Vol.04 レンズの違いで写真も変わる むらいさちの「ゆるフォト講座」

今月のさち・わーるど 安良里の黄金崎で出会ったイロカエルアンコウの赤ちゃん。 とにかくこのかわいさを表現したいと思い、 がんばってみました。 水温14度の伊豆で2時間弱、さすがに手と足の感覚がなくなった、さちです。手袋は必要ですね……。 さて今回は、ミラーレスカメラを持って実際に海へ行って来ました! 冬の海は人も少なく透明度もよくてとても気持ちよかったです。皆様もぜひ!ミラーレス一眼カメラの大きな特徴は、撮りたいものによってレンズが交換できること。ただ、どのレンズをチョイスすればいいのか? 購入するならどのレンズ?などという疑問がつきまといます。 今回から数回にわたって、そのレンズについてお話ししていこうと思います。 レンズは大きく分けると4タイプ。 ワイドレンズ、標準レンズ、マクロレンズ、望遠レンズ。撮影する被写体によってどのレンズを使うかが変わってきます。基本的に水中で望遠レンズを使う機会はほとんどありません。そこで、望遠以外のレンズを使って同じ被写体を写し、どんなふうに写るかをテストしてきました。これを見れば、どんなときにどんなレンズを使えばいいのかが少しはわかっていただけると思います。 では、ゆるフォトミラーレス編、スタートです。ミラミラ~♪

01 イロカエルアンコウを写してみる

今回は標準ズームレンズ、ワイドズームレンズ、マクロレンズの3本を使い、同じ被写体を写してみました。どんな被写体にどんなレンズがあっているのかが分かると思います。まずは、2cmほどのイロカエルアンコウにチャレンジ!

標準
さすがに標準レンズでは近くに寄れないので、、イロカエルアンコウもちっちゃめ。でも、画角が広いぶん周りの風景も入るので見ていてもおもしろいですよね。

広角
広角レンズは画角が人いので、この被写体には向かいないですね……。さすがにどこに何がいるのかほとんど理解できません。単純に小さい被写体にはワイド系のレンズは向きません。

マクロ

マクロレンズは、小さな被写体を大きく撮影することができます。まさに、この小さなカエルアンコウちゃんはぴったり。顔の質感や、ごつごつした肌までしっかり見ることができます。うん、かわいー!

02 ハナミノカサゴを写してみる

富戸の名物ハナミノカサゴを3本のレンズを使い撮影してきました。この子は25cmほどありました。被写体としては大きなサイズに入ると思います。そんなハナミノカサゴ君がどうやって写るのか見てみましょう。

標準
標準ズームレンズは、ある程度広角からズームをかけた写真まで幅広く撮影できるのが特徴。ちょっと遠くからリラックスしてあくびをしていました。1番撮影の幅が広いのがこのレンズです。まずはこのレンズからスタートするのがいいかもしれませんね。

広角
広角を生かして広がりのある写真を写すことができました。こうなってくると、魚というより風景がメインになってきます。広くて気持ちのいい写真を撮りたい、大きな魚を迫力を出して撮影したいときなどには向いています。

マクロ
マクロレンズは近くに寄れるので、こうやって顔のアップの写真なんかも写せてしまいます。魚さえ逃げなければ目だけのアップも可能です。レンズを変えるだけで、表現方法も変わってきます。そんなところがレンズ交換の楽しいところです。

03 魚の群れを写してみる

中層に、クロホシイシモチがキラキラと光って泳いでいました。最後はこの群れを3種類のレンズで撮影してみようと思います。

標準
魚をはっきり写したいのなら、このレンズが使いやすいと思います。僕が寄って行くと、寄った分だけ同じ距離を保って離れていきます……。そんな時にはズームを上手に使えば、大きく撮影することができます。

広角
これはがんばりました(笑)以外に警戒心が強くなかなか近寄らせてくれなったのですが、しばらく粘っていると魚も警戒心を解いて近寄ってきてくれます。キラキラした群れと、海の青の気持ちよさを出したいと思い撮影しました。

マクロ
クロホシイシモチのアップを撮りたいならマクロレンズの出番です。ただ、ちょっと望遠気味のレンズなので、カメラと被写体の間に水の層ができてハレーションを起こしてしまいました。

今回使用のレンズはOLYMPUS社のこちら♪

広角ズーム9-10mm f3-5

標準ズーム14-42mm f3.5-5.6

マクロ60mm f2.8

今月のまとめ

今回は3種類のレンズを使い、3種類の被写体をそれぞれのレンズで撮影してみました。そうすると、こういった被写体はこのレンズが合うというのが、簡単に分かるようにと思います。単純に、「ワイドな海が好き」、「マクロな海が好き」、「両方楽しみたい」そんな理由で使うレンズが決まってきます。次回からは、それぞれのレンズを使い、さらにどんな写真が撮れるのかをご紹介できればと思っています。

お楽しみに。

コラムニスト

むらい さちさん
プロカメラマンなのに、メカが苦手という致命的な欠陥があるが、だからこそメカが苦手な女性の気持ちがよくわかると勝手に思い込みこの連載をスタート。6年目にして「ミラーレス編」へ。スタンスは変わらず「ゆるく楽しくミラーレス!」。

>>Official webサイト:muraisachi.com

【月刊ダイバー2013年4月号より】

AUTHOR

Amano

DIVER ONLINE 編集部

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