アートフィルターで遊んでみよう! むらいさちの「ゆるフォト講座」

乙女チックになりました〜 海外取材で、カメラやパスポートなど主要なものを全部部屋に忘れてチェックアウトをして、ホテルの人にも呆れられたむらいさちです……涙。 さっ、気を取り直して……。最近のミラーレスカメラにはだいたい入っている機能、「アートフィルター」。これは、撮影する写真をカメラ上でレトロ風や、トイカメラ風、絵画調などに加工してくれる機能です。これらの機能は陸で使うことは多くても、水中で使っている人をほとんど見たことがありません。陸であれだけ楽しいのだから水中で楽しくないはずはない! そう思い立ち、水中で試してみました。 僕が使っているカメラには11種類のアートフィルターが搭載されています。当然、まったく水中に向かないモードもあるので、それを省きつつ、特徴的なモードのみを使って試してきました。中には、失敗……、なんてカットもあるかと思いますが、せっかく付いてる機能なのでいろいろ使ってみましょう。どうなるかは、お楽しみに♪ では、今回もゆるフォトスタートしたいと思います。あ〜ゆるゆる♪

01 ワイドでアートフィルター

僕が使っているオリンパスのミラーレスカメラ(E-M5)には、アートフィルターが10種類以上入っているのでどれを使うか迷ってしまいますが、1回シャッターを押すと全部の種類のアートフィルターの写真が撮れてしまう機能があるので、これを使っていろいろ試してみました。

まずは魚の群れを「デイドリーム」で撮影。
ハイキー気味で少しブルーも足されるので、かわいい感じの写真に仕上がります。
ちょっとオーバー気味ですが、雰囲気はいいですね。

次は「クロスプロセス」で撮影。
わざとカラーバランスを崩して写るため、どんなふうに撮れるのか、わくわくしながらの撮影でした。
が、緑が強めに出るので海藻などの色がキレイになりました。

今度は「ラフモノクロ」を使用。色のない水中写真もおもしろいですよね。
光に敏感にもなりますし。こればかりで1本潜るのも楽しそうですね。

02 マクロでアートフィルター

今度は生物に対してアートフィルターをかけてみました。風景に使ったことはありますが、魚の写真にアートフィルターをかけるとどんなふうになるか楽しみです。

これは、「ポップアート」で撮影。色が鮮やかに出るのが特徴。
色が薄くなりがちな水中では有効だと思います。
ただ、この写真のように、オレンジなどの強い色調のものは色が飛んでしまうので注意が必要です。

今度は「ファンタジックフォーカス」で撮影。
これは、ソフトフィルターをかけたようなほんわかした写真が撮れるのが特徴。
強い色のオレンジなどもやわらげてくれます。魚をかわいくゆる〜く撮りたい方にはオススメです。

ワイルドな感じのこの写真は、「ドラマチックトーン」で撮影。
外の風景はこれで撮影するとおもしろいのですが、水中にはあまり向いてない気がしますね……。
ちょっと怖い(笑)。

03 むらいさちが勝手に選ぶベスト3

いろいろ使ってみて、水中に向いていそうなアートフィルターを3つ選んでみました。あくまでも主観なので、クレームは受け付けておりません(笑)。


3位ファンタジックフォーカス
このモードにするだけで、ほんわかかわいい写真が撮れるのがいいですね。
色がきれいな被写体には特に向いていると思います。
魚のアップを、これで撮るとおもしろいでしょうね。


2位トイフォト
周辺部を暗く落として、古いカメラで写したような不思議な感じが特徴。
コントラストがあまりない水中では、被写体を浮き立たせてくれるので相性はいいようです。


1位ジオラマ
ピントの合った位置以外をぼかしてくれるので、メインの被写体が浮き立つのがいい。
コントラストや彩度を上げてくれるので、くっきり写るのもいい。
いろいろなシチュエーションで使ってみたくなるモードでした。

今回のまとめ

今回はアートフィルターを使っていろいろ遊んでみました! 普段僕でもほとんど使うことのない機能でしたが、割り切って使ってみると思った以上に楽しめました。せっかく付いている機能ですので、皆さんもカメラで遊んでみてはどうですか? 新しい表現方法が見つけられるかもしれませんね。僕はちょっとはまりそうです(笑)。

使ったカメラ

使ったカメラ:OLYMPUS OM-D E-M5

使ったハウジング:PT-EP08 標準ズームセット

コラムニスト

むらい さちさん
プロカメラマンなのに、メカが苦手という致命的な欠陥があるが、だからこそメカが苦手な女性の気持ちがよくわかると勝手に思い込みこの連載をスタート。6年目にして「ミラーレス編」へ。スタンスは変わらず「ゆるく楽しくミラーレス!」。

>>Official webサイト:muraisachi.com

AUTHOR

Amano

DIVER ONLINE 編集部

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