およそ30億年前に登場し、地球上に酸素を生み出した微生物・シアノバクテリアが作り上げた原始さながらの風景をとどめている、南極大陸のアンターセー湖。10年ほど前から調査を行っている科学者チームにNHK取材班が同行し、これまで科学者しか潜ったことのない湖の中を最新鋭のスーパーハイビジョン(8Kカメラ)で撮影した。
厚い氷で閉ざされ、魚も生息せず、およそ1万年ものあいだ外界との接触がないというアンターセー湖の調査は、原始地球の謎を解明するだけでなく、シアノバクテリアのような原始的な生き物が火星や土星に生息するかもしれないと注目されており、NASAも研究に参加しているという。
取材チームがおよそ1ヶ月にわたって地球最後の秘境といわれる南極で撮影した貴重な映像は、原始地球の謎に迫るとともに、美しく不思議な湖に潜る疑似体験をさせてくれるだろう。
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南極 氷の下のタイムカプセル
2月24日(土)21:00~22:30 NHKBSプレミアムにて放送
番組HP https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=13338
2018年2月16日