着した初日、スコールのような強い雨が降っていました。「もしかしたらこの雨は続くかもしれない……」と心配していました。結果、撮影中ずっとお天気には恵まれていたのですが、夕日を見ていませんでした。そんな中カビエンに移動し、最終日のこの景色に感動しました。ピンクや紫色に次々と変わる空の色と、だれもいない貸し切りのビーチでの時間。みんなでジャンプショットを撮り合いっこして、むらいさんに撮っていただいた思い出の1枚です。

むらいさん自身のジャンプはさすがプロ!の躍動感

Deaon’s Reefでの一枚。

この時私はスノーケルで水面に浮かび、むらいさんはタンクを背負って水中で撮影をしていました。「事前にこんな場所に行くよ」と写真を見せてもらった時に水中から木々が透けてみえているのが不思議な光景で、実際に行くのを楽しみにしていたポイントの1つでした。どんな写真になるのかが楽しみだったので、できあがった写真を見てとても神秘的で、今まで見たことのない水中世界だったので、お気に入りです。

木漏れ日ポイントを横から見るとこんな感じです

Q9.お土産として現地で何か買いましたか?

コーヒーとチョコレートを買いました。PNGはコーヒーが名産ということで、スタンダードなものからフレーバーコーヒーなど、お店に置いてある種類も豊富でした。

Q10.PNGで、美味しかったものは?

カビエンで初日の夜に食べたココナッツの器に入ったカレーがとてもおいしかったです。

カビエンでの食事は、島に滞在中のお客さんと同じタイミングでとることが多く、開放的な空間でごはんを食べながら、様々な場所から来ているかたたちの海の話を聞くのも楽しかったです。

Q11.ローカルビレッジツアーはどうでしたか? 

船に乗って島に上陸し、歩いて島の中を巡ると、ヤシの木を編んで作られたかわいい模様の家が並んでいました。きれいな花がたくさん咲いていたり、迫力のあるマングローブを間近で見ることができ、自然の中で暮らす島の人々の暮らしを感じられました。

島の子供たちが通う学校にも行きました。学校に着くとちょうど体育の時間で、子供たちがサッカーボールを使ったゲームをしていて、とても楽しそうに遊んでいました。船に乗って島に渡ってきて通っている子もいると聞き、驚きました。

Q12.海友達に「PNGどうだった?」と聞かれたら、なんと答えますか?

今まで出会ったことのない海に出会える秘境! 私自身も「PNGってどんなところ?」と思っていましたが、実際に行ってみて「もっとPNGの海を見てみたい!」まだまだ知らない魅力にあふれる場所だと思いました。手付かずのサンゴ礁、カラフルな海の中、サメやバラクーダ、ギンガメアジなどの迫力満点の水中シーンなど、PNGの海は思い出すだけでトキメキます。同じPNGでも、海によって様々なシーンが盛りだくさんで楽しめるので、ぜひ海が好きな人は訪れてほしいです。

Q13.PNGに行ったら、これは絶対に外せない!というものは?

アロタウのタワリ・リゾートは桟橋からすぐに行けるハウスリーフでのスノーケルは絶対に外せません。

カラフルなサンゴと魚たちと、桟橋のすぐ下にはアジの魚群。マングローブスノーケルではアネモネフィッシュやツバメウオの幼魚が見れたり。リゾートから歩いてすぐの桟橋から飛び込んで、スノーケルでこんなすごい景色が見れちゃうんだ!と興奮しました。

ダイビングやスノーケルなどのマリンアクティビティはもちろんですが、島ならではの時間の過ごし方が私は大好きです。とくにカビエンのリセナンアイランド・リゾートでは、携帯電話やネットから離れてゆったりと、島の中を散歩したり、だれもいないビーチでごろごろしたり。贅沢な時間を堪能できます。

Q14.タワリとリセナン、あえてオススメするタイプを分けるとしたらどんなイメージですか?

リゾートらしい雰囲気はタワリ。島らしくより自然を感じられるのがリセナンですね。

タワリ・リゾートはダイビング旅行や海旅行に複数人でも行きやすいと感じました。

タワリ・リゾートのオーシャンバルコニーで

リセナンアイランド・リゾートは、ゆったりとした時間を過ごしたい方におすすめです。

リセナンアイランド・リゾートは、PNGでは比較的珍しい白砂のビーチが魅力

Q15.今までいろいろなビーチリゾートを体験してきたMoenaさんから見て、PNGのココがスゴイ!と思うところを教えてください。

PNGの海は、見所が満載で一度潜るだけでは時間が足りないくらいです。ダイビングはもちろんですが、スノーケルでもきれいなサンゴや華やかな海の中を楽しむことができます。ダイビングが有名なPNGですが、ダイビングをしたことがないかたも、ビーチリゾートに新しい発見がほしいかたなど、色々なかたに新しい海の世界を楽しんでもらえると思います。海だけでなく、島にたどり着くまでの道のりや自然、島の雰囲気、“秘境っぽさ”にもワクワクさせられました。行く場所行く場所の雰囲気が本当に様々で、PNG旅行で何か国も旅した気分になれました。まだまだ知らないたくさんの魅力に溢れるPNGなので、私自身、何度も訪れたい場所になりました。

取材協力=ニューギニア航空
撮影協力=タワリ・リゾート、リセナンアイランド・リゾート

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Vol.01 PNGの魅力とは?うみカメラマンむらいさちさんに聞きました!
Vol.03 PNGのベテランガイド野崎さんに聞きました!
Vol.04 撮りたいシーンが目白押し!PNGフォトリポート

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Kishimoto

DIVER ONLINE 編集部

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