
9月22日(火・祝)から始まった、ネイチャーフォトグラファー・岡田裕介さんの写真展『これが君の声 青の歌 -Sound of echo, Song of blue-』。絵画的な写真表現で魅せる、岡田さんならではの世界観が広がっています。

東京メトロ 日比谷線・JR 恵比寿駅より 徒歩4〜6分の距離にあるギャラリー。入口には、岡田さんの新作写真集に特別寄稿されたSUGIZO(LUNA SEA/ X JAPAN)さんからのお花が届いてました!

白い壁に青が映える。写真もレイアウトも美しい空間です
まるで水中にいるみたい?!イルクジファンにはたまらない空間
世界の海を潜る中で8年に渡り撮り続けてきた、ハワイ島やバハマに住むイルカ、トンガ王国に子育てにやってくるザトウクジラ。会場には、同タイトルの新作写真集の中から選ばれた40枚の写真が上下2段のレイアウトで飾られていました。

写真展初日夜のようす
上段に飾られたパノラマ写真は、偶然にも同じ高さに水面が写っており、その高さはちょうど背丈を超えるくらい。実は、意図して配置したものではなかったそう。
「頭上に水面が見えて、まるで自分が海の中にいるような感覚になりますね!とゲスト声をかけられて、たしかに~!と納得しちゃいました」と岡田さん。

目線の上に水面があることで、まるで海の中から見ているような感覚に陥ります
こだわり抜いた青の色 自信を持って届ける写真展
美しい青色が広がる空間ですが、この“青”を表現するために、岡田さんは“銀塩プリント”という手法で印刷したそうです。

イルカの写真
「印刷において青を出すのが難しいというのは誰もが悩むところですが、銀塩プリントは、印刷では表現できないクリアで美しい青が表現出来る。前作の写真展『Colors〜ペンギン島の物語〜』で銀塩の階調の美しさとイメージする色の再現性に感動して、今回も特殊紙を使用した大判2作品を除き全て銀塩でプリントしました。完成した展示を見て真っ先に自分が感動してしまったほど、自信を持って皆さんに披露出来る写真展になったと思います」

シンメトリーに配置された作品と岡田裕介さん
写真展概要
【東京会場】弘重ギャラリー ART CUBE EBIS B1F
2020年9月22日(火・祝)~9月27日(日)
11:00~19:00 ※最終日のみ18:00まで
入場無料/会期中無休
【京都会場】京都写真美術館ギャラリージャパネスク2階
2020年9月29日(火)~10月11日(日)
11:00~18:00 ※最終日のみ17:00まで
入場無料/会期中無休
同タイトルの写真集は写真展会場か、下記公式オンラインストアで購入できます。
>>>www.yusukeokada.stores.jp
発売:2020 年 9 月22日(火)
定価:5,000 円(税別)
A4変 形(312×233×18mm)、ハードカバー、96p 、私家版
特別寄稿:SUGIZO (LUNA SEA/X JAPAN)
※直販オンラインストアにて 発売中(直筆サイン入り)
*DIVER11月号(10月10日発売)で岡田さんの作品と撮影話をご紹介します。ぜひチェックしてください