新艇就航!ネオミクルーズでインドネシア・ラジャアンパットを潜り倒そう!

世界の海を潜り歩いた水中写真家やベテランダイバーがこぞって「面白い!」と太鼓判を押す海の1つがインドネシア・ラジャアンパット。この海を、これまで以上に快適に、よりエキサイティングに楽しませてくれるダイブクルーズが2020年、登場しました。新艇による「ネオミクルーズ」、11月からのシーズンインが待ち遠しくなる情報をお届けします!

INDEX

ラジャアンパットってどんなところ?
新艇『ネオミ号』で巡るラジャアンパットの海
『ネオミ号』を大解剖
ラジャアンパットツアーのモデルプラン
見逃し厳禁!お得なツアー情報

 

ラジャアンパットってどんなところ?

世界でもっとも海洋生物の多様性に富む海と言われているコーラル・トライアングル。その中でも4万㎢という広大な海域に位置するラジャアンパットは世界中のダイバーがあこがれる海の1つです。

サンゴの上を群れで優雅に回遊していたバラクーダ

名前の由来

ラジャアンパットとは、「4人の王」という意味。15世紀にスルタンがこの海域の主だった4つの島に地元の王を置いたことがその由来。ワイゲオ島、バタンタ島、サラワチ島、ミソール島、それぞれが王の名前が名づけられているというわけなのです。

アクセス

ラジャアンパットの玄関口はインドネシア東部に位置するソロン。日本からの直行便はないため、首都・ジャカルタ経由でのアクセスになります。

日本各地からジャカルタまで約8時間のフライト。ジャカルタで国内線に乗換え、ソロンまでは4時間ほどで到着します。ソロン到着後、クルーズ船に乗船しダイブトリップがスタートします。

 

新艇『ネオミ号』で巡るラジャアンパットの海

『ネオミ号』ってどんな船?

2020年1月、そんなラジャアンパットで、新艇『ネオミ号』によるダイブクルーズ(ネオミクルーズ)がスタートしました。

 

ネオミクルーズはシーズンに合わせてコモド、ラジャアンパット、バンダ海と1年中インドネシアを航海するダイブクルーズ。船体は全長47m、広々とした客室でゆったりのんびり航海とダイビングができます。

『ネオミ号』でいちばん大きい客室、マスターキャビンの様子

 

広々としたダイブデッキにはゲスト一人一人の席が設けてあり、奥にはカメラルームが併設されています。ダイビングから戻ってきてすぐに撮った画像を確認できますし、充電ステーションもあるのでカメラ派にはうれしい限りですね。

ダイブデッキにはカメラルームがあるので、カメラを部屋まで運ぶ必要はないので楽ちんです

 

見どころ満載!ラジャアンパットのダイビング

基本的にダイビングはグループごとにディンギーボートを使ったドリフトダイブになります。今回は、ミソール島エリアを巡るコースでしたが、あまりダイバーが入っていないということもあり、とにかく魚影が濃い!浅場でキラキラしているキビナゴの大群を、カッポレやカスミアジ、ロウニンアジがアタックするシーンが、ほぼすべてのポイントで見られました。

ドロップオフの沖合を見るとギンガメアジが群れていました

 

Boo Windowのドロップオフで撮影した巨大なウミウチワ。周りには回遊魚から逃げてきたキビナゴが集まっていました

おすすめのポイント①ヌディロック

特に印象的だったのはヌディロック(Nudie Rock)とブーウインドウ(Boo Window)。ヌディロックは水面に浮かぶ小さな岩がウミウシに見えることから名づけられたポイントで、魚群がものすごくドロップオフにはソフトコーラルやウミウチワが群生していました。潮通しのいいコーナーに行けばグレーリーフシャークやナポレオンフィッシュ、カンムリブダイといった大物が見られます。

潮通しのいいドロップオフには巨大なイソバナやカラフルなソフトコーラルが群生しています

 

これだけソフトコーラルがギッシリ詰まった場所にロクセンヤッコやハナダイの仲間が多く見られるのが人気のひとつ

 

おすすめのポイント②ブーウインドウ

ブーウインドウはミソール島を代表するポイント。メインの島からなだらかに落ちた先のドロップオフにあたるコーナーには多くのグレーリーフシャークが回遊していて、リーフのトップには壁のようにキビナゴやウメイロモドキ、ユメウメイロ、タカサゴが群れています。

早朝の柔らかい光の中、何百ものウメイロモドキが巨大な壁となっていました

 

そしてダイビングの終わりにもお楽しみが待っていました。安全停止を終えて島の方に戻り浅瀬に向かうと巨大な穴が見えてきます。穴の反対側から差し込む光が美しく、通り抜けることができます。ここは世界中のベテランダイバーが写真を撮りに来たいという有名な場所なのだそう。

Boo Windowには水中に巨大な窓がいくつかあり、通り抜けることができます

 

