サイパンでゆるフォト〜☆ むらいさちの「ゆるフォト講座」

どこにでもあるイバラカンザシですが、こうやって撮るとアートになりますね♪ 先日サイパンに行ってきました。しかも、前日に飛行機のチケットを押さえて……。急な仕事だったので、さすがに慌てましたが。やればできるものですね(笑)。 サイパンは僕も大好きなフィールドです。近くて質の高い海を見ることができるからです。高い透明度、魚も豊富、地形もおもしろいなどなど、多くのダイバーを虜にしています。 そんなサイパンで、撮影してきた写真をお見せしながら、その撮り方をレクチャーしていきたいと思います。 では、ゆるフォトスタートです!(月刊ダイバー2014年9月号掲載)

01 バリエーション多く撮影しよう

サイパンというと、サンゴ礁というイメージはあまりないと思います。しかしポイントによっては、元気なサンゴ礁を見ることもできるんです。水深は1mくらい。このくらいの水深のほうが、太陽の光がしっかり当たるのできれいですよね。お天気も海況もよくて、撮影には最適でした。


まずはオーソドックスに横位置から。横位置は広がりを感じられる構図になります。レンズはフィッシュアイレンズで撮影しています。どこまでも広がるサンゴ礁を気持ちよく表現しています。


今度は縦位置で撮影してみました。縦位置は奥行き感を出すのに適した構図です。奥にどこまでも続くサンゴ礁を表現しています。それと同時に海の部分も多くなるので、青のきれいさも表現できます。


縦位置でレンズの上部だけ水面上に出し、半水面で撮影してみました。こうすると、また雰囲気が変わってきますよね。半水面は広角レンズでないとなかなかうまく撮影はできませんが、海が穏やかならばぜひチャレンジしてほしいです。1つの構図でも、いろいろとバリエーションを付けることによって、作品の幅も広がります。

02 アジ玉バリエーション

ラウラウビーチといえば、「アジ玉」がとても有名です。それにはちゃんと理由があって、まずはとにかく逃げない。だからじっくり撮影ができますし、数も多く形もおもしろいので、撮影には最適です。ここまで撮りやすい魚の群れも少ないと思います。


自分自身も慣れてなかったので、まずはそっと近寄って撮影した1枚です。これはとりあえず撮影した、というレベルです。慣れてきたので近寄ってみましょう。


逃げないようにそ〜〜っと寄ってみました。魚群が「玉」になっていたので、全体が入る位置で撮影してみました。丸の形が命なので、何枚も撮影して、一番きれいな形を選びました。思った以上に逃げないと感じたので、さらに寄ってみました。


今度はぐっと寄って、画面全体に隙間なく魚を入れて、とにかくたくさんいるぞーというのを表現しました。距離感を変えるだけでも、表現方法は変わってきます。どうしても引いて撮影しがちですが、あと一歩前に出る癖を付けたいですね。

03 すばしっこい子にチャレンジ!

のんびり泳いでいると、岩の間をチョコチョコ泳ぐルリホシスズメダイの幼魚に出会いました。この子はとてもきれいな色をしていて、撮れたら最高にいい作品になります。が、スズメダイなのでとにかくチョコチョコ……。撮れたと思ったら、岩しか写ってないなんてこともよくあります……。では、がんばっていきましょー!


まずは岩陰から出て来たところをパシャリ! とりあえず写しました……。が、どこにいるのか、わかりませんね。ここからがスタートです、戦略を練って撮影していきましょう。


よく見ていると、同じ場所をクルクルと動いていました。そこで、ある程度カメラを固定して、その場所に来るのをひたすら待ちました。おっ、と思ってシャッターを切るが、動きが速くてピンぼけ……(涙)。岩の間なのでストロボも蹴られてしまい失敗……。でも、諦めたらそこで試合終了です。がんばろー。


粘ること10分。魚の動きもだいぶ把握できてきました。見ていると一瞬同じ場所で止まることを発見。あとは、その瞬間をひたすら待つのみ。ストロボや明るさも調整して、何度かテスト撮影をして露出も設定。そしてやっと「そのとき」が来ました! はふぅ〜、かなりの強敵でしたね。でも満足満足♪

今回のまとめ

サイパンフォトどうでしたか? こうやっていろいろなバリエーションの写真が撮れるのも、魅力の1つです。しかもクオリティの高いビーチポイントが多いのも僕が好きな理由の1つです。ビーチだと、時間を気にせず潜れるので、写真を写すにはとてもいいですね。
近くていい海、サイパン、ぜひ足を運んでいい作品をどんどん写してくださいね!

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コラムニスト

むらい さちさん
プロカメラマンなのに、メカが苦手という致命的な欠陥があるが、だからこそメカが苦手な女性の気持ちがよくわかると勝手に思い込みこの連載をスタート。6年目にして「ミラーレス編」へ。スタンスは変わらず「ゆるく楽しくミラーレス!」。

>>Official webサイト:muraisachi.com

AUTHOR

Amano

DIVER ONLINE 編集部

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