救急法をマスター!リアクトライトの6つのSTEP

DIVER1月号でも紹介している救急法のトレーニング、認定までの6つのSTEPをご紹介します!

目の前に倒れている人がいるとき、あなたには何ができますか?

救急法に興味はあるけれど、どう学んでいいのか分からない。講習の流れや所要時間、料金がどのくらいなのかを知りたいという方に、認定までの6つのステップをご紹介します。

1. eラーニングで事前に学習

当日までにeラーニングで自己学習を済ませておきます。eラーニングはPCからのほか、専用のアプリでも受講できるので、移動中やちょっと手が空いたときなどに、自分のペースで進められます。

が、その手軽さに油断していると、前日慌てることに…。少し余裕をもって、早めに着手することをおすすめします。

2. 講習当日。まずは先生と学科の内容をおさらい

実技の前に、事前に学んできた学科を先生とチェック。さらに、押さえておくべき重要なポイントをしっかりと教えてもらいます。eラーニングで分からなかったことがあれば、このときに訊ねて。

ちなみに、講習当日の持ち物は筆記用具とスマホのみ!重たいテキストを持ち運んだり、証明写真を事前に用意する必要はありません。スカートやヒールの靴は避けて、動きやすい服装を選ぶようにしましょう。

3. いよいよ実技スタート!

まずは先生がお手本を見せながらレクチャー。流れをつかめたら、さっそく実践してみましょう。

頭では理解していても、いざ自分でやってみるとなると、状況確認、周囲の人たちへの指示、人工呼吸、胸骨圧迫、AEDや酸素供給の準備……。やることがたくさんあって、頭がごちゃごちゃになりがちです。実際に手足を動かしてやってみることで身についていくので、慌てずにひとつひとつ確認しながらすすめていきましょう。

4. 実際の事故をイメージしてシミュレーション

全体の流れを一人でできるようになったら、今度はグループワークに挑戦!実際の現場では、ひとりで全てこなす必要はなく、仲間や近くにいる人たちと協力しあって救助にあたります。

このステップでは要救助者発見から、救急車が現場に到着するまでをシミュレーション。実際にやってみると、事故現場に救急車が到着するまでの平均と言われる7分間が長く感じるもの。ひとりで心臓マッサージをし続けるのは大変ですが、協力しあって処置を続けながら救急車の到着を待ちます。

5. 最後の関門!確認テスト

最後にして最大の山場・ペーパーテスト!ボーダーラインは8割。ここまでの学科と実技で得た知識をフル稼働して合格を目指します。真面目にやっていれば必ず突破できるので、落ち着いて取り組んで。

6. ライセンス取得!

晴れて合格すると、アプリの中にすぐに認定証が発行されます。これなら忘れずにいつでも携行できますね!

また、事前学習で使ったアプリ版のテキストもいつでも見直すことが出来るので、実際に事故現場に遭遇したときのファーストエイドがいつでもスマホでささっと確認できて本当に便利。今回実践した心配蘇生やAEDのほか、出血や熱傷、骨折などの処置もすぐに調べられるので、日常でもいざというときに役立ちます。

今回受講したSSIのリアクトライトは2年ごとの更新制。タイミングが近づくとお知らせが届くので、しっかりと最新の情報をキャッチして適切な処置を行えるようにしておきましょう。

半日で救急法をしっかりとマスターしよう

今回受講したのは、SSIのリアクトライトというコース。一般的な心配蘇生方法に加え、マリンスポーツをするならマスターしておきたい酸素供給法まで組み込まれているのが大きな特徴です。

講習は半日で、かかった費用は教材費10,000円+講習費10,000円。認定証の発行は無料ですが、カード型の認定証を申請する場合には別途3,000円がかかります(以上すべて税別)。

これを高いとみるか、安いとみるかは人それぞれですが、少人数での丁寧でしっかりした指導や、スマホで持ち運べるテキストを考えたら、とても価値のある講習だと思います。何よりもいざというときに大事なひとを助けられる安心感を考えたら……それはお金には換算できないこと。救急法は、誰かを守るために、そして自分を守るためにも必要なスキルです。

ここでは取得までの流れをざっとご紹介しましたが、講習の詳しい内容はぜひDIVER1月号「救急トレーニングを受けてみた」を読んでみてください。そして、できれば実際に受講してしっかりとした救命法を身につけてください。何かのときに、処置ができる人が多ければ多いほど、救える命が増えるはずですから。

今回、講習を担当してくれたのはPeace Dolphin店長の山岡絵美さん。
わかりやすい解説と指導、そして終始和やかな雰囲気で、時には笑いも交えつつ、楽しく資格取得できました!

■Peace Dolphin
神奈川県大和市中央3-4-12
http://www.peacedolphin.com

MODEL / Kazuki Nakata, Saki Shinoda
PHOTO / Tamaki Ozaki

AUTHOR

Amano

DIVER ONLINE 編集部

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