州政府機関(コスラエの公務員)の局長クラスはみな男性で、女性の職員は秘書や受付の役割が多いです。
コスラエでは「男性は外の仕事、女性は家の仕事」という、昔からの文化がいまだに残っているのが分かります。
日本で公務員の方々の服装はビジネス・スーツが多いと思いますが、コスラエの公務員の服装はアイランド・フォーマルです。
女性は「ムームー」と呼ばれる華やかなワンピース、
男性は長ズボンにアロハシャツが一般的で、ポロシャツも多いです
男性も女性も共通していることが、みんなフェイスブックが大好きです。コスラエではまだ一般家庭にインターネットが普及していないのですが、州政府機関ではおおむねインターネットがあるため、出勤すると決まって、フェイスブックを見始めます。
また、事務所では、電話で友人や家族と通話をしていることも多いです。
コスラエ島内の固定電話同士の通話は無料のため、特に女性職員は電話で話している姿をよく目にします。90%以上が私用です(笑)
州政府機関には各機関に公用車もあります。
ガソリン代が自己負担ではないので、みんな公用車が大好きです。ちょっとした移動も公用車を使いますので、1日中、公用車が戻ってこないことも少なくありません。
さらに驚くのが、コスラエの公務員は副業が認められています。
州政府機関での仕事以外に、自分のビジネスをしている人もいるのです。
漁師、商店経営、不動産、レンタカー会社、などなど。
前号でちょっと変わった勤務時間を紹介しましたが、副業があるので、遅く出勤したり、途中で抜けたり、早く帰ったりします。
ただ、やるべきときはキチッとやります。プロジェクトやイベント準備が進行している様子が見えず、 「このままで大丈夫か」とこちらが案じていても、 本番までにはいつの間にか用意をしていて、しかも本番ではビシッと決めてくれます。
コスラエ太郎は日本ですっかり残業が身についていましたので、コスラエに来た当初はこの職場環境にただ驚くだけでしたが、限られた時間や限られた手段の中で仕事をこなすこと、そして、仕事以外の時間を大切にすることを学びました。
仕事は出来る限り就業時間で終わらせて、自分の時間を大切にし、友人と過ごす時間を大切にする、今ではいつも心掛けるようになりました。
次号、コスラエ・ステート・フェア「コスラエのお祭り」を紹介します!
それではみなさん、Kuht fah ohsun !!(カット・ファ・オーシュン/またね!!)
局長クラスは男性職員
男性の正装は長ズボンにシャツ
プレゼンテーション中
州政府機関の公用車
公用車のマーク
コラムニスト
コスラエ太郎さん
コスラエ州政府観光局のお手伝いをする傍ら、旅行者が来るとダイブガイド、ツアーガイドに変身します!コスラエのホテル、ダイビング、 各種ツアーの手配も行っています。コスラエの観光業で働く唯一の日本人です。コスラエについてお気軽に日本語でお問い合わせください。
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