インストラクター試験に向けての万全なバックアップ体制
「超・現場主義」で職業ダイバーとして総合力を身に付けることができるシーサーのインストラクター養成コース。今回はいよいよカリキュラム後半のIDC、そしてインストラクター試験(IE)の様子をご紹介します。
専任のコースディレクターが万全サポート!
「IDC」とは、PADIコースディレクター(※)の元で開催されるインストラクター開発コース。インストラクター役と生徒役に分かれ、オープンウォーター講習さながらに、スキルのデモンストレーションなどを行います。
※コースディレクターとは、IDCを開催し、PADIオープンウォーター・スクーバ・インストラクターを認定できる唯一の資格で、世界中のPADIプロメンバーの1%に満たない真のスペシャリスト! シーサーにはPADIコースディレクターが2人常駐しています。
また、シーサーではIEに向けて何度も「プレテスト」が行われます。とくにスキル練習では毎回厳しい「評価」があり、コース生にとっては大きなプレッシャーになりますが、コースディレクターから直接受けられることは大きなメリット! 試験対策はもちろんのこと、ありとあらゆる面からインストラクターとしてのスキルや知識が磨かれていきます。
「ワースタ部屋」で最後の追い込み!
コース生は日中の現場研修やトレーニングに加えて、寮(※)で勉強会を開いたり、現役スタッフからアドバイスをもらったりしながら、試験本番を迎えます。
※シーサー那覇店の3階以上はスタッフルーム及び寮。3階にコース生のための部屋(「ワーキング・スタディ」から通称「ワースタ部屋」)があり、自習などに使われます。先輩が「頑張ってるね!」と声をかけてくれることも大きな励みになります。
気になるIEの結果は……
こうして万全なバックアップ体制で臨んだIEは……
みごと4人全員合格!!
今年も合格率100%でした。
コース生のリアルボイス
「シーサーでは実技を厳しく指導されていたので、IEではミスをしなかった。また同期と同じ目標に向けてがんばったこと――こんな達成感は、普通の生活では味わえません」(飯田)
「スキル練習ではいつも辛口評価をもらいプレッシャーだったが、結果的にはよかった。IEの課題は難しく感じなかった」(川嶋)
「嬉しすぎた!! じつは学科を落としてしまって再試験に……。でも知識開発は一緒にやってきた仲間の前だったので、リラックスしてできました」(じゅな)
「IEを『楽しもう』と心掛けました。自分の緊張がメンバーに伝染しちゃったら嫌だと。学科さえ合格すれば、あとは自信がありました」(青戸)
「IEに合格し目標を達成したが、スタート地点に立ったにすぎない。まだ何もできない。これからが本番だ、と決意を新たにしています」(コース生一同)
講師のリアルボイス
大久保 裕(シーサー/PADIコースディレクター)
海の仕事は、まわりのスタッフやお客様に意思を明確に伝えることが重要です。また臨機応変さも求められます。今年のコース生は、優しい気持ちは持っているけれど、控えめな人が多く、はじめのうちは心配なこともありました。でもコースが進むにつれて、優しさをうまく発揮できるようになり、メンバー同士の絆も深まって、本当に良いチームになりました。緊張をはねのけ最大限に頑張る姿、初日の改善点を互いにアドバイスしたり、遅くまで勉強している姿を見て、胸が熱くなりました。
「おめでとう。これからが本番。夢に向かってひた走れ!」
11月卒業まで残り5か月(IE受験の6月からカウント)。
そう、シーサーのワーキング・スタディは「資格取得で終わり」ではありません。これからは、実際にお客様を中心にファンダイブのツアーガイドなどを受け持つなど、プロとしてより実践的な経験を積んでいきます。(詳細は次回)