薩南諸島のダイビング見どころ

鹿児島から南へ、沖縄にかけて点在するのが薩南諸島。本土と沖縄の中間に位置することから、海中も温帯域と亜熱帯域が入り混じっているのが特徴です。沖縄に比べ知名度は低く、訪れる観光客も少ない薩南の島々ですが、古くからダイバーに親しまれてきた場所でもあります。ウミガメに会える与論島、魚群ポイントで人気上昇中の沖永良部島、陸上の自然も合わせて楽しみたい屋久島、穴場的な徳之島、ワイドもマクロも楽しめる奄美大島などそれぞれ個性的。沖縄に比べダイバーも少なく、素朴な居心地のよさが残っているのも魅力です。

INDEX

硫黄島(いおうじま)
活火山の島ならではのダイナミックな地形を楽しむ
屋久島(やくしま)
豊かな森と黒潮に育まれた海
トカラ列島 口之島(とかられっとう くちのしま)
日本最後の秘境、透明度抜群の大物天国!
奄美大島 北部(あまみおおしま ほくぶ)
アクセス抜群! 太平洋側で大物狙い
奄美大島 中部(あまみおおしま ちゅうぶ)
バリエーション豊かなポイント多数!
奄美大島 南部(あまみおおしま なんぶ)
3大島海峡で癒しののんびりダイビング
徳之島(とくのしま)
ウミガメ遭遇率100%!手付かずの自然を堪能できる海
沖永良部島(おきのえらぶじま)
名物のギンガメトルネードからマクロまで楽しめる
与論島(よろんとう)
クリスタルブルーの海に包まれる幻想的な海中宮殿

その他の九州北部エリアのダイビングサイトは
九州北部のダイビング見どころ
九州東部のダイビング見どころ
九州西部のダイビング見どころ
九州南部のダイビング見どころ

硫黄島(いおうじま)

鹿児島県鹿児島郡三島村

 

活火山の島ならではのダイナミックな地形を楽しむ

硫黄島は薩摩半島の沖合に浮かぶ活火山の島。今もなお噴煙を上げ、港は温泉と海水が反応して赤茶色に変色しています。周囲19kmほどの島ですが、火山、温泉、平家落人伝説にまつわる史跡など、観光には事欠かない。島内にダイビングショップはなく、鹿児島などからショップが開催する日帰りや1 泊ツアーなどに参加して潜ることになります。海の中は大型回遊魚の群れをはじめ魚影が濃く透明度抜群。火山の島ならではのダイナミックな地形が魅力です。島内各所にある海に面した露天の温泉があるので、秘湯好きの方はぜひ。

屋久島(やくしま)

鹿児島県熊毛郡屋久島町

屋久島

豊かな森と黒潮に育まれた海

鹿児島県の大隅半島南南西約60kmの海上に位置する屋久島は、ほぼ円形をした隆起花崗岩の島。世界自然遺産に登録されて20年が経ちましたが、屋久島の魅力は縄文杉だけにとどまらず、神秘的な原生林や豊かな森を行くエコツアーやフォレストトレッキング、迫力ある数々の滝めぐり、ダイビングやスノーケリング、リバーカヤックなど、大自然をたっぷり満喫できます。黒潮の恩恵を受け、透明度が常時20m前後と安定している屋久島付近の海中は、温帯〜熱帯エリアに生息する生物が観察できるのでカメラ派も楽しむことができます。白砂と松林が美しく、夏には海水浴客でにぎわう「永田いなか浜」は、日本一のウミガメ産卵地として知られ、5月下旬~7月下旬までの期間、地元のエコツアーに申し込んで見学することも可能です。もちろん海中でもアカウミガメ、アオウミガメに会うことができます。まさに「ウミガメの島」といえるでしょう。

平内

レベル 初級者〜上級者
エントリー ビーチ
水深 ~20m
特徴 ビーチながら隆起の富んだ屋久島的な豪快な地形と、回遊魚などの大物が狙えます

ゼロ戦

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~25m
特徴 カメラ派にはたまらないポイント。真っ白な砂地に漁礁が点在し、その先にはゼロ戦と呼ばれている飛行機のプロペラの残骸が横たわっている。砂地に構える存在感と魚の豊富さが見どころです

タンク下

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 10~30m
特徴 屋久島を代表するポイント。港から約3分ほどで到着し、船に弱い方も安心です。ポイントにはブイが設置してあり、初心者も安心してエントリーできます。マクロ中心ですが、時折やってくる回遊魚も見応え十分です

トカラ列島 口之島(とかられっとう くちのしま)

鹿児島県鹿児島郡十島村

トカラ列島口之島

日本最後の秘境、透明度抜群の大物天国!

