マリン
ビギナーダイバー。昨年からトレーニングしているが、なかなか上達しない。口は一人前
ジョー
経験本数100本以上の中堅ダイバー。三味線の名手らしい
蝶々夫人
知識豊富なインストラクター。しかし、セレブ一家に育ったため、世間知らずなところがある
ビフォーもアフターもお楽しみ
地魚&地酒が呼んでいる!
蝶々夫人:今日のアフターはどうする?
ジョー:蝶々夫人のおメガネに叶うかはわかりませんが、なかなかいい店を見つけたんで、予約しておきましたよ。
蝶:あらそう、なかなか気が利くじゃない。じゃあ、シャワーを浴びて1時間後に集合して行きましょう。マリンも行くでしょ?
マリン:ええっと、私は……
ジ:沖縄に来てまで何か用事があるの?
マ:ないけど、アフターって、その〜、つまり〜、あれでしょ〜。
蝶:ん? 何か勘違いしてない?
ジ:お水系のお姉さんたちのアフターとは関係ないぜ。ダイビングを終えてからの楽しみ方をぜんぶひっくるめて、アフターって言うんだぜ。
マ:え、そうなの!
蝶:やっぱりとんだ勘違いね。アフターダイビングの楽しみと言えば、その地元ならではの料理を食べたり買い物したり……。街歩きが楽しい那覇や石垣市街地だと、選択肢がたくさんあっていいわよね。
ジ:のどかな離島でのアフターもいいぜ。 ログ付けしながら、そのまま泡盛片手に民宿のおじぃが弾きだす三線を聞いて、皆でワイワイ騒いだり、ビーチでゴロゴロしたりして星を眺めたり……。
蝶:わかるわ〜。ダイビングを始めた頃は、宿とダイビングサービスが一体になった所やダイブクルーズとか、ゲスト同士、ず〜っといっしょにいるのってどうなんだろう、と心配だったけど、「海が好き」「ダイビングが好き」という人たちばかりだから、話は尽きないのよね。
マ:それなら、私は伊豆のアフターも好き。新鮮な海の幸に舌鼓を打って、温泉にお泊まり! というコースもいいわよ。
ジ:それもいいな〜。じゃあ、沖縄から帰ったら、今度は伊豆に行くか!
マ:ダイビングが目的なのか、アフターがお目当てなのか、あやしいわね〜。
蝶:あら、どっちも大事よ。だって、ダイビングは1本が45分くらいじゃない。それ以外の陸上で過ごしている時間のほうが現地では長いんだからアフターも楽しまなくちゃ。
マ:なるほど。
ジ:どうでもいいけど早く行こうぜ。冷え冷えのオリオンビールがオレを呼んでるぜぃ!