PNGの魅力とは?うみカメラマンむらいさちさんに聞きました!

DIVER9月号のPNG特集は、うみカメラマンむらいさちさんの写真によるアロタウ&カビエンです。PNGを訪れたのは約10年ぶり2回目というむらいさちさん。アロタウとカビエンの撮影の思い出を聞きました。

Q1.今回の撮影のきっかけは?

今回の撮影メンバー。左から、モデルのモエナさん、ニューギニア航空鈴木さん、タワリ・リゾートのガイド野崎さん、そしてむらいさん

PNGの新しい魅力を引き出してもらえるような、これまでのイメージにはないような写真にトライしてみて欲しいというお話をニューギニア航空さんにいただきました。もちろん、今までのイメージは大切ですが、新たな人たちをPNGに呼びたいということで、僕を選んでいただきました。写真家として、こんな嬉しいことはありません。そして、“こういう風に撮って”という指示は無く、「さちさんが感じたPNGを素直に表現して欲しい」と言っていただきました。ロケは色々ありましたが、本当に楽しくて、最後には誰よりも僕がPNG好きになっていました(笑)!

PNGのポピュラーなビールの1つ「SP」を片手に、ちょっとモデル風に!?

Q2.PNGのどんなところが好きですか?

今回行ったアロタウとカビエンは、どちらもニューギニア航空さんが僕の作風がいちばん生きるのではないかと考えて選定してくれた場所です。スクーバダイバーだけじゃなく、スキンダイバーやリゾーターにも楽しんでもらえるというのも選定基準の1つでした。どちらの海&リゾートも個性があって、フォトジェニックで、もっともっと写真を撮りたいです。どちらも3泊ずつだったのですが全然撮り足りないです。撮影に行ったのが今年の3月ということもあったのでしょうが、海で他のダイバーに遭うということがまずないのも贅沢ですよね。

見渡す限りの広大な海が、ずっと貸し切り状態

Q3.アロタウの〈タワリ・リゾート〉の印象は?

もうリゾートに向かうところからワクワクです。成田を出発して約6時間半で到着するPNGの玄関口ポートモレスビー。国内線に乗り換えて約1時間でガーニー空港へ、そこから車に乗り換え約1時間半。さらにボートで約20分、ようやく到着できるのが〈タワリ・リゾート〉です。なんと言っても陸上からのルートはなく、船でしかアプローチできなという点が「これぞ、秘境!」という感じでいいですよね。でも秘境に来たはずなのに、ラグジュアリーな一面も。客室にエアコンは付いてるし、レストランではwifiも使えるし。食事は3食ともビュッフェで美味しい!

Q4.アロタウの海の印象は?

〈タワリ・リゾート〉のハウスリーフからしてスゴイんです。リゾートのオーナーがダイビング好きで、このロケーションが気に入ったからここに作ったと聞いています。桟橋のすぐ下にもアジの大きな群れがいて、もう水面ギリギリまでサンゴがびっしりなので、スノーケリングでもずっと楽しめます。今回はスノーケリングの撮影も多かったので、あまりマクロ生物の撮影などができませんでした。下の方をみると、もう気になる生物があちらこちらに! ソロモン海とコーラルシーの両方が楽しめる位置にあって、ポイント数は20くらいあります。今回は4つのポイントしか潜れなかったので、本当に潜り足りません。

Q5.カビエンの〈リセナン・アイランドリゾート〉の印象は?

島にはこのリゾートしかなく、現地の村も島内にはないので、貸切気分です。1周30分くらい(とは言っても実際には道はないのですが)のサイズで、リゾート内は整備されていてとてもきれいです。グリーンのトンネルがあったり、夕日を撮影したり、星空を満喫できます。比較すると、タワリは森の中にあるので、あまり開けた空間はないんです。でもタワリみたいなラグジュアリー感はなくて、ナチュラルエコリゾートです。エアコンではなくて、通り抜ける風で涼みます(実際のところ海風が気持ちい)。Wifiはありません。

Q6.カビエンの海の印象は?