黒潮直撃の手つかずの海で透明度抜群なトカラ列島の口之島。サメ、大型回遊魚、ギンガメアジの群れは年中! 日本最北端のマンタポイントで、運が良ければ港前でスノーケリングでマンタと泳ぐことも可能です。 口之島で見られる人気生物は、サメ・ギンガメアジの群れ・サンゴ(通年)、イソマグロの群れ(真夏以外)、マダラトビエイの群れ(晩秋)、カジキ(秋以降)、マンタ(10月下旬〜5月中旬)、ロウニンアジ(梅雨時期)、ツムブリ(夏)です。

ニヨン

レベル 上級者
エントリー ボート
水深
特徴 屋久島と口之島の間にある南北2km、東西1kmに広がる大きな根に見どころが点在しています。目玉はギンガメアジの群れ。ジンベエザメの目撃例もあります。黒潮本流が直撃するため、いつも流れが早いポイントです

フィッシュヘッド

レベル 上級者
エントリー ボート
水深
特徴 口之島の西にある広大な沈み瀬(芽瀬)。ここで釣りをすると魚の頭しか上がってこない(サメに食べられる)ことから「フィッシュヘッド」と呼ばれています。常に流れがあります。ブルーウォーターダイブも可能です

マンタビレッジ

レベル 中級者
エントリー ボート
水深
特徴 日本最北端のマンタポイント。10月下旬~5月中旬までプランクトン捕食のために訪れるマンタを見ることができます。砂地にはガーデンイールやテンスが多く生息しています

平瀬No.1・No.2

レベル 上級者
エントリー ボート
水深
特徴 口之島島周りでは人気No.1のポイント。流れを読んで、2つの沈み瀬を潜ります。ギンガメアジ、イソマグロ、ロウニンアジ、サメは定番。夏はツムブリ、 秋はマダラトビエイ、バショウカジキが混ざります。マンタシーズンになるとギンガメの群れの横で、マンタを観察することもできる夢のようなポイントです。港近くに位置するポイントですが、流れが強いこともあるので、ガイドの指示にしっかり従いましょう

マンタワールド

レベル 中級者
エントリー ボート
水深
特徴 シーズンになると、港のすぐ前でマンタが見れるポイントです。マンタはプランクトンを捕食しにくるので、お食事風景を観察できます。スノーケリング で泳ぐことも可能です。流れがある時は回遊魚も多く、イソマグロ数百匹の群れに遭遇することもあります

エボシの離れ

レベル 中級者
エントリー ボート
水深
特徴 回遊魚からサンゴまで見ることができる口之島を凝縮したポイント。特にウメイロモドキの群れは圧巻です。手つかずのサンゴに群れるキンギョハナダイやカスミチョウチョウオはまるで南国リゾートのような風景。日本最北端といわれるハナビラクマノミも生息しています。マンタの回遊ルートにもなっているので、ダイビング中に目の前を横切るマンタに出会えるかも

サンゴガーデン

レベル 中級者
エントリー ボート
水深
特徴 広大なサンゴの群生が美しいポイント。水深20mで特大テーブルサンゴ見られ、透明度もいいので写真映えします。イソバナが群生するエリアや、ウミガメが居ついているエリアもあります。マンタシーズンになると、マンタの遭遇率も高いエリアです

オドイのドロップ

レベル 上級者
エントリー ボート
水深
特徴 水深10~40mまで落ちる豪快なドロップオフが楽しめるポイントです。ウメイロモドキやムレハタタテダイが観察できます。流れがある時は、「オドイのドロップ」から「サンゴガーデン」までドリフトし、浮遊感を楽しむことができます。マンタ遭遇率も高いポイントです

