砂底のハリネズミ ヒラタブンブク 伊豆の生物 Vol.14

ヒラタブンブク
ブンブク目ヒラタブンブク科
殻長10㎝
分布/相模湾以南、インド洋、太平洋、紅海、フィリピン

海底の捕食者は、目の前を横切る魚を捕らえるだけではない。
カワハギの仲間やエイの仲間、ヒラメの仲間は、砂底を掘って獲物を探す。
その格好のターゲットのひとつがヒラタブンブクだ。
ヒラタブンブクはウニの仲間なので、たぶん中身がおいしいと思われる。
夜行性で昼間は砂に潜っている。
砂が盛りあがっているところを少し掘ってみると見つかることがある。
すると、細くて長いトゲを盛んに動かして、自分の身を守ろうとする。
これでは、魚が見つけたとしてもなかなか食べられないと思うかも知れないが、実は弱点がある。
それは、腹側のトゲがみじかいこと。

だから、簡単にひっくり返されて、お腹側の殻を食い破られてしまう。
そのため動きはかなりすばしこく、あっというまに砂中に潜ってしまうのだ。
こんなにスピーディなウニの仲間、今まで見たことがない。

撮影/小林安雅
文/こばやしまさこ

伊豆仰天マリンライフ本編は月刊ダイバー本誌にて好評連載中!
伊豆半島の海にどっぷりつかって25年の小林安雅さんが、ファインダーを通して見つめてきた生き物たちのさまざまな生態を紹介しています。

 

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Takeuchi

DIVER ONLINE 編集部

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