西内ひろさんが語るフィリピンの魅力

人と海から元気をもらえるところーーープライベート旅行をきっかけにフィリピンとの絆を深め続けている西内ひろさん。旅のエピソードから観光大使としての活動まで、フィリピンの魅力をたっぷりと語っていただきました。

近年、フィリピンでの過ごし方は、従来の観光を中心とした旅から、心身を癒し豊かにする旅へと変化しています。そんな新しい旅のスタイルを発信しているのが、フィリピン観光大使を務めるモデルの西内ひろさん。初めて訪れた時に見た、海の美しさは今も忘れないと言います。「初めてフィリピンを訪れたのは2014年。プライベートでマニラ、セブ島、ボホール島に行きました。日本からたった4時間の所にこんな美しい海があるのかと驚きました。加えて人が陽気でフレンドリー。ここにいるとパワーをもらえる。それが最初の印象でした」。

フィリピンの陽気な国民性は、彼女の出身地である福岡の気質にも似ていると言います。「福岡の人も陽気で歌や踊りが大好きで、どこか似ているところがあります。すぐ友達になれるとか人との距離感が似ているなと。そんなところが地元感覚でいられて気持ちが温かくなります」

フィリピンとの不思議な縁を感じる

2014年にミス・ユニバース・ジャパンで準ミスを受賞後、フィリピンで開催されたミス・コンテストの子供向けイベントに参加しました。そこでのふれあいを通じて、ここは自分が何かできる場所なのかなというインスピレーションを受けたと言います。「フィリピンでのボランティア活動の様子をアップしたSNSや、海外の1分間PR動画をフィリピン大使館のかたが見てお声をかけていただき、マニラとパラワン諸島、イロイロ島でも同様のPR動画制作をしました。観光大使は2018年から務めていますが、フィリピンとは不思議な縁を感じます」。

クローズ時に初めて訪問したボラカイ島で、地元の方々と一緒にゴミ清掃活動にも参加しました

フィリピンでの人脈も広がり、子供たちにプレゼントを届ける活動なども継続して行っています

現地で出会った人々との繋がりでフィリピンでの仕事が増え、感染症対策でロックダウンする以前は、毎月フィリピンに赴いていたと言います。「仕事仲間の誘いで何気なくテレビ局を見学させてもらった時に、25年続いているという有名なバラエティ番組の担当者にいきなり出演をオファーされたのですが、台本はもちろんタガログ語。すごく焦りましたが、それが逆に面白くなってしまい、持ち前の度胸で乗り切りました。ある時は裁判員、有名雑誌の表紙を飾るモデル、またある時は島に流れ着いた日本人の設定(笑)。それが好評だったようで、結局4回も出演することになりました。本当に人生って面白いなと思います」。

フィリピンで25年続いている人気のバラエティ番組に出演。タガログ語がメインでもなんとか乗り切りました

進化するマニラから目が離せない

驚くべきスピードで進化する首都マニラ。本格スパからファッションブランド、モダンアートなど注目スポットが続々登場しています。そんな街全体が大きく変化するなかで、ピックアップしたいのが食のトレンドだと話します。「マニラでおすすめのレストランは、五感でモダン・フィリピーノが楽しめる『トーヨー・イータリー』。女性シェフによるファームトゥテーブルのレストラン『グレースパーク』。伝統料理なら『アベ』へ。ウベ芋のシニガンや竹筒ご飯が好きです。フィリピンはオイリーな料理が多いので、食事は野菜を中心にタマリンドが入ったシニガン、モリンガのスープなど体によいものを積極的にいただきます」。また近頃のマニラはお洒落なバーが増えていて、開拓するのが楽しみだとも話します。「BGC(フォート・ ボニファシオ・グローバル・シティ)にある『Bank Bar』は、セブンイレブンの倉庫の中に入り口があるお洒落なバーラウンジ。『ザ・バック・ルーム』は、靴磨き店かなと思えるところの扉の裏にある秘密のバー。禁酒法時代の1920年代がテーマのシックな雰囲気でオリジナルカクテルがおすすめです」。

