まるでハーバリウムのような世界と形容したらいいだろうか……。水中でウェディングドレス姿を撮影してもらう。一見すると特異に見えるこの手法は、じつは「美しいものの一瞬の輝きを1枚の写真に閉じ込める」というとても高度な世界観なのだ。
この世界観を創ったのは写真家右近倫太郎さん。その右近さんと海外ウェディングを得意とするムーンシェルがプロデュースするプランでは、実際に陸上で着用するウェディングドレスをそのまま水中に持ち込む点がなんといっても画期的だ。マーメイドライン、プリンセスライン、Aライン等々各種シルエットの中から、ドレスに精通したスタッフが個々人の体形がより美しく見えるドレスを合わせてくれる。ふんだんに織り込まれたレース、艶やかな表情の生地……試着は女性にとって最高にときめく瞬間だ。
着用ドレスが決まったら、プロのヘアメイクに仕立ててもらい、いざプールへ。水中用に作られた衣装ではないので、最初のうちはドレスが持つ浮力に身体が不安定になる。バランスの取り方や衣装の動かし方、息の止め方などに少しだけ慣れは必要だが、意外なのは泳力がほとんど必要ないということ。今回ほのかさんがモデルとなって撮影シーンはどれも水深1.2m、足が着く深さで撮影している。水中カメラマンと息を合わせながら、身体の動かし方、光の浴び方などをトライしているうちに、ほのかさんはどんどん“水中モデル”のコツを会得した。
「陸上と違って衣装が今どういう動きをしているのかが想像つかなくて。水に抵抗するように動くのではなくて、水の動きに委ねるようにと意識しました。またもう1つ陸上と違うのは、通常の太陽光の下では、直射日光に直接顔を向けてしまうとのっぺりとしてしまいます。でもプールでのコントロールされたライトだと、しっかりと光源に顔を向けたほうが顔の陰影がしっかり出るようです。水中ではほとんど目をつむっていたのですが、キラキラした光のカーテンの中に自分がいることを想像しながら動きました」とほのかさんはモデル心得を教えてくれた。
水中では一方向ではなく複雑に水流を起こすことができるため、陸上以上にドレスのふんわりした大きな揺らめきや幾重になっても軽やかなベールの動きなどが表現できる。その唯一無二の世界の中心の“花”になれる。夢が叶えられるチャンスだ。
Who is this model?
ほのかさん
1996年生まれ、神奈川県出身。「CanCam」の専属モデル、TVやラジオなどでも活躍中。
@nononon159
Who took these photos?
右近倫太郎さん
1986年生まれ、福井県出身。風景写真やウェディングフォトをはじめ水中写真を得意とするフォトグラファー。
https://photographer.tokyo/
(株)エス・ティー・ワールドの海外ウェディング&ハネムーン専門店MOONSHELLに、今秋水中ウェディングフォトプランが登場。ウェディング知識豊富なKELLY ANが衣装協力し、美しいドレスでの水中撮影プランが実現しました。水中世界が大好きなかた、幻想的な世界で人とは違う美しい写真を残したいかたにオススメ。カップルでもおひとり様でも!水中ウェディングの世界を体験しませんか?プラン詳細はHPをご確認ください。
お問合せ先=MOONSHELL東京サロン
TEL:03-6415-8615
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