ケラマってどうやって行くの?
慶良間諸島は、沖縄本島・那覇市の沖合い40kmに点在する、大小20ほどの島々。那覇市の港から定期船も出ているので、気軽に渡ることができます。さらに、今回お世話になる「シーサー那覇店」では、専用ボートでダイビングやスノーケリングを楽しむツアーを開催。那覇に滞在しながら、ケラマの海を満喫できるなんて、イイとこ取り!
中上級者向けドリフトダイビングで「ケラマブルー」を体感!
ケラマの海は「ケラマブルー」と称されるバツグンの透明度で知られ、多種多様のサンゴが密集し、豊かな生態系を育んでいます。2014年には「国立公園」に指定され、世界からも注目されているエリアなんです!
ダイビングサービス「マリンハウスシーサー那覇店(以下シーサー)」では4隻の大型ダイビングボートを駆使し、ゲストのレベルやニーズに合わせてケラマの海をさまざまなスタイルで案内してくれます。
品川さんが今回参加したのはドリフトでケラマの外洋を潜る日帰りツアー。
那覇の港からボートで約1時間、ケラマブルーの美しいグラデーションを描く海域に到着。今回は計5本のドリフトポイントに潜りましたが、、それぞれが個性的で刺激的!
「ケラマの海は透明度がいいですね。僕は地形派なんだけど、ドロップオフとか渓谷のような地形があったり、空を飛んでいる感覚が味わえる。上下で景色ががらりと変わって、360度楽しめる海ですね」(品川さん)
「シーサー」のイチ押しポイント「ウチザン礁」は、マンタポイントとしても知られ、9月下旬~11月上旬の間にはクリーニング中のマンタに出会えることもあります。特筆すべきは魚影の濃さ。メインの根にはノコギリダイやイスズミ、アカヒメジ、さらにはロウニンアジなど多くの魚たちが入り交じり水族館のようなにぎわいです。根付きの魚ゆえに逃げることもなく、フォト派も撮影に没頭できます。
フォトジェニックなポイントといえば「かめ吉」もしかり。ここでは干潮時にほぼ100%の確率で複数のカメに遭遇できます。取材時はなんと7匹! ときには10匹以上もいるそう。しかもほとんどのカメが目を半開きにしてウトウト寝ている……めっちゃかわいい!
そして地形好きの品川さんを魅了したのが「男岩」「上城」「黒北ツインロック」など、切り立ったドロップオフやケーブがあるポイント。透明度の高いケラマブルーに包まれながらのドリフトは、空を飛んでいるようで爽快! 中上級者向けのツアーに参加するには、100本以上のオープンウォーターか、50本以上のアドバンス保有が条件。ケラマ特有の癒やし系と、エキサイティングな水中シーンの両面が見られて満足度も倍です!
こちらも参考にしてください!↓↓
「那覇発ケラマ 中・上級ドリフトファンダイビングツアーに挑め!」
ファミリーで盛り上がる!スノーケリングツアー
取材2日目、品川さんはファミリーでケラマの海を楽しむことに。奥様と愛娘の琥珀(コハク)ちゃんはノンダイバーですが、「シーサー」ではダイバーとスノーケラーが同じボートに乗船するアレンジも可能です。ボートは穏やかな島陰にアンカリングし、初めてのスノーケリングでも器材の装着のしかたや泳ぎ方のコツを丁寧に教えてくれます。
品川さんファミリーはビーチリゾートに旅行することも多く、琥珀ちゃんはスノーケリングや磯遊びが大好き。祐パパがダイビングしている間もずっと水面を泳ぎながらサンゴやコーラルフィッシュに夢中!さらに、親子でスノーケリング中、ウミガメとの出会いにも恵まれ、思い出深い夏の一日となりました。「家族旅行で南国に行くと僕1人でダイビングツアーに参加することになるから寂しいんですよね(笑)。今日はいっしょにスノーケリングができたし、ダイビング中にコハ(琥珀ちゃん)に手を振ったり、楽しめました。いつかコハといっしょにダイビングがしたいです」と品川さんも大満足。
お世話になったダイビングサービス
創業30年を迎える国内最大級のダイビングプロショップ「シーサー」の那覇店では、ケラマでのファンダイビングに加え、中上級ドリフトファンダイビングや渡名喜遠征ダイブなど、旬の海を案内してくれるイベントツアーも多数企画。さらにCカード講習や体験ダイビング、スノーケリングのツアーも受け付けています。
マリンハウスシーサー 那覇店
沖縄県 那覇市 港町2-3-13
Tel. 0120-10-2743
ノンダイバー向けのアクティビティが充実
「マリンクラブベリー」那覇店が今年オープン!
ここでファミリーやノンダイバーに朗報が! 今年、「シーサー」の姉妹店「マリンクラブベリー」が那覇にオープンし、ケラマでのスノーケリングや体験ダイビング、マリンアクティビティを楽しむツアーを開催しています。案内してくれるのは海を知り尽くした精鋭ガイド陣だから初心者でも安心。半日or1日でケラマ(チービシ)からチョイスできます。スノーケリングは6歳以上、体験ダイビングは10歳以上が対象で、マーブルやバナナボート、ジェットスキーを組み合わせることもOK。ファミリーや仲間で盛り上がること間違いなし!
マリンクラブベリー那覇店那覇市港町2-3-13
Tel.0120-10-5578
番外編
品川さんオススメ飲食店@那覇
沖縄本島を訪れることが多いという品川さん。そこで、品川さんオススメの飲食店を教えてもらいました!
まずは、「シーサー那覇店」の近くにある沖縄そば専門店「いしぐふー港町店」(他にも店舗があります)。やわらか本ソーキとトロトロ炙りソーキがあっさりダシのスープにベストマッチ!ダイビング後のちょっと冷えた身体には汁物がうれしいですよね~。餃子もオススメです♪
お次は、美味しいあぐー豚のしゃぶしゃぶが食べられる「食彩酒房 まつもと」。人気店なので要予約です! まずは美しく盛られたあぐー豚のバラ肉に「ワー!」となって写真撮りまくり(笑)。脂がほんのり甘くて、自家製ポン酢もまた絶品。お野菜もたっぷり食べられますよ~。〆はネギと卵のおじや。お腹いっぱい、幸せいっぱい!
ここで改めて、品川さんに改めて沖縄本島の魅力を語っていただきました!
「ごはんも美味しいし、僕寒がりなので、あったかい所が好きなんです。冬の沖縄も、ちょっと涼しいぐらいの気温でちょうどいい。沖縄の人は、穏やかであまり細かい事を気にしない人が多くて、いいですね。昼は海を楽しんで、夜は三線のライブをやっている飲食店に飛び込みで入ってみたり。東京ではそういう飲み方しないけれど、沖縄に来るとマジックにかかるみたい。ちょっと海外に来たような、でも日本の利便性もあって過ごしやすいです」
品川祐さん
1972年、東京生まれ。1995年に庄司智春さんとお笑いコンビ「品川庄司」を結成。映画監督として品川ヒロシ名義で活動し、「ドロップ」(2007)、「漫才ギャング」(2011)、「サンブンノイチ」(2014)、「Zアイランド」(2015)で監督・脚本を務める。ダイビング歴25年以上、2012年にインストラクター取得。
ブログ>> lineblog.me/shinagawa
インスタ>> @shinashina0426
オンラインサロン>>shinagawa-create.studio.design
写真=杉森雄幸
文=坂部多美絵
取材協力=マリンハウスシーサー、マリンクラブベリー、マレス