高砂淳二写真展~映画『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』公開記念~
海の中から生き物、風景まで、地球全体をフィールドに、自然全体の繋がりや人とのかかわり合いなど
をテーマに撮影活動を行っている高砂淳二さん。
本展示では、ジャック・マイヨールの水中でのダイビングシーンやオフショットなど貴重な作品が展示されます。また、アップリンク吉祥寺ではジャック・マイヨールの友人で映画にも登場する館山のダイビングスクール・シークロップ経営の成田均さんが所有するジャック・マイヨールが生前使っていた改良型マスク、手製ノーズクリップ、フィンなどが併せて展示されます。
●アップリンク吉祥寺
開催期間:2019 年11 月22 日(金)~
場所:アップリンク吉祥寺 ギャラリースペース(東京都武蔵野市吉祥寺本町1 丁目5−1 パルコ地下2 階)
入場料:無料
展示協力:成田均
●アップリンク渋谷
開催期間:2019 年11 月28 日(金)~
場所:アップリンク渋谷 ギャラリースペース(東京都渋谷区37 宇田川町37−18 トツネビル1F)
入場料:無料
高砂淳二さんより
ジャックさんとは、一緒にたくさん旅をさせてもらいました。その時に撮影した、深みに向かうジャックさん、クジラと遭遇したジャックさん、陸でくつろぐジャックさんなど、人間・ジャックさんのさまざまな表情を、渋谷と吉祥寺とでそれぞれ違う写真でご覧いただきます。映画と併せて、ジャックさんを偲んでいただければ幸いです。
高砂淳二(たかさご・じゅんじ)
1962 年宮城県石巻市生まれ。自然写真家。海中から、生き物、虹、風景、星空まで、地球全体をフィールドに撮影活動を行っている。『PLANET of WATER』、『night rainbow』、『Dear Earth』他、著書多数。
果てしなく深い青一色の世界に、彼が求めたものとは——
ジャック・マイヨールの人生に深い影響を与えた日本との絆を解き明かす
1988 年に公開されたリュック・ベッソン監督の映画『グラン・ブルー』は“素潜り”の世界記録に命懸けで挑む青年が主人公の海洋アドベンチャー。この主人公のモデルこそジャック・マイヨールだった。彼は、上海在住の幼少期に、何度か佐賀・唐津を訪問。そこで海女の素潜りを見たことが将来へとつながる。成長した彼は世界を放浪、フロリダでイルカに出会い運命が決定付けられる。素潜りを極めるべく、インドでヨガに出会い、日本の禅寺で精神を鍛え、ついに1976 年、49 歳の時に人類史上初めて水深100m に達する偉業を達成。それは“人間を超越した感覚”を経験した瞬間だった。その後『グラン・ブルー』の公開で脚光を浴びるが、晩年うつ病になり自ら生涯を閉じる。
監督:レフトリス・ハリートス
出演:ジャック・マイヨール、ジャン=マルク・バール、ドッティ・マイヨール、ジャン=ジャック・マイヨールほかナレーション:ジャン=マルク・バール(2017 年/ギリシャ、フランス、日本、カナダ/78 分/カラー、モノクロ)
製作・提供:WOWOW 配給・宣伝:アップリンク
©2017 ANEMON PRODUCTIONS/LES FILMS DU BALIBARI/GREEK FILM CENTRE/IMPLEO INC./STORYLINE ENTERTAINMENT/WOWOW
写真:Mayol family archive/Daniele Padovan/Daan Verhoeven/Junji Takasago/Mehgan Heaney-Grier/Bruno Rizzato
2019 年11 月29 日(金)新宿ピカデリー、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開