海底温泉

レベル 中級者
エントリー ボート
水深
特徴 海底温泉のポイント。水底には湯の花が堆積しています

ラビリンス

レベル 中級者
エントリー ボート
水深
特徴 島の南側に位置し、北風に強いポイントです。サンゴの棚に迷路のようにクレパス、トンネル、ホールなどが続くトカラでは珍しい地形ポイント。日本最北端といわれる ハマクマノミのコロニーもあります。流れがあると、回遊魚もいっぱい集まり海中はいっきににぎやかになります。地形と回遊魚を1ダイブで楽しむことができる贅沢なポイントです

戸尻・沖の根

レベル 中級者
エントリー ボート
水深
特徴 西側、南側が潜れない時によく潜るポイント。当たれば、ロウニンアジやウメイロモドキがいっぱいですが、当たらない時は砂地のガーデンイールを見るだけのダイビングになるという一か八かのギャンブルポイントでもあります

ヒーリングワールド

レベル 中級者
エントリー ボート
水深
特徴 水深5mのところにサンゴで覆いつくされた棚があります。深場に行くと砂地が広がります。このポイントにも小さいながら、海底温泉があります。マンタビレッジに近いのでマンタシーズンになるとマンタを見ることがあります

奄美大島 北部(あまみおおしま ほくぶ)

鹿児島県奄美市

奄美大島北部

アクセス抜群! 太平洋側で大物狙い

鹿児島の南南西380kmに浮かぶ奄美大島は、8つの有人島からなる奄美諸島の中心地。奄美大島でのダイビングは、ベースとなるエリア(北部・中部・南部)によって楽しみ方や潜るポイントが異なってきます。北部エリアは奄美空港から1番近く、アクセス抜群! 到着日のダイビングも可能で、最終日ものんびり過ごせます。ダイビングでは穏やかな内湾と迫力ある外洋の両方が楽しめるのが強み。内湾性のめずらしい生物は種類が豊富でカメラ派ダイバーに人気です。また、外海にはダイナミックな地形のポイントやも多く、大物に出会えるチャンスも! 島名物の郷土料理「鶏飯(けいはん)」は島の最北部・笠利町が発祥の地なので、本場の味を食してみては。

ピアテグリ

レベル 初級者〜上級者
エントリー ビーチ
水深 ~28m
特徴 笠利湾内にあるビーチポイント。水深5mにユビエダハマサンゴの群生があり、ニシキテグリが生息しています

三瀬

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 8~10m
特徴 北部太平洋側イチ押しのワイドポイント。ウメイロモドキ、グルクン、カスミチョウチョウウオなどの群れは必ず見れ、大物遭遇率も高いです。冬場に潜りやすいポイントです

倉崎ビーチ

レベル 初級者〜上級者
エントリー ビーチ
水深 ~20m
特徴 マクロ派にオススメのビーチポイント。通年潜りやすく、エントリーすると水深5mでハナヒゲウツボ、12m地点の砂地にはヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、ジョーフィッシュなどが観察できます。春頃はウミウシも多いです

山本スペシャル

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~15m
特徴 穏やかな湾内のポイント。砂地に根があり、スカシテンジクダイが群れ、ユカタハタ、ハダカハオコゼ、オイランヨウジ、ヒレナガネジリンボウ、オドリハゼ、ヤシャハゼなども見られます

ブンブンロック

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 14~34m
特徴 東シナ海側のポイント。ナポレオン、マダラトビエイ、ロウニンアジやイソマグロなどの回遊魚が狙える他、深場ではアケボノハゼやスジクロユリハゼなども見られます

アサヒガーデン

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~24m
特徴 ホワイトソックスシュリンプやバイオレットボクサーシュリンプなど珍しいエビが見られるポイント。根にはアザハタやケラマハナダイ、カシワハナダイ、フタイロハナゴイなどが群れています

七ツ瀬

レベル 初級者〜中級者
エントリー ボート
水深 12~30m
特徴 太平洋側のポイント。海底は真っ白な砂地になっていて、そこに大小7つの根が点在しています。透明度が良く小魚も多く、ときに大物が現れることもあります

