利便性抜群!セルフダイビングも楽しめる「和歌山県 白崎海洋公園」(和歌山県)

太陽光を反射して輝く白亜の岸壁と 青い海のコントラストが美しい〈白崎海洋公園〉は その独特で印象的な景観から、和歌山県の自然公園にも指定されている。 また、安心してセルフダイビングができる環境が整っているため 写真撮影や生物ウォッチングにじっくり取り組むことができる。 写真&情報提供=白崎海洋公園(一般社団法人白崎観光プラットフォーム)

クマドリカエルアンコウ。ボートポイント「孫タテゴ」で見られることが多い

利便性抜群! 充実した休日が叶う場所

和歌山県のほぼ中間に位置するため京阪神からアクセスしやすく、プールや器材の洗い場、更衣室などの設備も充実した〈白崎海洋公園〉は、多くのダイバーから支持される人気のポイントだ。また、昨年4月から本格的にセルフダイビングがスタート。各指導団体が認定するライセンスを取得すれば、ビギナーでもセルフダイビングができるため、より多くのダイバーが気軽に足を運ぶようになった。大きく突き出した干出岩が特徴のポイント「タテゴビーチ」では、年間を通してセルフで潜ることができるが、これからのシーズンは「シャクシの浜」もセルフダイビングポイントとして加わる。「シャクシの浜」には見ものの1つとして、第二次世界大戦時に作られた人間魚雷「回天」の基地跡がある。まさにダイバーしか目にすることができない貴重な産業遺産とあって、実際に目の前にすれば、多くのダイバーが感慨深く思うはずだ。

「シャクシの浜」などに住み着いているマツカサウオ。個体数も多いため見つけやすい

また、「シャクシの浜」ではさまざまな生き物が観察できるため、ウォッチング派やカメラ派ダイバーにもオススメ。さらにはこれからの季節は、死滅回遊魚のクマノミが浅場の根に住み着き、いつでもかわいらしい姿を見せてくれるというから楽しみだ。
〈白崎海洋公園〉にはキャンプ用の設備も各種設けられているため、アフターダイブはバーベキューやキャンプもできる。四季折々の海中景観を楽しみたい人も、自然と一体化した非日常的な一日を過ごしたい人も、一度訪れればまた足を運びたくなるはずだ。

イチ押しのポイント

洞窟ポイントの「KODAKUSAN」。洞窟内がドーム状になっているため、浮上することができる。ドーム内側は鍾乳石になっており、じっくり探すと約2億5千年前の化石が見つかることも! さらにはドームの天井に空いた穴から、レーザービームのように光が水底まで一直線に差し込むという幻想的な光景を見ることができる。形状や成り立ちなどが、紀伊半島のなかでも珍しい洞窟ポイント。

5〜10月までの期間限定ポイント「KODAKUSAN」

白崎海洋公園へ潜りに行く

◉大阪から>>近畿自動車道もしくは阪和自動車道利用で和歌山ICへ。阪和自動車道湯浅御坊道路を利用し、広川ICで降りる。国道42号を南下し、郷交差点を右折。所要時間は2時間強
◉電車の場合>>伊丹空港から直行便が1日1便でている。フライト時間は2時間弱。
◉九州から>>大阪駅からJR阪和線・紀州路快速で和歌山駅へ。JRきのくに線利用で紀伊由良駅で下車。バス、もしくはタクシーを利用して〈白崎海洋公園〉へ。所要時間は2時間半ほど

最大水深18mで、ビギナーダイバーでも楽しめる「タテゴビーチ」。
地形が起伏しており、マクロからワイドまで楽しめる

誰でもセルフダイビングできる?

各指導団体が発行する、バディ・ダイビングが可能な資格を取得すれば、経験本数が少ないダイバーもセルフダイビングができる

じっくりと海中探索できるのも、セルフダイビングの魅力

シーズナリティ

◉水温は夏にかけて、22℃〜29 ℃にまでアップ。秋も水温は安定しているため、11月下旬までウエットスーツで潜れる。シーズンは4月から。(秋や春先は6.5mmのスーツ、もしくは5mmのスーツにインナーフードを着用すると快適に潜れる。夏は3〜5mmのウエットスーツでOK)
◉秋から冬にかけて透明度はしり上がりに良くなり、最高で30mほどになることも。(4〜5月は5〜15m、6〜11月は15〜30m)

ダイビングスタイル

◉ビーチダイビングが主流
◉ビーチポイント3か所、ボートポイントは8か所
◉エントリー時刻は08:30〜、最終エキジット時刻は16:00
◉ボートダイビングはインストラクター同伴時のみ可能
◉ナイトダイビングは6〜9月中旬まで可能。また、インストラクターの同伴は必須
◉台風などで海況が悪い時も、湾内であればダイビングできる

 

ダイビングサービス

白崎海洋公園

和歌山県日高郡由良町大引960-1
Tel.0738-65-0125

器材の洗い場と干し場、大浴場、更衣室などが完備された本格的なダイビング施設「白崎海洋公園クラブハウス」を設置。また、敷地内にはキャンプが楽しめる「オートキャンプ場」や「ログハウス」などの設備も。清掃が行き届いているため女性ダイバーも快適に過ごすことができる

AUTHOR

Takeuchi

DIVER ONLINE 編集部

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