1. 喜屋武岬 エンジェルホール。差し込む光から天使が舞い降りてきそう
空港から車で20 分、気軽に行ける冬に強い海
糸満は、沖縄本島最南端に位置しており、北風の影響を受けにくいため、冬のシーズンにはめっぽう強いポイントだ。島尻層群と琉球石灰岩から成る地域のため地形は起伏に富んでおり、透明度は年間を通じて平均20mと高い。
景勝地として知られている喜屋武岬は、ダイビングポイントとしても人気で、大きな根がそびえ立つなかアーチやクレバスがいくつもあり、まるで迷路に入り込んだような感覚になる、地形好きにはたまらないポイント。
2. ハタンポがたくさん群れているトコマサリホール
3. 通称「サロンパス」でおなじみのスミレナガハナダイ
4. ダイバーに人気のパンダツノザヤウミウシ
5. カシワハナダイも通年観察できる
6. 黄色、白、黒とジョーフィッシュもより取り見取り
7. 今夏から注目度上昇の「ドリー」ことナンヨウハギ
また、日本では珍しいドーナツ型岩礁の「ルカン礁」は、外洋に面した岩礁のため潮通しが良く透明度は抜群。水深30mまで落ち込んだ豪快なドロップオフを楽しむことができる上、ナポレオンフィッシュやアオウミガメなどの大物も期待できる。
魅力はワイドだけではない。糸満では年間を通じてジョーフィッシュ、ゼブラハゼ、希少種のチンヨウジなども観察できる夏にはパンダツノザヤウミウシが登場するなど、マクロ派もたっぷり楽しめる幅広い海だ。
これからの時期はウミウシの仲間が多く見られるようになり、春先にはコブシメの産卵にも出会うことができる。
西海岸のようなリゾート開発が行われなかったために、手つかずの海が残されている糸満の海は、新たな生き物との出会いや発見などの可能性を秘めている。
ショップのオススメポイント
>>「名城」。多様な海底環境となっており、ガーデンイール、リュウグウベラギンポ、ジョーフィッシュ、ハナヒゲウツボの幼魚など、人気種が多数生息している。運がよければホムラハゼに出会うことも。
シーズナリティ
◉1 ~ 3月>>水温21℃前後 5㎜以上ウエット+フードベスト、ボートコート
◉4 ~ 6月>>水温25℃前後 5㎜ウエット+フードベスト、ボートコート
◉7 ~ 9月>>水温29℃前後 3㎜ウエット
◉10 ~ 12月>>水温27℃前後 5㎜ウエット+フードベスト、ボートコート
◉透明度>>沿岸15m ~ 、ルカン礁などは30m ~
糸満へ潜りに行
>>那覇空港から車で20分
ダイビングデータ
>>糸満の主なダイビングポイントは15 か所。ボートダイビングがメインとなる。ナイトダイビングも可能。
ダイビングサービス
糸満市西川町7-7-102
Tel. 098-987-1486
糸満市内にあるダイビングサービス。自社ボートでのんびり潜る事ができる。近郊、那覇市内(一部不可)送迎サービス有