笠利ホール

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~25m
特徴 最北端の灯台下にある地形ポイント。30mのクレパスを抜けるとホールのような出口があり、ホワイトチップリーフシャーク、ロウニンアジ、ナポレオンフィッシュなどが見られます

大仏サンゴ

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 12~20m
特徴 大仏の頭にそっくりな大きなコモンシコロサンゴが見られるポイント。 根にはハナゴイなどが群れ、砂地にはガーデンイール、ヤシャハゼ、ネジリンボウも生息しています

一反瀬

レベル 初級者〜上級者
エントリー ビーチ
水深 ~19m
特徴 夏にはキンメモドキ、スカシテンジクダイなどが大きな根を覆います。ハダカハオコゼやミナミハコフグの幼魚、イソギンチャクエビなどマクロ生物も盛りだくさん。キビナゴが群れる時期にはカツオも姿を現します/td>

奄美大島 中部(あまみおおしま ちゅうぶ)

鹿児島県奄美市名瀬長浜町

奄美大島中部

バリエーション豊かなポイント多数!

奄美大島の中部は、標高694mの奄美諸島最高峰の湯湾岳(ゆわんだけ)をはじめとする山々がほとんどを占める深い森のエリア。亜熱帯植物が群生する山々には、国指定特別天然記念物のアマミノクロウサギなど、固有種や貴重種が多く生息しています。また、カヌー遊覧が可能なマングローブ原生林や、山林の動植物が育む自然豊かな冒険公園・奄美フォレストポリスなど、海以外の大自然もたっぷり楽しめます。このエリアでのダイビングは、大島の中心部・名瀬を拠点に、北は笠利湾や東シナ海から、南は加計呂間島まで奄美の海を縦横無尽に攻められるのが醍醐味。メインエリアとなる東シナ海は目と鼻の先、ダイナミックな地形や大物などが待ち受けています。

美波ちゃん

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 18~40m
特徴 奄美大島で大物を見るならここ!というくらい大物に出会う確率が高い東シナ海側のポイント。トップが水深16mの根の周りには覆いつくすほどのウメイロモドキやハタタテダイなどが群れ、イソマグロやロウニンアジ、マダラトビエイ、そして巨大ナポレオンフィッシュなどの大物に出会えます

デッショ

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~40m
特徴 水深45mまで落ち込む地形がダイナミック。水深20m付近でピグミーシーホースやフリソデエビ、キンチャクガニなどの甲殻類も期待できます。浅場ではカスミチョウチョウウオが群れていたり、深場ではピンクダートゴビーやスジクロユリハゼ、アケボノハゼなどの珍しい生物もよく見られ、マクロ派にオススメのポイントです

スモールミナミ

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~24m
特徴 水深24mのところにある根には多くの生物が生息していて、被写体には事欠きません

奄美大島 南部(あまみおおしま なんぶ)

鹿児島県奄美市

奄美大島南部

3大島海峡で癒しののんびりダイビング

奄美大島南部の中心地、古仁屋は、加計呂麻島などへの観光拠点としても便利なエリア。長距離フェリーや加計呂麻島などへの定期便が発着している古仁屋港もあります。南部でのダイビングでメインとなる大島海峡は、奄美大島と加計呂間島に囲まれた穏やかな海域。サンゴが美しく、砂地の根でのんびりフィッシュウォッチングが楽しめます。さらに海峡の外や周辺の島々に繰り出せばダイナミックな地形や大物狙いの外洋ポイントが待ち受け、ビギナーからベテランまで南の島ならではのダイビングが満喫できます。

嘉鉄オアシス

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~20m
特徴 南部エリアで人気の高いポイント。ブイの近くにある根にはいつもたくさんの小魚が群れていて南国のイメージそのもの。初心者から上級者まで楽しめる究極の癒しポイントです

奄美ホール

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~40m
特徴 ボートで約1時間の外洋の地形ポイント。水深40mから立ち上がる大きな岩には巨大なホールやアーチがあり、日本とは思えないダイナミックな地形が魅力。ピグミーシーホースやアケボノハゼなどのマクロ生物をはじめ、回遊魚との遭遇率も高いです

