ハンマーヘッドシャークに会いたい! おすすめダイビングエリアと解説

サメの中でも独特なフォルムを持つハンマーヘッドシャーク。単体でも会えたら嬉しいが、なんといっても大群を作ることで知られる彼らは、世界中のダイバーの憧れの的。水面に浮かぶ無数のシルエット、光に乱反射するメタリックボディ、迫力の大行進……。国内でもそんな夢をかなえられる場所がある。しかも、かなりの確率で、かなりの大群に!

ハンマーヘッドシャークに会いに行こう!

ハンマーヘッドシャークとは?

ハンマーヘッドシャークとは、熱帯から温帯の沿岸域に生息するメジロザメ目シュモクザメ科に属するサメの総称。英名「ハンマーヘッドシャーク(Hammerhead shark)」のとおり、頭部がトンカチのような形状をしており、他のサメと見間違えることはまずない。シュモクザメ科は2属10種に分類され、国内で観察されているのはアカシュモクザメ、シロシュモクザメ、ヒラシュモクザメの3種。ダイビングでよく見られるのは、アカシュモクザメと言われている(肉が赤いためその名が付いた。外見が赤いわけではない)。

もっと知りたい!ハンマーヘッドのこと

どこで会える?時期は?

ダイビングでは、ときおり単体で遭遇することもあるが、群れで見られることで有名なのが、沖縄県・与那国島と南伊豆・神子元島の2か所。与那国島は冬、神子元島は夏と、シーズナリティがはっきりとしており、どちらも遭遇率・遭遇数ともに高く、季節の風物詩にもなっている。多いときでは100~200匹の大群が出現することも。大群が見られるのには水温や黒潮が関係しているとも言われているが、詳しいこととはわかっていない。過去の遭遇データをHPなどで公表しているダイビングサービスもあるので、ぜひ参考に。

必要なスキルは?襲われない?

比較的早い潮の流れを好むハンマーヘッドシャーク、与那国も神子元の場合も、ある程度流れのある中でのダイビングとなる。ヘッドファーストでの素早い潜降が求められたり、「根待ち」したり、ときにはポイントからポイントへと中層をドリフトしたり。中性浮力や残圧チェックなど、自己管理ができるようにしておきたい。なお、人を襲うことはあまりないとされているが、ダイバーのエア音を嫌う傾向もあるので、遭遇したからといって興奮して近づきすぎないように。ガイドの指示にきちんと従おう。

トンカチのようなデッパリは何のため?

頭部が左右に張り出しているハンマーヘッドシャーク、その先端にはつぶらな目と鼻孔がある。そして、この横に張り出た部分には、「ロレンチーニ器官」といって生物が発する微弱な電気を感知する器官があり、他のサメに比べて非常に発達しているのが特徴だ。これらを駆使して、小魚をはじめ、エビ、カニ、タコ、イカなどを食べているが、中でもハンマーが好んで食べるのがエイ。電波を感知するだけでなく、トンカチ部分を器用に使ってエイを押さえ付け、弱らせてから食す。なお、左右の目が離れすぎているため、真正面が死角になるという欠点(?)もある。

海外ではコスタリカのココ島やメキシコのバハ・カリフォルニアなどが有名だが、国内でも年に2回、2つの海で遭遇可能なハンマーヘッドシャーク。ダイビングスキルを磨いて、ぜひ感動の迫力シーンに会いに行こう!

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DIVER ONLINE 編集部

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