ロリコンダイブ♪ むらいさちの「ゆるフォト講座」

ふんわりウミウシ。 ウミウシはのんびりしていて撮りやすいから好きです(笑)。 皆さん、こんにちは! じつは僕、ロリコンなんです……、うふふ。もちろん、魚に関してですが……。 あけましておめでとうございます! ゆるフォトもついに7年目に突入! これからものんびり続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。僕自身も今年は皆さんに水中写真をたくさんお見せする機会を作れればと思っていますのでお楽しみに♪ ということで、今回は、海で出会った幼魚たちをご紹介します。撮影地はフィリピン・セブ島のリロアンです。1ダイブでどれだけ撮れるか、勝手にチャレンジしてみました(笑)。急ぎ足なので、クオリティはちょっと低めですが……(汗)。幼魚は色合いが美しいですし、形も大人とは違い、よりかわいいですよね。そんなところを意識して今回は撮影してみました。 ただ、基本的に臆病な子が多く、すぐ逃げてしまうので、撮影には苦労します。そしてなにより小さい……。コンパクトデジカメで撮るのは本当に難しいですよね。今回もミラーレス一眼を使用しているので、なんとか撮影ができました。 さて、今月もゆるフォトスタートです!

01 アプローチ編

作品を見せる前に、まずはどのようなプロセスで、写真が撮れたかを説明していこうと思います。とにかく動きが速い。敏感というのが幼魚の特徴です。慌てず頭の中で作戦を立てつつ、魚にプレッシャーを極力与えない方法を考えてアプローチします。

きれいなウミウチワがありました、こんな所にお魚がいれば最高ですよね〜。そう思って探してみます。

いました! ウチワの間に隠れていました。このとき急いで近寄ってしまうと、隙間から逃げてしまうので、時間をかけるのがコツ。まずはこちらの存在を気づかせ、慣らします。しばらくその場にいると、魚もリラックスしてきます。その後、ちょっとずつ近寄って撮影します。

近づいてやっと撮れた1枚です。もうちょっと時間があればと思いつつ、次の被写体を探しに行きます……。

02 幼魚コレクション1

ここからは、そのほかに撮影したものをお見せしながら、簡単に解説していきますね。

スズメダイの子供たちが、ウミシダを隠れ家にしていました。ウミシダは色合いがきれいなので、いい背景になります。じっくりここで待って、タイミングを計ります。動きが速いので、シャッターを切りまくって写した1枚。うまく隙間に来た瞬間を狙いました。

シマキンチャクフグの幼魚。大きさは2cmもないほど……。フグの仲間はのんびり屋に見えて意外と神経質。カメラに背を向けてゆっくりと逃げていきます。でも、たまにこちらを振り向くので、その瞬間を狙います。5分ほどストーカーをしたものの、なかなかこっちを向いてくれない……。まーなんとか写った1枚です……。

ハナビラクマノミはどこにでもいるお魚ですが、とてもシャイです。プレッシャーをかけ過ぎるとイソギンチャクの間に逃げ込んでしまいます。ちょっと遠めから撮影するのがおすすめです。この写真は、ひたすらじっと待って写した1枚。親もいっしょに写っているので、大きさの比較にもなっていいですね。

03 幼魚コレクション2

前半は動き回るお魚ばかりを狙ってしまい、なかなか思うように撮れず、これではいかんと反省。ならば、動きの少なそうな幼魚を探してみようではないかと、考えを改めました。

動かないといえばウミウシ! 小さなウミウシを見つけて撮影開始。ちょこんとかわいく撮れました。ただ、後で冷静に自分の写真を見てみると、背景の黒が気になりました……。ここはカットしないといけませんね。白い子だったので、被写体にするにも地味過ぎましたね……。

これはイソギンチャクに住んでいる、マルガザミ君です。ウミウシに引き続き魚じゃない! って思われますよね? その通りです。そこはスルーしていただけるとうれしいです(笑)。この子も小さかったです。警戒心が薄いのか、こんな場所にたたずんでいました。チャンスとばかりに、構図などを冷静に考えてじっくり撮影。奥行きをつけて写真に広がりを持たせました。

最後は、ガイドさんに教えてもらったイロブダイの幼魚です。知っている方も多いと思いますが、小さいのですが動きがのんびりなので、撮影はしやすい子です。もちろん近づき過ぎると逃げてしまいますが……。この子を撮るときはとにかく我慢。待っていればそのうちこちらを向いてくれます。このときは、スポット感を出したくて、水中ライトのみで撮影しています。

今回のまとめ

今回の幼魚編、どうだったでしょうか? 幼魚はかわいいけれど、撮影が難しいのも事実。今回は、「1ダイブで撮る」と自分で勝手に決めてしまったため苦戦しました……(時間があるならじっくりやりましょう)。そのせいか、写真も微妙に……(笑)。

まあ、臨場感は伝わったのではないでしょうか? リロアンという海のすばらしさにも助けられました。でも、難しいだけに、撮れたときの感動はひとしお。ぜひがんばって撮影してみてください。僕もがんばります!(笑)。

コラムニスト

むらい さちさん
プロカメラマンなのに、メカが苦手という致命的な欠陥があるが、だからこそメカが苦手な女性の気持ちがよくわかると勝手に思い込みこの連載をスタート。6年目にして「ミラーレス編」へ。スタンスは変わらず「ゆるく楽しくミラーレス!」。

>>Official webサイト:muraisachi.com

(DIVER 2016年2月号掲載)

AUTHOR

Amano

DIVER ONLINE 編集部

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