姿勢を整えて水中パフォーマンスもUP!噂のストレッチに挑戦!

-103mの大記録を打ち立て、女子フリーダイビングの世界記録を更新した廣瀬選手が大会前に取り組んでいたという噂のストレッチを実際に受けてきました!

バハマ・ロングアイランドで開催されたフリーダイビングの国際大会「Vertical Blue」で、女子フリーダイバー長年の悲願「-100m超え」を果たし、世界記録となる「-103m」の記録を打ち立てた廣瀬花子さん。DIVER8月号でもインタビューを掲載している廣瀬さんが、大会前に通っていたのが、ストレッチ専門スタジオSSS浦安スタジオです。世界で闘う柔軟な体がどう作られているのか、ちょっとだけその世界を覗いてきました!

普段の自分を知ることから

施術を受ける前に、まずは普段どんな姿勢になっているのかを確認。
姿勢の悪さは自覚していても、なかなか自分の姿と向き合う機会は少ないもの。写真を撮りながらしっかりチェックします。

足の中心にラインがくるように、まっすぐ立ってチェック。まっすぐ立っているつもりですが…。

前屈。もう少しで指が床に届きそうなのですが、ギリギリつかないくらい。

どのくらい後ろに反れるかもチェックします。

撮影した写真と人体模型を比べながらのレクチャー。
私の場合、ただ立っているだけで太ももに力が入っており、触るとカチカチ。「この状態だと、生きているだけで太ります」との恐ろしい助言が…。

鏡でチェックしながらストレッチスタート!

姿勢のクセを鏡でチェック。

序盤はだいぶ余裕があったのですが…

やっぱり痛かったです…!

ぎゅーっと指を入れて、横隔膜をほぐします。自分では手を入れたことのない部位だったので、こんなところをストレッチするのかと驚きました。

そして、ひととおりのストレッチが完了。いつもは動かさないところ・動いていないところをしっかりストレッチしてもらいました。

こどもの頃から体が硬く、ストレッチ嫌いで殆どしてこなかったのですが…。
プロの手でどのくらい体に変化が出たのでしょうか。

姿勢の変化

施術前と同じように、3つの姿勢をチェックします。まずは、直立の姿勢から。

耳の位置も肩の位置も、だいぶまっすぐに近づいてきました。

左がBefore、右がAfter。並べると改善されたのが分かります。

つづいて前屈チェック。

先ほどまではギリギリつかなかった指が床につくようになりました!

左と比べると突っ張っている感じが少し取れています。

つづいての後屈もぐーっとうしろに反れるようになったのが体感できて気持ちいい!

だいぶ反れるようになりました。

ここでは数値をお見せできませんが、じつはウエストも短時間で驚異の9cmダウン!ストレッチの力ってすごい!!

自宅でストレッチ

マッサージなどの治療や対処はその場限りで終わりですが、ストレッチは続けていくことでカラダが変わっていくのだそう。それは姿勢の良さであったり、疲れにくさであったり、太りにくさであったり、ダイビングでの水中パフォーマンスにもつながります。

続けることが大事なストレッチ。おうちでもできる3つのポイントを教えてもらいました。

1. 前屈に効く!横隔膜をほぐす方法

そもそも、鼻も大きく「吸う」ことが得意な西洋人に比べ、「吐く」人種である日本人は横隔膜が硬いという特性を持っています。吸う筋肉である横隔膜が硬くなると腰が丸まって姿勢が悪くなり、呼吸が浅くなり、そして姿勢がさらに悪くなるという悪循環に。横隔膜の柔軟性を高めて呼吸機能をあげることで、姿勢も美しく、体も疲れにくくなります。

◆横隔膜のストレッチ◆
横隔膜の位置は肋骨の一番下、みぞおちの少し横あたりの押すとちょっと痛いところ。足を腰幅にひらいてまっすぐ立ち、横隔膜を軽く押しながら5秒間息を吐きます。吐ききったら、今度は手を緩めて胸をはり、5秒間吸います。

2. 後屈に効く!斜角筋をほぐす方法

毎日のデスクワークや、スマホの操作で前かがみの姿勢をとることも多い現代人。そのため、体を反らす動きは硬くなりがちです。首の骨から肋骨についている斜角筋(しゃかくきん)のストレッチはストレートネック(本来あるべき首のアーチがない状態)の改善にも効果的。斜角筋も息を吸うときに働く筋肉で、深い呼吸ができるようになります。

◆斜角筋のストレッチ◆
あごを軽くあげて、斜角筋(喉仏のわきの少し柔らかい部分)を人差し指で押しながら、「う」の形に口をすぼめて息を吸います。吐くときには指を外し、お臍の下をへこませるイメージでふーっと吐ききります。

3. 猫背に効く!首のアーチを整える方法

首が前に出てしまう猫背のひとは、首のアーチを整えましょう。猫背でいると、血流やリンパが滞り、肩こりやむくみの原因に。首を正しい位置に戻すことでこれらの症状が改善!

◆首のアーチの整え方◆
正しい姿勢でまっすぐたったら、胸郭を引き上げておなかを伸ばした状態に。顔は前を向いたまま、あご先を持ち上げます。両耳のすぐ下に人差し指をあてて、そこを支点にあごをまっすぐ上へ。耳下に棒をまっすぐに突き刺したところを支点にぐーっと顎をあげるイメージです。支点を意識しながら、首はそのまま、あごだけをゆっくりおろしたところが、正しい首の位置です。

ストレッチをつづけてしなやかな体をつくりましょう

きれいな姿勢、太りにくく疲れにくい体にするためにきちんと続けたいストレッチですが、正しい方法で、着実につづけるのは自分ひとりではなかなか難しいもの。

自分ひとりで出来ないことは、プロの力を借りるのもおすすめです。理想のからだは一朝一夕には手に入りません。ときには助けも借りながら、根気よく続けていくことが大事です。

今回お世話になった、ストレッチ専門スタジオSSS浦安スタジオの山本さん。

私の場合はもともとストレッチが苦手なこともあり、自分でやるとちょっと痛いくらいの位置で「もういいか」という気分になってしまうのと、「なんとなーくのびてる??」というあやふやな方法でしかストレッチができないので、的確で容赦ないプロの力が必要だなーと感じました。トレーナーのみなさんも、物腰柔らかで丁寧で、なおかつきちっとした仕事ぶりが見て取れて、信頼できる方々ばかり!安心して身を委ねられます。

SSS浦安スタジオ

SSS浦安studio

千葉県浦安市北栄1-15-21 金子ビル3F
047-390-6300

営業時間 11:00〜21:00

AUTHOR

Amano

DIVER ONLINE 編集部

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