2015年11月6日
水中考古学とは、水面下の遺跡や沈没船を発掘、保存、調査する研究分野である。欧米の研究チームがクレオパトラ宮殿やタイタニック号を発見し、中国・韓国は国を挙げて沈没船調査を行っているが、日本でも13世紀の元寇船を発掘するなど、毎年のように新たな成果が上がっている。千葉県沖に沈んだ幕末の黒船を発見し、その後も調査を続けている著者が、自身の体験も織り交ぜながら、世界の海の探検と研究に迫る新書。
「水中考古学 クレオパトラ宮殿から元寇船、タイタニックまで」
井上たかひこ/著
判型:新書判
ページ数:240ページ
定価:本体800円(税別)
出版:中央公論新社
http://www.chuko.co.jp/shinsho/