慶良間諸島・阿嘉島でダイビング 厳選!癒しのダイビングポイントを紹介

白い砂地に力強い太陽の光が反射し、独特な青色を映し出す慶良間諸島の海。その美しさは「ケラマブルー」とも呼ばれ、日本国内にはとどまらず世界から注目を集めるほど。高い透明度、大物やダイナミックな地形、サンゴ、マクロなどさまざまな魅力が詰まっていますが、その中でも癒しのポイントを厳選。沖縄県内最大の老舗ダイビングサービス〈マリンハウスシーサー阿嘉島店〉協力のもと、沖縄本島からの日帰りトリップでは潜れない、阿嘉島ならではのローカルポイントを中心にご紹介します!

真っ白な砂地にぽつんとたたずむ枝サンゴ。淡く優しい海の色に溶けるようなデバスズメダイの群れ。ケラマの代表的な光景を目の前に、圧倒される。息をのむほど美しいとはこのことか……

水中写真家・鍵井靖章も唸る絶景の癒しポイント「ナベヤギリ」

水深:3~10m/初級者~OK!

体験ダイビングでも潜れるこのポイントは、水中は明るく、透明度バツグン!

「繁殖期で、にぎわっていますね。デバスズメダイの体色がブルーからグリーンに、胸ビレが黒くなった個体は婚姻色なんですよ」と〈マリンハウスシーサー阿嘉島店〉のガイド・八下田麻衣子さんが話してくれました。

近くにある産卵床へ誘うための、オスの猛アピールでしょうか。巨大なテーブルサンゴを舞台に、乱れ舞うようにメスを追いかけています。どこかでペアが生まれているかもしれないけれど、それも確認できないほどにぎやかで、華やかな光景。いつまでも見ていたい、癒しのひと時です。

群れの向こう側にいるダイバーの顔が見えなくなるほど、自由気ままに泳ぐ光景に、水中写真家・鍵井靖章さんも「なにこれ! こんなん初めて見た!」と大興奮!!船に上がるやいなや「いいの撮れたで〜」と満面の笑みがこぼれていました。

視界がデバスズメダイに覆われ、やっと見えた瞬間。ナイスポーズ!(笑)

阿嘉島店人気No.1のダイビングポイント「ニシバマ(北浜)」

水深:5~13m/初級者~OK!

阿嘉島を代表するビーチ・北浜(北浜と書いてニシバマと読む)。ここでもダイビングができます。取材に行った初夏は、水深約10mにある円形の根の周りを、何百匹ものキンメモドキやスカシテンジクダイが覆っていました。八下田さんいわく、春ごろから幼魚が増え始め、夏にはにぎわいを見せるそう。まるで竜宮城のよう景色は、デバスズメダイの〝癒し〞とはまたひと味違い、なんだかカッコいいですね。マクロで撮るもよし、ワイドに撮るもよし。フォト派ダイバーにも人気のダイビングポイントです。

根の周りにはスカシテンジクダイやキンメモドキなどが群れている

美しい砂地が広がり、まるで雲の上を泳いでいるような感覚も味わえる

光のシャワーを浴びてリフレッシュ「ウナン崎先端」

水深:4~15m/初級者~OK!

「ニシバマ」から島を挟んで反対側にあるダイビングポイントが「ウナン崎先端」。入り組んだ地形と浅瀬のサンゴが魅力的なポイントです。U字に進むトンネルには、途中いくつもの光のシャワーポイントがあり、進む度にワクワク度が増していきます。1つのトンネルで贅沢に1ダイブもOK!地形探索を存分に楽しんだ後は、浅瀬のテーブルサンゴの群生で癒されてください。

入り組んだ地形のため、光が降り注ぐポイントはいくつもある

エントリー&エキジットする浅瀬にはテーブルサンゴが群生している

迫力あるシーンも見逃せない!夏の名物「ウフタマ南」

水深:5~18m/中級者~

メインの「キンメの根」。砂地には大きなイソバナがいくつかあり、そこにキンメモドキやスカシテンジクダイが群れています。「幼魚が増え始める春~夏にかけての風物詩です。夏が来たな~と実感します」と八下田さん。奥の砂地にはチンアナゴもいるので、マクロで撮影するのも◎。時間によっては流れが強い時があるので、ガイドの指示に従って安全に楽しみましょう。

「キンメの根」と呼ばれるだけあって、大きなイソバナも隠してしまうほど群れ広がるキンメモドキが印象的

ダイバーより大きなイソバナ。澄んだブルーの海に赤いイソバナがよく映える

>>>阿嘉島でダイビングするなら〈マリンハウスシーサー阿嘉島店〉

阿嘉島への行き方

阿嘉島は、那覇から日帰りでも観光できます。泊ふ頭旅客ターミナル「とまりん」から高速船またはフェリーで約50~90分。詳しい運航スケジュールは、「座間味村公式webサイト」でチェックしてください。

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マリンハウスシーサー阿嘉島店

創業37年、沖縄県内に姉妹店をあわせて5店舗、2017年にはフィリピン・セブ店をオープンした県内最大の老舗ダイビングサービス〈マリンハウスシーサー〉。第1号店である阿嘉島店は、こだわりが詰まった3隻のボートを所有。明るく親切なガイドがナビゲートしてくれます。美しい海とスタッフのおもてなしに魅了され、リピーターは多数。初めて阿嘉島店を利用するダイバーには、ダイビングと宿泊、食事がセットになった「阿嘉島お試しプラン」がオススメです!

取材中、ガイドしてくれた八下田麻衣子さん(写真下段中央)と明るいスタッフ陣

雑誌「DIVER」9月号掲載 阿嘉島 離島で感じる極上の癒し

写真=鍵井靖章 文=須賀円香 モデル=比嘉梨乃 取材協力=マリンハウスシーサー阿嘉島店 衣装協力=RVCA

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Suga

DIVER ONLINE 編集部

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