廣瀬花子選手がフリーダイビング世界選手権で 女子日本・アジア新記録-99mを達成!

廣瀬花子選手がフリーダイビング世界選手権で 女子日本・アジア新記録-99mを達成!

4月22日から5月2日までの11日間、中米のバハマ・ロングアイランドのDean's Blue Holeにて開催されたフリーダイビング国際大会「VerticalBlue2016」にて、日本人の廣瀬花子選手(東京都出身、29 歳)が、日本・ アジア新記録となる-99mを達成したことが発表された。

https://www.diver-online.com/news/detail/id/2852/
廣瀬花子選手がフリーダイビング世界選手権で 女子日本・アジア新記録-99mを達成!
アジア新記録を達成し、ガッツポーズを見せた廣瀬花子選手

4月22日から5月2日までの11日間、中米のバハマ・ロングアイランドのDean’s Blue Holeにて開催されたフリーダイビング国際大会「VerticalBlue2016」にて、日本人の廣瀬花子選手(東京都出身、29 歳)が、日本・ アジア新記録となる-99mを達成したことが発表された。
日本・アジア新記録を達成した種目は CWT(コンスタントウェイト・ウィズ・フィン)。 フィンを付けて一息で潜り、自力で泳いで潜行、浮上するという、フリーダイビングの中でも花形種目。達成した深度は-99m。3分22秒で往復した。この記録は世界でも第2位となる好記録で、ロシアの故ナタリア・モルチャノバ選手の-101m まで、あと2mに迫った。 廣瀬選手は「初めて海洋大会に出たときからずっと、絶対に日本一になると決めていた。最高に幸せで楽しいダイブだった。」と語っている。先日の木下選手に続き、廣瀬選手が世界記録を達成する日も近いかもしれない。

廣瀬花子選手がフリーダイビング世界選手権で 女子日本・アジア新記録-99mを達成!
浮上中

廣瀬花子選手がフリーダイビング世界選手権で 女子日本・アジア新記録-99mを達成!
廣瀬花子選手がフリーダイビング世界選手権で 女子日本・アジア新記録-99mを達成!
左から福田朋夏選手、廣瀬花子選手、木下紗佑里選手、岡本美鈴選手

同大会では日本人女子が圧倒的な強さで活躍している。廣瀬選手が-99mを更新する直前には、やはり日本人の福田朋夏選手が-94m と日本・アジア記録突破の口火を切り、これを廣瀬選手が塗り替える形となった。また、4月26日には日本の木下紗佑里選手がCNFコンスタント・ノーフィン:フィンを履かずに平泳ぎで潜水する種目)にて-72m の「世界記録」を達成している。

日本女子選手の強さの秘密は何なのか。
大会前まで10年間、日本記録を更新し女王の座を保持し続けた岡本美鈴選手は、後輩選手の活躍についてこう語る。「今回の大会では、日本人選手のお互いを高め合うチームワークの素晴らしさも話題でした。近い将来、海洋全種目で世界記録を日本人が更新できるはずです。ぜひ今後も日本女子に注目頂きたいと思います。」
世界も認めるチームワークの良さが、日本人女子選手の強さの要因となっていることは間違いない。今後も選手たちの活躍に注目していきたい。

日本人選手の大会最終結果

総合:木下紗佑里選手(準優勝、銀メダル)
種目別CWT:廣瀬花子選手(優勝、金メダル)日本・アジア記録
福田朋夏選手(準優勝、銀メダル)
種目別CNF:木下紗佑里選手(優勝、金メダル)世界記録
廣瀬選手は今年9月にギリシアで゙開催されるフリーダイビング世界大会に向けた選考会、6月5日(日)に東京辰巳国際水泳場で開催される「フリーダイビングインドアカップin 辰巳国際水泳場」にも参加する予定です。

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【Vertical Blue2016について】

2016年4月22日(金)から5月2日(月)までの12日間、バハマ・ロングアイランドのDeans blue holeにて開催されているフリーダイビング国際大会。世界20カ国から36名のトップアスリートが参戦している。
>> 公式サイトはこちら
http://2016.verticalblue.net/results/?action=overall

>>リアルタイム競技結果はこちら(時差-14時間)
http://2016.verticalblue.net/results/?action=days

フリーダイビングについて

一息でどれだけ潜れるかを競う競技。地中海が発祥、日本での競技人口は300名程。現在一般的に競われる海洋種目には
・CWT(コンスタント・ウエイト:フィンをつけて垂直に潜る競技)
・FIM(フリーイマージョン:フィンをつけずロープをたぐる競技)
・CNF(コンスタント・ノーフィン:フィンをつけずに平泳ぎ潜る競技)
の3種目がある。
日本フリーダイビング協会
http://aida-japan.com

1998年に発足。日本における健全で安全なフリーダイビングの啓発と普及を目的に、大会の主 催・公認、国際大会への選手の派遣などを行なっている。世界的なフリーダイビングの組織で あるAIDAインターナショナルの日本支部「AIDA Japan」としても活動している。

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Amano

DIVER ONLINE 編集部

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