ダイビングができたのは1.5日だけだったので、正直なところまだわからないことが多いです。チャネルのような地形の「Albatross Passage」「Denny’s Bommie」は大物狙いですね。リセナンには今日本人ガイドさんがいないので、あまりマクロ生物をたくさん紹介してくれるようなダイビングスタイルではないと思います。島の北側に行くと、ビーチから入ってすぐ、膝の深さくらいのところでも、イースタンクラウンアネモネフィッシュが面白いほど簡単に見つかります。映画「ファインディング・ニモ」のモデルになったクマノミです。リセナンは、スクーバじゃなくてもスノーケリングだけでも満喫できると思います。実際僕たちが撮影していた時も、スノーケラーの欧米人カップルがいました。

Q7.どちらのリゾートも施設内だけで用は済んでしまいそうですが、ローカル的な部分は何か体感されましたか?

リセナン滞在中に、島外のビレッジツアーに行ってきました。地元の小学校に行ったら子供たちが裸足でラグビーをやっていてちょっとビックリしましたね。学校の後はおそらくガイドしてくれた人の村かな、たぶん電気も通ってないと思われるとても朴訥な集落にも連れて行ってもらいました。きっと星がきれいに見えるんだろうなぁ~でも夜はやることないからすぐに寝ちゃうかな~とか、自分がそこで過ごす時間を想像してみたりしました。木の上にちょこんと座った少年にもそこで出会いました。本当に妖精じゃないかと今でも思ってます。

あとは、アロタウからカビエンの乗り継ぎ途中に、ポートモレスビーで少しだけ市内観光しました(PNG国内線はいったんポートモレスビー乗り継ぎになる)。

フィッシュマーケットに行くと、ペットボトルの上部を切って筒状にした中にクマノミを入れて売っていたり、小さいハンマーヘッドシャークが積み重ねられていたり、なかなか珍しいシーンが見られました。

 

Q8.タワリとリセナンはそれぞれどんな人にオススメですか?

できるなら両方行ったほうがいいです(笑)。でも、ガッツリダイビングを楽しむならやっぱりタワリかな。ダイビングセンターもボートも大きくて、日本人ガイドのPちゃん(野崎さん)もいるし。リゾートでのんびりした時間を過ごしたり、ビーチで写真撮ったりしたいならリセナンがいいですね。やっぱり両方行ったほうがいいのではないでしょうか!?

タワリは潜る範囲も広く、ボートも大きい

タワリには、日本人のダイビングガイド野崎さんが常駐

Q9.今回の撮影でむらいさん的ベストショットはどれですか?

絞るのは難しいけれど、アロタウ「Tania’s Reef」のハナダイやスズメダイが乱舞しているシーンかな。でも撮影時とんでもない激流で、かなり苦戦しました。もう少し潮が穏やかな時にじっくり撮ってみたいです。なんなら1ダイブずっとあそこだけで過ごしたいです。

カビエンはあのピンクともパープルともつかない夕日。リセナンは空も海も近くて、バンと目の前が開けてるんです。日が沈んでからどんどん空が灼けていって、見渡す限りの海面も全部染まっていって……。忘れがたい光景です。

Bonus track】
うみさちTVでもPNGが
紹介されました!
むらいさちさんのYouTubeチャネル「UmiSachi TVうみさち」でもアロタウ&カビエンのことが紹介されています。8月31日夜に生放送されたものの、出だしの通信環境があまりよくないというハプニングが。途中から通信を切り替えて安定しています。動画全体は1時間15分ほどありますが、PNGのことは動画33分~76分くらいの43分間くらいで語られています。

取材協力=ニューギニア航空
撮影協力=タワリ・リゾート、リセナンアイランド・リゾート

【関連記事】
Vol.02 PNGの魅力とは?海ガールMoenaさんに聞きました!
Vol.03 PNGのベテランガイド野崎さんに聞きました!
Vol.04 撮りたいシーンが目白押し!PNGフォトリポート

 

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Kishimoto

DIVER ONLINE 編集部

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