違和感が生まれた2020年1月
長引くコロナ禍。第7波が~~~と書かれたネットニュースの見出しに「何回目の波とかもうわかんないし」なんて尖ったことを思ってしまう。依然、ダイバー社を取り巻く環境は好転せず休刊を延長に次ぐ延長。読者を待たせているのは重々承知の上で、でも40年近く歴史のある雑誌を守るためにも今は仕方がない、そんな風に言い聞かせています。
思い返してみれば、世間に違和感が生まれたのは2020年を迎えてすぐのこと。そこからじわじわと違和感が危機感に変わり、with コロナ、2022年にも入ると皆、慣れてしまったように思います。
毎月沖縄へ潜りに行っていた私も、もうすっかりブランクダイバー。ダイビングから遠ざかる一方です。
ひとりひとり周りの環境が違うはずなので「潜りに行きたくても行けない」人がいれば「変わらず潜りに行く」人もいる。「今はやめとく」人もいる。私は「今はやめとく」派。でも心のどこかに海を求めている自分がいる。同じ気持ちの方、いるかしら…
ちょっと暗い始まりになりました。今回は、心が海を求めて限界に至ったのか毎日猛暑で無意識に涼を求めたのか、急遽鴨川シーワールドへ行くことを決めたスタッフの休日に密着!
シャチに会いたい
行き先を鴨川シーワールドへ決めたのは「シャチに会いたいから」。昔、ホエールスイムでザトウクジラを間近で見て”海に関わるを仕事をしよう”と決心した私は無類の鯨類好き(無類はちょっと言い過ぎたかも)。特に自然界でなかなか出会えないシャチは憧れの存在でした。
鴨川シーワールドではサマースプラッシュという夏限定のシャチのショーが開催されていました。名前の通り、客席に向けて豪快に水しぶきを浴びせかけるショーです。
……水しぶきというか、よく雨の例えで出てくる”バケツをひっくり返したような”が正しいかもしれない。しぶきでなく水の塊が結構なスピードで飛んできます。4頭のシャチがそれぞれ客席の前にスタンバイし、巨大な尾びれでバシバシ絶え間なく水をかけてくるので、基本どこの席もずぶ濡れ。「このエリアは濡れます」的な案内があった2段上に座っていたわたしもずぶ濡れ。会場で売っているポンチョはもちろん、鞄を守る袋、そしてスマホやカメラに水がかかってもいいようにしておくのが120%で楽しむための準備かもしれないです。完全なリサーチ不足でした。水といっても海水なので侮れませんよ。
ベルーガ(シロイルカ)は首が細かに動く
シャチショーの後に向かったのはベルーガのいるシアター。ここではベルーガの持つ超能力について紹介されていました。
北極圏に生息するベルーガ(和名:シロイルカ)は真っ白な体にメロンと呼ばれる頭のふくらみが印象的ですよね。そんなベルーガ、首が細かに動かせるようで、飼育員さんの指示に合わせてブンブン頭を振ってました。メロンが揺れる揺れる……これが脂肪組織と知っても愛おしく感じます。
これだけ首を自由自在に動かせるのは7つの頸椎が互いに融合していないため、だそうです。上下左右90°近く動かせるとか……!
2大目的を果たした後は順路に沿って鑑賞
シャチ、そしてベルーガと鯨類を存分に堪能した後は、順路通りに館内を進んでいきます。
ダイビング中に出会う魚たちをより時間をかけてじっくりと、近くで見られるので私は結構水族館が好きです。その代表格はチンアナゴではないでしょうか。海は近づくのに一苦労。でも、水族館なら引っ込まれてしまうことなくそのお顔をじっくり見られます。
すっかりベルーガの虜♡
もともと好きだったシャチに加え、まんまとベルーガの虜になってしまった私は、お土産にもベルーガモチーフをチョイス。
ところで、私は通販サイト「DIVER’S STORE」の仕入れも担当しているんですが、ダイビングとはあまり関係ないシャチやクジラのグッズを仕入れてもいいのかしら。皆さん買ってくださいますか?また、何かオススメのアイテムがあれば教えてください。
”水族館でしか買えない”という付加価値はビジネスでとっても大事だと思うんですが、例えば友人の誕生日プレゼントを探しているとき。こういう海のいきもの系のグッズは店頭、ネットで探すの難しい…。「海をもっと身近に感じてほしい」その気持ちをベースに運営しているので、もっと手軽に欲しいものが買えたらいいなっていちユーザーとしては思います。皆さんはどう思いますか?
最後までお付き合いありがとうございました
思い付きで書き始めたこの記事。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
実はこの翌週、茨城のアクアワールドへも行ってきたほど、すっかり水族館ブーム!(再度言いますが、水族館の案件ではございませんよ)
さて、皆さんはどんな夏休みをお過ごしですか?熱中症、感染症には十分気を付けて、思い思いの夏をお過ごしくださいね。ではまた、どこかで!
(須賀)