2015年12月16日
今月13日Yahoo!のトップニュースに取り上げられ、大きな話題となった、東京湾で約110年ぶりに発見されたドフラインイソギンチャクExocoelactis sctinostoloides。これは千葉中央博物館の柳研介主任上席研究員らの研究グループにより、東京湾で約110年ぶりに発見されたもの。ドイツ人動物学者フランツ・ドフラインが1904年に採取し、1908年に新種として発表したイソギンチャクで、2012年に同研究者グループにより再び採取され、今回の研究発表となった。
沼津港深海水族館では、この話題になっている幻のイソギンチャクを、2014年に駿河湾の水深200~250mで採取し、飼育。今回、柳研究員より同館のイソギンチャクがドフラインイソギンチャクであることの確認を得て、晴れて駿河湾大水槽で生きた状態での展示公開となった。
情報の少ない深海生物の展示の難しさと素晴らしさ、そして、生きた幻の深海のイソギンチャク「ドフラインイソギンチャク」を観られる希少なチャンスをお見逃しなく。
■お問い合わせ
沼津港深海水族館~シーラカンス・ミュージアム~
TEL:055-954-0606