隠れ家的なオシャレなバーが増えているフィリピンで。バーのホッピングも楽しい

フィリピンと日本の橋渡しに

観光大使として様々な活動をする中でのコロナウィルスによるロックダウン。現地に足を運べない今、今後のビジョンを語ってくれました。「今年は宗像国際環境会議に出席しました。SDGs(持続可能な開発目標)に根ざした取り組みを通じてフィリピンと日本を繋げる活動や、エコプロダクツの開発にも携わっていきたいと考えています」。続けて「コロナが収束したらミンダナオ諸島にあるシアルガオ島を訪れたいです。最近サーフィンスポットとして注目されていて、素敵なホテルもあるそうです。サーフィンにもチャレンジしてみたい。フィリピンにはまだまだ行ってみたいところがたくさんあります」。

アドバンスダイバーの資格まで持っているひろさん。パラワンの滞在中には、アドベンチャラスなレックダイビングがとくにお気に入りです。タイマイとも大接近し、ギンガメアジの群れやクマノミとのランデブーも楽しみました。フィリピン観光省のYoutubeチャンネルでも動画が公開されています。

https://www.youtube.com/watch?v=tec07Xv3-ms

 

西内ひろさんProfile

10代より、地元福岡を中心に芸能活動を開始。2014年ミス・ユニバース・ジャパンで準グランプリを獲得し、より精力的にTV・CM・広告へ出演。今秋、妹の西内まりやさんと共演のGAPのCMも話題に。インスタグラムには趣味の旅行の話題がたくさんアップされ、ダイビングや素潜りの様子も紹介されています。また、その自然なライフスタイルが同世代を中心とした女性層に支持され人気となっている。2018年6月よりフィリピン観光親善大使としても活動。最近、自身のYoutubeチャンネル「Hiro Nishiuchi official」もスタート。
https://www.instagram.com/0214hiro/?hl=ja
https://www.youtube.com/channel/UCrou_xmW2Kgz4av0ZWj0RsQ/featured

インタビュー=鈴木博美

【続・フィリピン応援団】

旅行社STWのダイビング専門部署ダイブナビで、フィリピンを得意エリアとする入社3年目の竹下貴之さんにもお話を聞きました。

ダイバーズ天国フィリピンの魅力は?

学生の頃からフィリピンは大好きでよく行っていたのですが、今の会社に入り、フィリピンの新たな魅力を見つけました。それはダイビングです。フィリピンは島国なので、多くの場所がダイビングスポットとなっています。さらに、そのスポットが持つ魅力はそれぞれ異なります。イワシの群れのモアルボアル、マクロ天国のアニラオ、沈船ダイビングのコロンなど、フィリピンはどのダイバーのニーズにも応えることができるマルチなダイビングエリアです。それぞれのスポットが世界屈指のポイント、かつリーズナブルな価格で行くことができます。当社では、観光スポットでは聞いたことのないようなフィリピンのダイビングスポットも取り扱っています。

一度フィリピンでダイビングをしたことがある方も、ぜひ他のフィリピンのダイビングスポットも訪れてみてはいかがでしょうか。

>>フィリピンダイビングのことならSTWのダイブナビへ

>>気になるフィリピン・セブの海人気ポイント7選

竹下さん自身のフィリピンへの渡航歴を教えてください。

渡航歴は10回です。行ったエリアは、セブ、モアルボアル、リロアン、マラパスクア、ドゥマゲッティ、シキホール、ボホール、ボラカイ、マニラ、アニラオ、バギオ、ビガン、プエルトプリンセサ、エルニド、コロンです。学生時代にはセブで語学留学をしていました。

今までご自身が行ったフィリピンでとくに印象に残っている思い出は?

セブ島で語学留学中に、先生の従妹の18歳の誕生日会に参加したときのことです。フィリピンでは女の子の18歳の誕生日に親戚や友達などたくさんの人が集まってパーティーをします。日本でいう成人式のようなものですが家族単位で行われるものです。会場に到着すると、周りは誰も知らない、外国人は私一人の状況でとても不安になりました。そのような状況でしたが、私より5歳以上年下の子たちが常に私のことを気にかけてくれて、「喉乾いた?疲れてない?」など積極的に声をかけてくれ、なんとか私を楽しませようとしてくれました。その後もみんなが私のことを歓迎してくれて、フィリピン料理を食べたり、みんなとダンスをしたりと本当に楽しい時間を過ごすことができました。その日は帰国の前日でしたが、しんみり終わることなく、最後まで笑顔で終わることができました。

フィリピンのここがスゴイ!と思うところはなんですか?