黒崎東

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~25m
特徴 浅瀬から斜面を下っていくと砂地があり、ホタテツノハゼをはじめとしたハゼ類が多数生息しています。まさに、マクロ生物の宝庫といったポイントです

清水

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~25m
特徴 通称「マクロ天国」。水深24mのケラマハナダイのいる根周りにはヤシャハゼ、ネジリンボウなどが見られます

黒崎西

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~27m
特徴 水深23mに巨大なイソバナがあり、その周辺ではホタテツノハゼ、ヒレナガネジリンボウ、ジョーフィッシュなどが見られます

三角岩

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~27m
特徴 根の周りにはハナゴイ、カスミチョウチョウウオが群れ、オーバーハングにはカラフルなイソバナがついています

三角岩パートII

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 10~18m
特徴 光のシャワーがとても幻想的な地形ポイント

安脚場西

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~20m
特徴 小さなアーチをくぐると巨大なハマサンゴ、ロクセンスズメダイがたくさん群れています。アカククリ、サザナミヤッコなども見られるポイントです

安脚場東

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~15m
特徴 サンゴ礁が素晴らしいポイント。多種類のクマノミや季節限定でコブシメの産卵も見ることができます

呑ノ浦

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~25m
特徴 ツバメウオとアカククリの群れが見事なポイント。リングアイジョーフィッシュやニシキフウライウオ、ツバメガイの仲間も多く見られます

安脚場東

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~15m
特徴 サンゴ礁が素晴らしいポイント。多種類のクマノミや季節限定でコブシメの産卵も見ることができます

久瀬

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~30m
特徴 巨大な根の周りには、回遊魚やカスミチョウチョウウオ、キンギョハナダイが群れています

徳之島(とくのしま)

鹿児島県大島郡徳之島町

徳之島

ウミガメ遭遇率100%!手付かずの自然を堪能できる海

鹿児島の南南西約470km、奄美群島のほぼ中央に位置する徳之島は、観光地化されていない、極上のダイビングエリア。 ダイビングポイントは、ボートが7割、ビーチが3割という南の島には珍しい構成。島全体が複雑な形状の隆起サンゴから成り立ち、どのポイントでも地形が楽しめます。ボートはもちろん、ビーチポイントの多彩さは国内一といっても過言ではないほど。リーフ上にあいた穴からエントリーする地形ポイント、ウミガメ遭遇率ほぼ100%のポイント、コブシメの産卵、多彩なマクロ生物など、見どころが凝縮されています。また、中・上級者向けの潮通しのいい外洋のポイントで回遊魚や魚群、豪快な地形も楽しめます。もちろん、真っ白な砂地を漂う初心者向きの穏やかなポイントもあります。

ブルーホール

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~20m
特徴 魚影は島内でも1、2を争います。ヨスジフエダイの大群、ウミガメ、ナポレオンなどが常連で、マンタの目撃例も増えています。ビーチからもボートでも潜れますが、ビーチエントリーの場合は、リーフ内にポッカリと口を広げたホールからエントリーし、横穴を抜けて外海に向かうルートが一般的。水中にはミニ洞窟も広がっています

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 ~18m
特徴 真っ白な砂地が広がるポイント。沖の離れ根にはネムリブカ、オオセ、ウミガメが多く生息しています。冬〜春はカンパチ、イソマグロなども観察できます

千間海岸

レベル 初級者〜上級者
エントリー ビーチ
水深 ~20m
特徴 ウミガメの遭遇率ほぼ100%のビーチポイント。3つのエリアに分かれていて、水中洞窟、クレパス、差し込む光のシャワーなど冒険的な地形ダイブが楽しめます

沖永良部島(おきのえらぶじま)

