ヒメオニオコゼのシックなフラッシング術 伊豆の生物 Vol.6

ヒメオニオコゼ
分布/伊豆半島以南、南シナ海、西太平洋
大きさ/全長20㎝
水深5~40mの砂底に生息する。

本誌では鮮やかな色彩や奇抜な模様を突然見せつけることで、
襲ってくる相手の目をくらます、フラッシング戦術を使う魚たちを紹介。
ただし、伊豆半島で見られる魚に限定した。

サンゴ礁域にはどんな魚がいるのかと調べてみると……
なかなか見つからない。

よく考えてみると、サンゴ礁は明るくカラフルで周りの魚たちも派手な色彩や模様が多くてきらびやかだ。
この環境では、フラッシングしてもあまり効果がないかも……。
そんなふうに思いつつさらに調べると、ヒメオニオコゼに行き当たった。
オニオコゼより小ぶりで、サンゴ礁の白い砂に潜っていることが多い。
胸びれを広げるとユニークな模様が現れる。
ただ、色彩はやや控えめな感じ。
サンゴ礁ではこのくらいのシックな方が、かえってフラッシング効果があるのかもしれない。

撮影/小林安雅
文/こばやしまさこ

伊豆仰天マリンライフ本編は月刊ダイバー本誌にて好評連載中!
伊豆半島の海にどっぷりつかって25年の小林安雅さんが、ファインダーを通して見つめてきた生き物たちのさまざまな生態を紹介しています。

 

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Takeuchi

DIVER ONLINE 編集部

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