伊豆でのんびりフォトダイビング♪ むらいさちの「ゆるフォト講座」

エグジット寸前、水中に鳥の足が見えたので、 そっと浮上して写した1枚。ピントが……ですが、 でも好きな1枚です♪ 皆さん、こんにちは! ロケ続きでおいしいものばかり食べてすっかり冬太りしたさちです……。ロケ先はおいしいものだらけ……(汗)。 日本はすっかり春ですね♪ と言いつつ今回は、冬の伊豆、1月に大瀬崎と富戸に潜りに行ってきたときの写真で解説していきたいと思います。今年は水温が例年より高く、死滅回遊魚もまだ残っているし、透明度も好調ということなので、行けるのをとても楽しみにしていました。実際には、当日は透明度が落ちてしまったのですが、水温も気温も例年より高く、気持ちのいいダイビングでした。死滅回遊魚も多く残っていて、撮影も楽しかったです。今回は〈ダイビングサービスむらい〉さんを利用。オーナーのむらいさんは、同じ名前、同じ歳でとても紛らわしい(笑)。盟友とのダイビングは毎回とても楽しいものです。 では、今月もゆるフォトスタートです!

01 どんなにかわいくても……

僕が大好きな魚ベスト5に入る、イロカエルアンコウ君の子供です。顔がとにかくかわいいんです。じつは今回の伊豆も、まだカエルアンコウ君が見られるというので、足を運びました。がっ! 人生とはうまくいかないもので、かわいいからいいってもんじゃない……。どんなにかわいくても背景が微妙だとその魅力は半減しちゃうのです……。

せっかく見つけたのに、いたのはビニールのようなゴミの隙間。でもけっこう動く子だったので、いい場所に移動するのを待つことにしました。

ちょっと落ち着いたと思ったら、こんなアクロバティックな場所に……。そして全然擬態できてないよー。写真のとおり、全然かわいくないですね……。このダイビングではあきらめて、2本目にまた立ち寄ることにしました。

そうだよそうだよー、君は擬態できてるよー。今度は同じ色のサンゴの前に移動していました。これこそ擬態ですよー。にやにやしながら撮影。さっきよりはマシですが、さち的作品としては、やっぱりさみしいですね……。見てわかる通り、メインの被写体も大切だけど、じつは背景はそれ以上に大切なことがわかります。

02 ミジン君とにらめっこ

大瀬崎のアイドル、ミジンベニハゼ君にも会いに行ってきました。この子は、貝や缶、瓶の中に住んでいることが多いです。そりゃ貝に住んでいてくれれば、自然だし写真にしても素敵ですが、なかなかそうはいきません。でも、今回の子は青い瓶に住んでいるオシャレな子。逃げない子なのでライティングをいろいろ変えて撮影してみました。

まずは、オーソドックスに前から。確実に撮りたいならやっぱりこの形ですね。警戒心の薄い魚なので、どんどん近寄ってみましょう。最初は引っ込んでもしばらくすると出てきます。

次は前からと、瓶の後ろからストロボを当てて撮影してみました。後ろから差してくる光が幻想的だし、瓶の色もきれいに出ていますね。後ろからの光の当て方と強さによって、写真のイメージが変わってきます。ただ、調整に時間がかかります……。

後ろからストロボを当てています。ちょっと顔が怖いですが……、一番イメージっぽい写真になったかな。どれが正解ということではなく、自分がどれが好きかな〜というのが基準になってきます。動かない被写体に対してはいろいろな撮影方法を試してみると勉強になりますよ。くれぐれも減圧だけには注意してね。

03 伊豆の色にメロメロ

伊豆の海というと、地味なイメージを持っている方も多いかと思いますが、じつはとても色にあふれています。場所によっては南国よりよっぽど多くの色があります。最後はそんな伊豆の色を紹介します。

代表的なのが、トゲトサカなどのソフトコーラルです。この日は透明度がそれほどよくなかったので、背景がエメラルドグリーンになってしまいましたが、これは伊豆ならではの色。こんなところも楽しんでしまえるといいですね。

これはアヤニシキという海藻です。伊豆などでは比較的よく見られます。が、一見地味なのであまり気づかれない被写体かもしれません。ピンクの布がひらひらしているようで、その姿はとても美しいです。目で見るととてもきれいなのに、写真で表現するのが難しい被写体ですが、いつもカメラを向けてしまいます。

伊豆ではよく見かける、エントウキサンゴ。この黄色は水中でとても目立ちます。引いて撮影してしまうと寂しいので、ぐっと寄って余計なものを入れずにシンプルに撮影しました。お花のようできれいですよね〜。

今回のまとめ

冬の伊豆はやっぱり寒いです……。平日に撮影に行ったので、あの広い大瀬崎をほとんど僕らで貸し切り状態。周りを気にせず撮影できるっていいですよね。そんな冬を乗り越え、水温もちょっとずつ上がり、魚も活発になってきます。まだまだすいてる春の海で、じっくりいろいろ試行錯誤しながら撮影してみてください。

正直、僕もじっくり潜れないと作品は作れません。1つの被写体に向かい合う時間が長いほど、いい写真を撮れる確率は上がります。ぜひ、カメラを持って海に行きましょう!

コラムニスト

むらい さちさん
プロカメラマンなのに、メカが苦手という致命的な欠陥があるが、だからこそメカが苦手な女性の気持ちがよくわかると勝手に思い込みこの連載をスタート。現在は「ミラーレス編」。スタンスは変わらず「ゆるく楽しく水中写真!」。

>>Official webサイト:muraisachi.com

取材協力=ダイビングサービス むらい
(DIVER 2016年5月号掲載)

AUTHOR

Amano

DIVER ONLINE 編集部

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