2016年3月7日
「社会においては、自分の仕事をここまで明確に自慢できることはなかなかない。これからいろんな壁があると思うが、負けずに才能を開花させて」と、樹木さんは監督にエールを送った
映画『やぎの冒険』で、史上最年少となる13歳で監督デビューを果たした仲村颯悟監督が5年ぶりに、長編2作目となる映画『人魚に会える日。』を発表した。長年にわたり沖縄に深く根づいてきた基地問題に向き合うことで、悩み、揺れ動く若者たちの姿を描いた作品だ。2月21日から沖縄で先行上映されていたが、3月3日に東京でも初公開に。また、この日は公開記念として、仲村監督と女優の樹木希林さんによるトークイベントが行われた。昨年夏に樹木さんが辺野古を訪れ、市民と交流したことを知った仲村監督が、自ら対談を依頼したのだという。樹木さんは「(沖縄住民のリアルな心情を描いた)とても現実感のある作品。粗削りな部分や稚拙な部分はあるけれども、伝わってくるものが多い」と作品を称賛した。また、仲村監督は「伝えたいことをきっちりと伝えられる映画に仕上がったと思う。沖縄県民だけでなく、多くの人々に観てもらうことができ、とてもうれしい」と話した。
東京での上映は3月7日(月)まで。その後、愛知県、大阪府などで順次公開となる。
問い合わせ先>>「人魚に会える日。」オフィシャルサイト
https://www.ningyoniaeruhi.com