▼「DIVER」1月号 新・地形ダイビング 辺戸岬(p55)に関するお詫びと訂正
ご協力いただきました尾方隆幸准教授をはじめ、関係者の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしたこと深くお詫び申し上げます。
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DIVER1月号|12月10日(火)発売
特集 新・地形ダイビング
地下迷宮のように入り組んだ水中洞窟。はたまた、人工物にしか見えない圧巻の奇岩群……。水中で神秘的な地形を眼前にしたとき、大いなる自然の力について、思いを馳せずにはいられない。いつから、どのようにして、どれくらいの時間をかけて形成されたものなのか。その不可思議さに創造主の存在さえ、リアリティを帯びてくる。そこで、本誌は提案したい。地形ダイビングの新たな愉しみ方として、その背景や成り立ちから知ることを。地形のナゾや歴史を紐解くことで、地形ダイビングはもっとおもしろく、味わい深いものになる。そして、海と大地と地球の壮大な物語は、我々にあらためて教えてくれるはずだ。ダイビングがいかにロマンあふれるアドベンチャーであることか、を。
海底地形探査最前線
水中の世界を精密に計測し、精巧な地図を作成しようと試みる大規模なプロジェクトがある。このプロジェクトを指揮する菅浩伸教授とともに、水中地形に隠されたロマンを解き明かす旅にでかけてみよう。
話題のジオサイトを大解剖!/国内編
沖縄県(宮古島)/静岡県(伊豆半島)/串本(和歌山県)/佐渡島(新潟県)/本栖湖(山梨県)/田後(鳥取県)/錦江湾(鹿児島県)/徳之島(鹿児島県)/辺戸岬(沖縄県)の各地を紹介。
世界の海で地形三昧したい
ケーブでドキドキ、ドロップオフでワクワク、光のシャワーを浴びて、青い空間を浮遊する。これぞ、ダイビングの醍醐味!世界の有名地形ポイントで、冒険気分を味わおう。
福島和可菜さんも挑戦!静浦海中クリーンアップ
甚大な被害を招いた台風19号が過ぎ去り、まだ日も浅い10月20日。〈ブルー&スノーダイビングスクール〉率いる総勢137名のダイバーが静浦に大集結した。彼らの目的は「海中清掃」。海に捨てられたゴミや、台風で流れ着いた瓦礫を一丸となってクリーンアップ。はじめての海中清掃というタレントの福島和可菜さんも参加し、盛り上がりを見せた。
▼お詫びと訂正
「DIVER」1月号 新・地形ダイビング 辺戸岬(p55)におきまして、琉球大学尾方隆幸准教授より取材に対する回答と異なる記述があったとの指摘を受け、ここにお詫びと訂正をさせていただきます。
ご協力いただきました尾方隆幸准教授をはじめ、関係者、読者の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしたこと深くお詫び申し上げます。
1.本文11~16行目、括弧内
(誤)
辺戸岬周辺や本部半島には、今から2億年以上前に遠くから運ばれ、海洋プレートで堆積した古い石灰岩が露出します
(正)
辺戸岬周辺や本部半島には、今から2億年以上前に海洋プレートで堆積した、遠くから運ばれた古い石灰岩が露出します
2.本文17~20行目、海底鍾乳洞の成り立ちについて「海底鍾乳洞は古い地層で形成される沖縄県北部だからこそ、生まれたもの」と記述しましたが、尾方隆幸准教授より科学的な誤りがあるとご指摘がありました。「海面下の鍾乳洞は古い石灰岩でしかできないということはなく、世界各地に存在するもの」です。正しくは以下の通りです。
「鍾乳洞は、石灰岩をつくる炭酸カルシウムが溶解することによって形成される。水を浸透させやすい石灰岩は地中に河川をつくり、岩盤を溶かし、流れに沿うように洞窟を形成していく。この洞窟に地表から浸透してきた水が入り込み、炭酸カルシウムが析出することによって鍾乳石が出来る。こうした鍾乳洞が海面上昇や地盤の沈降により水没すれば、海面下に鍾乳洞が確認されることとなる。なお、海面下の鍾乳洞は石灰岩地域における普遍的な地形の1つである」