仕事中やなにかをしているときでも、歌ったり、踊ったりしていることです。私が留学で1対1の授業を受けているとき、私が真剣に問題を考えているのに目の前で歌い出したり……。モールに行っても、店内のBGMに合わせて歌っている店員を多く見かけます。また、日本では静かにすべき、電車や映画館でもいたるところから話し声や笑い声聞こえてきます。彼らはその瞬間を楽しむことを忘れません。どんなことでも楽しもうとする精神は本当にすごいと思います。日本でもそのように働けたらどんなに楽しいことかと思います。

STWのお客様の声で、うれしかったことや意外だったことなどあれば教えてください。

「フィリピンは治安が悪いと聞いていましたが、実際に行ってみると治安の悪さは感じず、今までで一番楽しい旅行になりました。私にはフィリピンが肌に合っている気がしました。」というお客様からのアンケートが嬉しかったです。私が出会ってきたフィリピン人はみんないい人で、いつも陽気に笑って、歌って、踊って、冗談を言って。悪い印象なんて少しも持ちませんでした。だからこそ、本当のフィリピンを知ってもらうために、現地に行ってもらいたいです。もちろん、観光地として歴史的な建物や広大な自然を楽しむことも素晴らしいです。ですが、フィリピンを旅行する際には、ぜひ多くのフィリピン人と接してほしいと私は思います。フレンドリーなフィリピン人は初対面で話しかけてもきっと、笑顔で迎え入れてくれるはずです。

フィリピン料理やグルメで好きなものは?

シニガンというタマリンドを用いた酸味のあるスープです。

初めて食べたときはむせるくらい酸っぱかったです。ですが、何回か食べているうちにだんだんと酸っぱさにも慣れてきて今ではしばらく食べていないと恋しくなるくらいです。しばらく食べていなかったので、この間は家でレシピを見ながら自分で作りました!フィリピン料理はタイ料理やほかの東南アジアの料理に比べて知名度は低いですが、日本人の口にも合う料理がたくさんあります!

フィリピンみやげでオススメは?

私のおススメは「boy bawang」というスナック菓子です。フレーバーがたくさんあって、その中でもホットガーリック味がおすすめです。程よい辛さとにんにくの味がガツンとくるので最高のおつまみになります。お酒が好きな人へのお土産には最適です!他にもフィリピンはココナッツが有名なので、ココナッツを使った石鹸やオイルクリーム、リップクリームがおすすめです。女性にも喜ばれること間違いなしです!どちらも日本では考えられないくらい安く購入できるので、いつも買いすぎちゃいます!

コロナ前に、フィリピンで注目が高まっていたエリアや話題はなんですか?

コロナ前にフィリピンの注目が高まっていたエリアはフィリピンの南に位置するシアルガオ島(シャルガオ島)です。この島はサーフィンで有名な地域ですがサーフィン以外にも観光地がたくさんあります。透明度抜群な海や南国感あふれる雰囲気はもちろんのこと、欧米人観光客が多いこともあり、おしゃれなカフェや宿泊施設などが次々と建てられています。私のフィリピン人の友人からも絶対行ったほうが良いとオススメされました。日本から行く場合は、セブ島経由でセブ島からは飛行機で約1時間ほどです。私のフィリピンのバケットリストにも入っています!

フィリピンのコロナの状況、ご存知の範囲で教えてください。

地域によっても異なりますが、現在もロックダウンのような状態が続いています。外出許可証やフェイスシールドを着用していないと外出ができなかったりと様々な制限があります。そのため、レストランやホテルなど観光に関わる仕事はかなりの被害を受けています。多くの方が仕事を失い、非常に厳しい状態です。早くコロナが収束し、観光客が戻ることを祈るばかりです。

コロナが収束したら、まず最初にフィリピンで行きたいところやしたいことは?

まずはフィリピンの中で一番思い入れのあるセブに行きたいです。ニュースなどでは常に情報を追いかけていますが、自分の目でコロナがどのような影響をもたらしたのかを見たいです。観光することが彼らの助けにもなると思うので、いろいろなお店に足を運びたいと思います。ですがやっぱり、一番はフィリピンのきれいな海でおもいっきり泳ぎたいですね!!

【関連記事】
>>気になるフィリピン・セブの海人気ポイント7選

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Kishimoto

DIVER ONLINE 編集部

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