月刊DIVER7月号で、画家のフランキーさんもお世話になった〈マリンハウスシーサー〉は、ひとりダイブトリップでも有意義に楽しめて、寂しいどころか旅先でダイバーの輪がどんどん広がります。男女ともにひとり旅のゲストも多く、国内はもちろん、海外ははるばる北欧などからもゲストが集い、たくさんのリピーターに愛されています。今回は女子のおひとり様旅でも楽しめる、その理由を紹介します。
ひとりゲストも多数!
阿嘉島は気ままなひとり旅で訪れるダイバーが多い島。なかでもシーサーは連日多くのゲストが利用する人気ショップで、ハイシーズンには専用の快速ボート3隻がフル稼働。何チームもが同船するので賑やかで、一緒に潜るチーム内ではゲスト同士が和気あいあいと楽しめます。ガイド陣も経験豊富な男女10名前後が常駐し、初心者から上級者まで、ゲストのレベルやリクエストに合わせて臨機応変にチーム分けしてくれるのもうれしい限り。シーサーはケラマでも珍しくドリフトダイビングも可能で、大物・マクロ・地形・のんびり・フォト派など、好きなダイビングスタイルが共通するダイバー同士では自然と話も弾みます!
明るくてフレンドリーなスタッフたち
「シーサーは一度来たらまた戻ってきたくなる!」
そうリピーターが語る理由はたくさんありますが、明るくて気配りがきめ細やかなスタッフたちの存在もひとつ。海では楽しく盛り上げてくれるので一人ゲストでもすぐに打ち解けられたり、一人一人に優しく寄り添い、スキルに自身がなくても万全サポートで安心して潜れます。そんな思いやり溢れるケアから、シニアダイバーにもリピーター多数。陸上もアフターダイブはもちろん、併設されているペンションやレストランでもスタッフたちの心温まるおもてなしに癒されたり、どんなときも真摯に対応してくれる、心強くてアットホームなスタッフたちが揃います。
国内外のダイバーと「いちゃりばちょーでー」
シーサーでは併設のペンションに宿泊するゲストが多く、レストランで朝昼夜と食事をともにするスタイル。夕食後はスタッフとゲストみんなでお酒を片手にログ付けをしたり、そのまま「ゆんたく(飲みだんらん)」でのんびりワイワイ夜を楽しめます。阿嘉島は多国籍なゲストも多く訪れ、とくに欧米からバカンスにやってくる方々も。毎日たくさんのゲストが入れ替わり、海の感動をともにした仲間はもちろん、ゆんたくで仲良くなった人など、みんなが「いちゃりばちょーでー」。沖縄の方言で「一度会えばみな兄弟」という意味のとおり、帰る頃には仲間の輪が広がる楽しさも醍醐味です!
ビュッフェで沖縄食材をたっぷり!
ここに滞在するゲストが口を揃えて絶賛するのが、食事のおいしさ! 専任シェフたちが毎食、厳選した沖縄食材や島で採れた新鮮な魚介などをふんだんに使用し、朝と夜は豪華なビュッフェスタイル、ランチは定食など、すべて手作りでもてなしてくれます。ゲストを気遣い化学調味料などは控えめに、三枚肉などの仕込みも何年も寝かせた秘伝ダレを使うなど、作り手こだわりの品揃え。連泊するゲストが多いので、滞在中にメニューがかぶらないよう、沖縄料理から和食、中華、洋食と和洋折衷を織り交ぜたバリエーションは、毎食ごとに心とお腹を満たされます。毎月29日の「肉の日」に屋上で開催されるBBQパーティーも大好評です!
屋上ジャグジーでゴージャス気分♪
ダイビングサービス、ペンション、レストランを併設するシーサーの施設は3階建て。広々としたその屋上には、宮殿のような展望ジャグジーもあります。海から帰ったらそのまま屋上に上がって、水着のままジャグジーでのんびり寛ぐのも至福のひととき。青空の下、ゆったりジャグジーに癒されながら、南側には「前浜ビーチ」と青い海が広がり、北側には緑豊かな城岳を臨める絶好ロケーションは、ついつい長風呂してしまうくらい。そんなゴージャス気分もぜひ味わってみてください!
写真=尾﨑たまき
構成・文=湊亜弥子