マリン
ビギナーダイバー。昨年からトレーニングしているが、なかなか上達しない。口は一人前
ジョー
経験本数100本以上の中堅ダイバー。三味線の名手らしい
蝶々夫人
知識豊富なインストラクター。しかし、セレブ一家に育ったため、世間知らずなところがある
コレなくして海には行けない
ダイバーの3種の神器
ジョー:3点、3点ってみんな言うけど、オレの中では、むしろ5点なんだよなぁ。
マリン:私は7点くらいでカウントするわ。
蝶々夫人:2人ともまるで審査員みたいね。何の話?
ジ:いやね、マスクとフィンとスノーケルの軽器材をまとめて3点セットと呼んでるけど、実際にはそれじゃ不十分だな〜って、マリンと話してたとこ。オレの場合、ブーツとグローブもいっしょに頭の中に入れておかないと、忘れちゃうんだよな。
マ:私はさらに曇り止めとウエットスーツもカウントするわ。だって、スノーケリングするには、それらもあったほうがいいでしょ?
蝶:そういうことね。まぁダイビングに行くとなると準備するものが多くなるものよね。
ワタクシの場合は、「準備リスト」を作って、忘れ物がないかチェックする周到ぶりよ。
マ:な〜るほどね!
ジ:それにしても、なんで3点なんだろう?
蝶:必要最低限ってことじゃないかしら? ブーツはフルフットタイプの人なら使わないし、グローブは、海外の海では禁止にしているところもあるから。
マ:グローブが禁止!?
ジ:そうそう、むやみにサンゴに触ったりしないようにって、禁止にしているところもあるらしいぜ。
マ:あれれ〜? でも、スノーケルって、ダイビングの時に付けてない人も見るわよね。
ジ:そうだよな。とくに水面移動がないと思われるボートダイビングでは、付けてない人が結構いるよな。出番少ないし、むしろ邪魔??
蝶:ちょっと待って。スノーケルは想定外のところで浮上してしまったり、何らかの事情でボートが動いていたら、水面移動をすることも十分ありうるわ。
ジ:だよな〜。オレも今、まさにそう言おうと思ってたんだよ。
マ:ほんとに〜?
ジ:当ったり前だろ。オレは3点セットの重要性を十分に認識していてだな、そろそろ自分の脚力にあったフィンに買い替えようと思ってたくらいなんだから。
蝶:あら、それはいいことね。器材選びというと、金額的にも値が張る重器材にばかり注意が向かいがちだけど、より身体に密着する軽器材がフィットしているかどうかでストレスの具合がだいぶ違うのよねぇ。
ジ:“3種の神器”ってわけだよ。わかったか、マリン?
マ:ジョーってば、調子いいんだからー。