
その他ヨーロッパ・アフリカ(アイスランド・エジプト)のダイビングスポット
マルタ(Malta)

グランブルーの中に佇むレックとダイナミックな地形
地中海のほぼ真ん中に位置する小さな島国・マルタ。この国はヨーロピアンの一大リゾート地である一方、ダイビングのメッカでもあります。海岸線にはぐるっと1周ダイブサイトが点在、ダイブショップも60軒ほどあり、夏は連日ヨーロピアンダイバーで賑います。特に沈船は種類が多く、第二次大戦で撃沈された英国軍艦や戦闘機など崩れかかった歴史モノもあれば、魚礁用として最近沈められた完全体も。OWダイバーでも楽しめますが、レックポイントは最大水深40m程度と深いところが多いため、事前にAOWもしくはディープスペシャリティを取得することをおすすめします。
ダイバー編集部のおすすめ
1.レックとダイナミックな地形を満喫
2.観光も充実。アフターダイブは世界遺産巡りを楽しもう
3.イタリアンやマルタ料理と名産のビール「CISK」で乾杯
行きかた
| 日本 | 成田・関空からドーハへ11時間 |
|---|---|
| ドーハ | ドーハから空路マルタへ約6時間 |
| マルタ | 空港から市内までは陸路で1時間程度 |
マルタで人気のダイビングポイント
HMS MAORI WRECK

| レベル | 初級者~上級者 |
|---|---|
| エントリー | ビーチ |
| 水深 | 〜16m |
| 特徴 | マルタ海域で最も人気のある沈船ポイントの1つです。1942年2月のバレッタ・グランドハーバーでのドイツ空襲攻撃で沈没した長さ115mのイギリスの駆逐艦が沈んでいます。しかし、船首や船尾など船の大部分は崩れており、見られるのはおよそ42mの船体のみです。珍しいことに、ビーチからのエントリーが可能、また、最大深度16mと非常に浅い場所にあるので、ビギナーでも楽しめます。港側には2016年に海に流された車、古いタイヤや樽、バイクも沈んでおり、さまざまな生き物の棲み処となっています。砂地ではカニやウミウシ、ヒトデが見られるほか、運がよければタツノオトシゴやアカエイが見られることもあります。 |
P29 WRECK

| レベル | 初級者~上級者 |
|---|---|
| エントリー | ビーチ/ボート |
| 水深 | 〜34m |
| 特徴 | もともとはマルタの軍隊の巡視船として活躍していた船が2007年に意図的に沈められ、沈船ポイントとして多くのダイバーを魅了し続けています。海岸から150mほどの沖に沈んでいるので、ボートだけでなくビーチよりエントリーも可能。船は砂地に直立したように沈んでおり、長さは52m、高さ34mほどあります。上級者は船内に入って探検することも可能ですが、入らなくても船の周りにはたくさんの生き物が観察できます。 |
ROZI TUG BOAT WRECK

| レベル | 上級者 |
|---|---|
| エントリー | ビーチ/ボート |
| 水深 | 〜34m |
| 特徴 | 地元のダイビングセンターで人気ナンバーワンのダイビングポイントです。マルタ島の北端、「P29」のすぐ近くにあり、水深3~40mの水底に直立するように沈んでいます。エンジンとプロペラは外されていますが、船体はほぼ無傷できれいな状態が保たれています。 |
マルタの基本情報
| 国名 | マルタ共和国 |
|---|---|
| 首都 | バレッタ |
| 最寄りの空港 | マルタ国際空港 |
| 言語 | 公用語は英語。その他、マルタ語、イタリア語も話されている |
| 時差 | -7時間 |
| 気候 | 地中海性気候で11~4月は平均気温14℃、5~10月は平均気温23℃。サマーシーズンといわれる6月中旬~9月中旬にかけて日差しが最も強く、30℃を超える日が続くため、帽子やサングラス、日焼け止めが必要です |
| 電圧 | 240V/50Hz/BFタイプ |
| 通貨 | ユーロ(€) |
| 両替 | ほとんどのお店でクレジットカードが使えます。少額でも利用可能なため、わざわざ両替しなくても問題ありません。トーマス・クックの両替所、また主要なホテルでも両替ができますが、ホテルは銀行より交換手数料が割高です。必要であれば、出国前に日本国内で両替する方が安心です |
| チップ | 一般的な目安としては料金の10%程度。ポーターの場合は荷物1点につき1ユーロほど。ホテル、レストランなどでサービス料が請求書に含まれていない場合は10%が目安です |
| ビザ | 90日以内の滞在の場合はビザは不要です。観光、留学、業務とも不要。入国時にパスポート残存有効期間が90日間以上必要。 ※90日を超える滞在はビザの手配または一時滞在許可の申請が必要となります |
| 補足 | マルタには「シエスタ」の習慣があり、正午から16時頃まで多くの店がシャッターを降ろしてしまいます |