ラジャアンパットの海は地形もおもしろい。洞窟など大自然が作り出したアートが至るところで見られます

 

『ネオミ号』を大解剖

新造船『ネオミ号』

2020年1月に新しくインドネシアの海にデビューした『ネオミ号』は全長47mの新造船です。外観はクラシックな木造帆船ですが、船内設備はハイテク!長年インドネシアでダイブクルーズをオペレートしてきたノウハウを結集し、快適で使いやすさを重視した造りになっています。

全長47m。紫が特徴的な新艇『ネオミ号』

 

ダイバーのためのハイテク船

船尾の広々としたダイブデッキや充電可能なカメラルームなど、カメラ派ダイバーにはありがたい設備が整っています。また、船内のジャグジーはダイブデッキから水着のまま利用可能。ダイビングチームはランクや経験ごとにグループ分けをしてくれます。船は新造ですが、ガイドはベテラン揃い!その経験を生かしたガイディングが魅力です。

ダイビング後は広々とした船首でビール片手に仲間とダイビングの話で盛り上がる、至福のひと時を過ごせます

 

ダイビング後は船首にある2つのジャグジーで優雅な時間を堪能しましょう

 

気になる客室の様子

アッパーデッキに準備されているツインベッドルームはオーシャンビューで専用バルコニー付きの広々のとした作りになっています。また、マスターキャビンには広々とした洗面台とバスタブが準備されていて、クルーズ船とは思えない充実の設備が自慢です。

大きな窓で開放的なツインベッドルーム

 

木のぬくもりが感じられ、清潔感あふれるバスルーム

 

『ネオミ号』自慢の食事

食事はビュッフェ形式で、日本人好みの味付けになっているのでダイビング後は好きなだけおいしい料理が楽しめます。

食事の種類は豊富で1週間船に乗っていても飽きることなくおいしく楽しめます

 

『ネオミ号』では新鮮な野菜をふんだんに使ったメニューが揃います

 

船の基本情報

◉全長>>約47m
◉全幅>>約9m
◉最大乗客>>22名
◉最大乗員>>25名
◉客室数>>10室
◉客室設備>>全室にバスルーム、トイレ、洗面台、エアコン、日本のプラグ対応の電源コンセント、セーフティボックス
◉船上設備>>真水温水ジャグジー、船内すべて無料Wi-Fi、ナイトロックス、カメラステーション、各種酸素タンク

 

航海エリア

ラジャアンパット、コモド諸島、アンボン、アロール、バンダなどが中心となります。また、ラジャアンパットでは、多くのクルーズ船のコースであるワイゲオ島エリアだけでなく、参加者の経験値や海況によって、南部のミソール島を巡るコースをとることもあります。

 

ラジャアンパットツアーのモデルプラン

ラジャンパットのダイブクルーズの一例をご紹介します。なんと最大20ダイブも楽しめるという、ワイゲオ島周辺を巡る9日間の行程をまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね!(日程やツアーにより時間や内容は異なりますのでご注意ください)

※ミソール島を巡るルートの場合、ミソール島まで距離があるため、最大16ダイブになります

1日目 羽田:昼発(約8時間のフライト)

ジャカルタ:夕方着

ジャカルタ:深夜発

2日目 ソロン:早朝着、クルーズへ

2ダイブ

3~6日目 ナイトダイビング含む4ダイブ

乗船中に上陸観光あり

7日目 2ダイブ
8日目 クルーズ:朝下船

ソロン:朝発

ジャカルタ:昼着

ジャカルタ:深夜発

9日目 羽田:朝着

 

見逃し厳禁!お得なツアー情報

ネオミクルーズ利用 ラジャアンパット9日間の旅

魚影もサンゴも別格、ラジャアンパットの海を豪華ダイブクルーズ船『ネオミ号』で効率よく潜る……。9日間の日程で最大20ダイブのツアーをご紹介します!

海だけでなく、上陸観光付き♪マンタにマクロ、珍種に新種の数々……。
11月から3月までの期間限定、極上ダイブが楽しめます!

>>2020年11月〜2021年3月まで
>>毎週土曜日出発(除12月26日)
(395,800〜407,800円)

 

ネオミクルーズ スペシャルツアー

2020年 年末年始をラジャアンパットで過ごしませんか?
今だけ限定!特典7/31までのご予約限定で【お部屋無料ランクアップ】も行っています!

>>12月26日出発 (499.800円)
※行程は通常ツアー同様です

 

 

いかがでしたか?
ラジャアンパット未経験の方も、リピーターの方も、新艇『ネオミ号』で新たな出会いと発見にあふれるダイビングトリップを楽しんでみてくださいね!

 

 

写真と文=関戸紀倫
取材協力=ネオミクルーズ
(雑誌DIVER5月号No.461より)

AUTHOR

Koga

DIVER ONLINE 編集部

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