キンセンイシモチとスジオテンジクダイ 伊豆の生物 Vol.11

キンセンイシモチ
スズキ目 テンジクダイ科
全長/6cm
分布/小笠原諸島、神奈川県佐島、和歌山県白浜・串本、
愛媛県愛南、高知県柏島、屋久島、琉球列島
本誌ではキンセンイシモチ改め、スジオテンジクダイの生態を紹介している。

2013年3月発刊の『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(東海大学出版会)によると、
これまで2タイプいることが知られていたキンセンイシモチのうち、
ライン型と呼ばれていたものが本家「キンセンイシモチ」で、
ドット型(目の下のラインが点々になっている)と呼ばれていたものに
新しく「スジオテンジクダイ」という和名がつけられた。
スジオテンジクダイは「縦スジが尾びれまで入っている」という意味。
キンセンイシモチは尾びれにスジがはいっていないので、見分けやすい命名だと思う。
キンセンイシモチはサンゴ礁域でよく見られ、
伊豆半島で見られるのはほとんどがスジオテンジクダイ――
だけど、夏から秋にかけて南の海から流れてきたキンセンイシモチが、
伊豆の海にひょっこり現れることを期待している。

写真は沖縄で撮影したキンセンイシモチ。

撮影/小林安雅
文/こばやしまさこ

伊豆仰天マリンライフ本編は月刊ダイバー本誌にて好評連載中!
伊豆半島の海にどっぷりつかって25年の小林安雅さんが、ファインダーを通して見つめてきた生き物たちのさまざまな生態を紹介しています。

 

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Takeuchi

DIVER ONLINE 編集部

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