ギョサンってどんなサンダル?
ギョサンこと「漁業従業者用(漁協で売られている)サンダル」は、ほかのサンダルと比べて鼻緒とソールが一体に成型されているため壊れにくく、また水辺での使用を想定して作られているため、滑りやすいタイルなどの床材のある場所でも滑りにくいのが大きな特徴です。
一般には樹脂素材を使ったビーチサンダルに対する小笠原諸島独自の呼称とされていますが、テレビ番組で紹介されたことをきっかけに、全国的に有名になってきました。
海はもちろん、ふだん使いでも人気の理由は?
また、ギョサンは速乾性に優れており、濡れた後も布製や革製などのサンダルのように、新聞紙を詰めて乾くのを待ったりする必要がありません。また、前述したようにビーチサンダルでは滑りやすい場所でも、ギョサンなら滑りにくいので安心です。
さらに、水に濡れて臭いが気になる、なんてこともなく、お手入れの手間がかからず、毎日履けるのも人気の理由です。
最近では、単色だけでなく混合色やラメ入り、蛍光素材なども増え、男女ともに幅広いカラーバリエーションがあります。1足あたりの値段もお手頃なので、水着、軽器材、ウエットスーツやドライスーツはもちろん、ふだん使いにと、目的に合わせて気軽にコーディネートすることもできます。
編集部のおすすめは痛くならない『ホヌギョサン』
ギョサンといえば鼻緒タイプが一般的なのでそちらを想像する人が多いかもしれませんが、鼻緒と指の付け根部分で靴擦れを起こすことも。
でも、『ホヌギョサン』はスリッパタイプなので、履くのも簡単! 抜群のグリップ力とホールド力で足の甲全体をやさしく包み込んでくれます。ギョサンは好きだけど痛くなるのは心配、という人におすすめです。
ブーツにおすすめ、レディースサイズを履いてみた
ダイバーにおすすめしたいのは、フィンブーツ・ドライスーツを履いたままの着用が可能になったことです。ホヌギョサンは鼻緒タイプよりも甲が高く作られているので、靴下はもちろん、ブーツなど厚手のアイテムを着用したまま履くことができます。
試しに、靴のサイズ22.5cmの編集部スタッフが5㎜のフィンブーツを履いてみました!
ギョサンは、ふだんより1~2サイズ上の男性用Mサイズを試着。鼻緒がないのでかかとまですっぽりと入りました。また、余分な隙間もないので、ギョサンの魅力「滑りにくさ」もそのままに、フィット感があり、快適な履き心地です。
世界にひとつ! 激レア『マーブルギョサン』は売り切れ御免
着色された原材料を型に流し込んで製造されますが、色を替えるときに、2色以上が混ざった『マーブルギョサン』が誕生します。
かつては破棄されていたそうですが、現在はその一点もののデザインに価値がつき、独特の色の混ざり具合が注目されるようになり、非常に人気があります。
こちらは通信販売の対象外となっているので店舗でしか購入できないレアもの。『マーブルホヌギョサン』は販売店舗が少なく入手困難です。
aqua QUESTさんでは、鼻緒タイプのギョサン、マーブルホヌギョサンともに、他の取扱い店舗に比べて群を抜く在庫数でした(2019年8月現在)。
店頭入荷すると、人気の色はすぐに売り切れてしまうそうなので、気になる方は早めにチェックすることをおすすめします!
どのサイズを買う? レディース&メンズのサイズ早見表
メンズ・レディースともにM、L、LLなどがありますが、男女でサイズが異なります。また、ホヌギョサンのLLサイズはありません。
推奨のサイズ表は以下のとおり。鼻緒タイプの従来のギョサンより、ホヌギョサンのほうが1cmほど大きなつくりとなっています。
人気のカラーバリエーションを紹介
aqua QUESTさんには、鼻緒タイプのギョサン、ホヌギョサン、ホヌのマーブルギョサンに幅広い色合いがあって迷うほど。取材時にDIVER編集部が注目したカラーバリエーションを紹介します。
激レアから定番まで、メタルカラーや蓄光塗料タイプも
靴下やブーツを着用したまま履けるホヌギョサン。店舗でしか手に入らないマーブルの他にも、単色のカラーバリエーションもたくさんあります。ここではそのほんの一部を紹介します。
※カメラが写す色合いと、肉眼で見る色には印象に誤差が生じる場合があります
透け感のあるクリアなホヌギョサンは、涼しげで夏にぴったり!ひときわ目立つ差し色として、蛍光色を選んでみては。
マスクやフィン、スーツなどマイ器材のポイント色と合わせやすいビビットなカラーのホヌギョサンです。
豊富なカラーバリエーションの中から、DIVER編集部がピックアップしたのは、メタルカラーのホヌギョサン。
光の当たり方でいろいろな色に見えて、ギョサンにしかない色合いが楽しい1足です。
メンズライクな渋めのカラーも発見しました! カラーバリエーションがとても豊富なので、性別問わず色を選べるのもギョサンのおすすめポイントです。
さらに、蓄光塗料を使用したギョサンも発見! 昼間にじゅうぶん光を蓄えておけば、夜道でも足元が光るので、目を引きます。ナイトダイビングのときなどはとくに便利そうです。
世界でたったひとつのマーブルホヌギョサン
ブラウンとレッドが混ざったマーブルホヌギョサン。落ち着いたカラーですが、マーブル模様がとてもきれい。
色の混ざり方も一点ずつ違うので、自分好みの柄を探してみましょう!
