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前回はコース生全員、晴れてインストラクター試験に合格した様子をお伝えしましたが、ようやく試験勉強から開放されるも、ワーキング・スタディはまだまだ続きます。実はここからがシーサーのインストラクター養成コースの真骨頂ともいうべき本格的な現場研修、いわゆるOJTが始まります。
コース後半の研修内容(7~10月)
これまでの業務に加え、実際にインストラクター・ガイドとしてお客様を引率してツアーを担当。
たとえば、多くのお客様が楽しみにしてやって来る「沖縄の海での体験ダイビングやスノーケリング」。
まずは先輩ガイドのアシスタントにつき、経験を積みます。
あいさつから始まり、船上でのゲストケア、メニューの説明(マスクのつけ方、スノーケル/レギュレーター呼吸法、水中でのさまざまなコミュニケーションサインなど)、その他にも、小さなお子さまや外国の方、水が苦手な方、耳抜きがしづらい方への対応、トラブルの兆候に気づくこと、リラックスしてもらうための工夫e.t.c……インストラクターがすべきことは多岐に渡ります。
これら一通りのことができるようになると、コース生は「体験ダイビングガイド検定」や「スノーケリングガイド検定」を受け、合格すると、単独でメニューを開催できるようになります。
その他にも、ファン、リフレッシュダイビングのツアーガイド、OW講習など、アシスタントから始め、少しずつメニューの幅を広げていきます。
研修生なのに、本物のツアーが担当できる――これは、「はじめにプロ資格!」とうたうシーサー独自のカリキュラムだからこそできるのです。
また、さまざまなツアーを経験することは、卒業後の進路を見極めるうえでも、とっても大切な時間となります。
研修生のリアルボイス
「最近は主に体験ダイビングのガイドをしています。お客さまとたくさん話して、打ち解けて、楽しんでもらえるように工夫しています」(青戸)
「緊張すると口下手になってしまいますが、海の中で見られる生物など、お客さまに興味を持ってもらえるように、図鑑やスマホを使って説明しています」(川嶋)
「この前、幼なじみが遊びに来てくれました。沖縄の人はあまり海に入らないので、最初は怖がっていたんですが、そこは私の腕の見せ所! 最後は『楽しい!』って言ってもらえて嬉しかったです!」(じゅな)
「インストラクターになるまでは、勉強したり、スキルの練習をしたり、自分だけでなんとかなったのですが、プロになって実際にツアーを担当するようになったら、いろんな人がいて、毎日が修行です。耳抜きがうまくできない小さい子もいたりして、じっくりやっています」(川嶋)
「マスクに水が入るのを嫌がる人はけっこういます。僕も苦手で気持ちがわかるので、マスクのフィッティングや、水が入らないようにする方法などを教えています。あと緊張してガチガチだとうまくいかないので、リラックスしてもらう方法も」(飯田)
「ファンダイビングのガイドをするために、今、地形を少しずつですが覚えていってます。毎日が楽しい!!!!!」(青戸)
「僕も、リフレッシュとファンダイビングを担当させてもらい、少しずつ経験を積んでいます。体験ダイビングとはまた違ったかたちのゲスト管理や、地形や魚の名前を覚えるなど、やることがたくさん! 毎日やりがいがあります」(飯田
4人が口をそろえるのは、「インストラクターになってからが本番」ということ。
ダイビングインストラクターは、限られた人しかなれない特別な職業ではなく、経験を通して1歩ずつ「インストラクターになっていく」もの。シーサーの優れたノウハウの下、コース後半を終える頃には、新米インストラクターから即戦力として働けるインストラクターに成長します。
ぜひ、あなたもシーサーでインストラクターの扉をたたいてみませんか。