鹿児島県大島郡和泊町

沖永良部島

名物のギンガメトルネードからマクロまで楽しめる

奄美群島の南西部に位置する沖永良部島は、九州本島から南へ約540km、沖縄本島から北へ約60kmの位置に浮かんでいます。島の周囲は約60km。全島が隆起サンゴ礁でできている平坦な島ですが、田皆岬やフーチャなどの豪快な浸食地形や、最高峰の大山を中心に鍾乳洞が300以上もあります。なかでも東洋随一のスケールともいわれる昇竜洞は見どころ。 沖永良部島は、ダイビングポイントとしての知名度としてはまだ低いですが、国内最大級のギンガメアジのトルネードが見られるビッグポイントがあります。また、隆起サンゴの島ならではの変化に富んだ地形やマクロなど、年間を通してさまざまな海中シーンも楽しめます 食文化は沖縄と似ていて、ゴーヤやヘチマ料理や豚肉料理、魚介類や南国フルーツが味わえます。

トカキングチ

レベル 初級者〜上級者
エントリー ビーチ
水深 18~20m
特徴 ビーチエントリーでイソマグロの大群が見られる世界的にも珍しいポイントです

サンタの贈り物/長崎鼻

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 10~30m
特徴 島の南側、太平洋に面したポイント。国内最大級のギンガメアジのトルネードが見られることで人気です。ロウニンアジの大群も狙えるうえ、地形もおもしろいポイントです

双子のアーチ/ダブルアーチ

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 24~30m
特徴 2つの隣り合ったアーチがあり、横穴から縦に抜ける事ができます。地形派にオススメのポイントです

デーマタ

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 12~30m
特徴 春と秋にイソマグロの大群が見られるポイントです。豪快なドロップオフも迫力満点。ハンマーヘッドシャーク、マンタなどのサプライズも期待できます

ブルーリボン

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 20~30m
特徴 ハナヒゲウツボ、ヨスジフエダイ、フリソデエビ、各色のハダカハオコゼ、各種ウミウシ、マクロならなんでもアリの人気ポイント

海人

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 18~25m
特徴 元気なエダサンゴの群生が広がるポイント。のんびり潜るのにオススメです

与論島(よろんとう)

鹿児島県大島郡与論町

ヨロン島

クリスタルブルーの海に包まれる幻想的な海中宮殿

奄美群島の中でも沖縄本島に最も近いのが与論島。沖縄本島最北端の辺戸岬から島を望むことができます。リーフで囲まれた平坦な島はかわいいチョウチョウウオ型。そのかわいらしさとは対象的に、海中は多彩でダイナミック。島の北側は穏やかなサンゴ礁のポイントがメインで、アオウミガメを高確率で見られるだけでなく、国内最大級の沈船ポイントもあります。冬は豪快な地形と大型回遊魚が楽しめる南側がメイン。有名な海中宮殿も写真映えするとあって人気のポイントです。ボートで5〜20分というポイントまでの近さも魅力。船に弱い人も安心です。百合が浜は大金久海岸の沖合い1.5kmにあり、グラスボートで渡ります。春から夏の大潮の干潮の時間帯に姿を現し、幻の白い砂浜といわれています。百合ケ浜で年の数だけ星砂を拾えば幸せになれるという言い伝えもあるので、試してみては。

前浜ホール

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 6~22m
特徴 港から25分ほどのところに位置するポイント。流れは弱いことが多いです。初心者でも心配なく潜れるポイントです

キャニオン

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 8~30m
特徴 港から15分強のところに位置するポイント。弱~中程度の流れがあります。ホールやクレパスなどの地形、イソバナの群生が楽しめます

宇勝のアーチ

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 12~38m
特徴 港から15分強のところに位置するポイント。中~やや強程度の流れがあります。北側でもっともダイナミックな地形ポイントです。水深18mから広がるL字形ホールや魚影の濃さが見どころです

ラビリンス

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 8~25m
特徴 港から10分ほどのところに位置するポイント。中程度の流れがあります。迷路のようなクレパス、トンネルやところどころにある岩の隙間から差し込む光が幻想的です

ひょうたん島

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 8~22m
特徴 港から3分ほどのところに位置するポイント。流れは弱いことが多いです。ひょうたん型の根があることから「ひょうたん島」と名づけられました。さまざまな種類のクマノミ見ることができたり、地形も楽しめるポイントです