親子でおそろいコーデも! キッズ用ギョサンも
「ベンハー型」と呼ばれるギョサンもあります。足場の悪いところや、動き回る子どもには、しっかりと踏ん張れるこちらのタイプがおすすめです。
大人用もありますが、キッズサイズのギョサンに注目しました。男の子にも、女の子にも似合うビビットなカラーが揃っています。
サイズは18〜21cmまでで、サイズ展開は1cmごとに用意されています。値段は1足900円からの用意です。
もちろん、子どもが遊んで汚しても、丸ごと水洗いできます。
メンズ・大きいサイズのかた必見! 28cm推奨・3Lサイズも
鼻緒タイプと、スリッパのように履ける、甲の幅が広めのギョサンの3Lサイズも展開あり。鼻緒がないタイプのギョサンなら靴下やブーツを履いた上から履けるので、足の大きな男性でも秋冬のドライスーツの時期にも活躍しそうです。
足のサイズが大きくて、なかなかいいサンダルに出会えなかったかた、ぜひaqua QUESTさんでゲットしましょう。
DIVER編集部スタッフが『ホヌギョサン』を履いた感想
実際に、編集部スタッフ3人がそれぞれ『ホヌギョサン』を数日履いてレビューしてもらったところ、個人差もあると思いますが、なんと3人とも新品の靴特有の”靴擦れ”が起きませんでした!
靴のサイズ:22.5cm/ホヌギョサン:レディースM |
鼻緒タイプだと、どうしても親指と人差し指の間が当たってしまうので、履きなれないうちは靴擦れも覚悟していましたが『ホヌギョサン』では一度も痛くならず、足をやさしく包み込んでくれます。 |
靴のサイズ:23.5cm/ホヌギョサン:レディースL |
今まで鼻緒タイプのギョサンを履いてきたのですが、ホヌギョサンを初めて履いたときスムーズさに驚きました! ササっとかんたんに履けますが、脱げやすいわけではなく、指先のボツボツした滑り止めのおかげでしっかりフィットします。ダイビングではフィンソックスを履くので、靴下でも履けるのはありがたい!ダイビング旅行の良い相棒になりそうです。 |
靴のサイズ:24cm/ホヌギョサン:レディースL |
梅雨の時期など雨の日のお出かけ、またオフィスでの履き替え用サンダルとして、活躍すること間違いなし。雨で足元が濡れてしまうなら、乾きが速く通気性の良いギョサンが最適です。また、足元をリラックスさせたいオフィスでは、ヒールのないギョサンはとってもらくちん。とくにホヌギョサンはスリッパ感覚でゆったりと過ごすことができて、夏のおすすめアイテムです! |
ギョサン愛用中! DIVER編集部スタッフのコーディネート
釣りやダイビングへ行くときだけでなく、おしゃれに普段づかいもできるんです。
いいところ尽くしなギョサンの虜になった編集部スタッフの、ギョサンコーデを紹介します!
ギョサンの値段はいくら?
痛くならない『ホヌギョサン』や一点物の『マーブルギョサン』が手に入るのは、東京・巣鴨にあるダイビング ラウンジ aqua QUESTさん。1足、税込1,000円~とお手頃価格のギョサンですが、店頭なら実際に試して選べるので安心です。
ダイバーはもちろん、ノンダイバーのかたも、この夏の足元はギョサンで過ごしてみては?
ダイビングラウンジaqua QUESTまでの行きかた
JR巣鴨駅南口、都営三田線A2出口から徒歩2分
お問い合わせ
※通信販売及び、取り置きは行っておりません
ダイビングラウンジ aqua QUEST(アクアクエスト)
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨1-31-6
TEL 03-6906-8177
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