トモリ・パスサイド

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 12~25m
特徴 港から3分ほどのところに位置するポイント。流れは弱いことが多いです。与論島で唯一テーブルサンゴが群生しています。ハゼ類も見られます

トモリ沖

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 6~25m
特徴 港から5分ほどのところに位置するポイント。流れは弱いことが多いです。南側で唯一、砂地が広がるポイント。沖を泳ぐとガーデンイールが迎えてくれます

フンチュ崎

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 10~22m
特徴 港から5分ほどのところに位置するポイント。弱~中程度の流れがあります。砂地の広場が見どころ。砂地に住むマクロ系生物をじっくり探すのも楽しい。沖側ではアオウミガメにも遭遇できます

ホヌホヌ

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 12~22m
特徴 港から5分ほどのところに位置するポイント。弱~中程度の流れがあります。アオウミカメが休息に来るポイントで、多いときには20匹前後のカメが見られます

茶花海中宮殿

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 8~20m
特徴 港から5分強のところに位置するポイント。流れは弱いことが多いです。白い砂地の広場とクリアな海の色のコントラストがとても美しいポイントです

ダブルクレパス

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 8~25m
特徴 港から10分ほどのところに位置するポイント。弱~中程度の流れがあります。クレパス、砂地、岩場、トンネルと変化に富んだ海中景観が楽しめます。夏は沖のエダサンゴにコブシメが産卵しにきます

ナーマ

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 8~22m
特徴 港から15分ほどのところに位置するポイント。流れは弱いことが多いです。クレパス、サンゴ、砂地と変化に富んだポイントでダイバーを飽きさせません。地形派、フィッシュウォッチ派、どちらも楽しめます

メーラビビーチ前

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 8~25m
特徴 港から15分ほどのところに位置するポイント。弱~中程度の流れがあります。ドロップオフなど地形も楽しめます。沖にはグルクン、浅場のサンゴの中にはダンゴオコゼなどのマクロ系の魚も見られます

マグロ根

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 10~30m
特徴 港から10分強のほどのところに位置するポイント。中~強程度の流れがあります。100kgクラス級のイソマグロや大型のギンガメアジが回遊する風景は、迫力満点! 根にはギンポやゴンベ類も多く、回遊魚を待つ間も飽きることがありません

トライアングル

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 12~30m
特徴 港から20分ほどのところに位置するポイント。中~やや強程度の流れがあります。沖の根が三角形に位置することから「トライアングル」と名付けられました。大型回遊魚も見られるダイナミックなポイントです

ウワノマキのアーチ

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 6~25m
特徴 港から15分ほどのところに位置するポイント。弱~中程度の流れがあります。アーチ、横穴やL字型のホールもあり、さまざまな地形が楽しめます。沖の根ではグルクンやハナゴイが多く見られます

オンザ・ロック

レベル 初級者〜上級者
エントリー ボート
水深 6~25m
特徴 港から20分ほどのところに位置するポイント。流れは弱いことが多いです。沖にはダイナミックなドロップオフ、浅場にはモンツキカエルウオやツユベラの幼魚などマクロ系の魚が多いです

沈船“あまみ”

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 12~38m
特徴 港から5分ほどのところに位置するポイント。中~強程度の流れがあります。全長57mの元海上保安庁巡視船「あまみ」が真っ白な砂地に眠っています。沈船にはツバメウオ、ヨスジフエダイなど多くの魚が生息しています

電報口

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 6~18m
特徴 港から5分ほどのところに位置するポイント。流れは弱いことが多いです。人ひとりがやっと通れるほどのクレパスやトンネルが点在し、アドベンチャー気分を味わえます。水中ライトは必携です。

長崎の塔

レベル 中級者〜上級者
エントリー ボート
水深 12~25m
特徴 港から5分ほどのところに位置するポイント。中~強程度の流れがあります。水深50mからそそり立つ3本の塔がメインのポイント。塔の上のハナダイやハナゴイの群れを見たり、トンネルやアーチをくぐったりとルート取りはバリエーション豊富で飽きることがありません。根の1つは人間の横顔にそっくりで、通称「人面岩」と呼ばれています

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Suga

DIVER ONLINE 編集部

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