【編集後記】DIVER編集部・須賀の奄美大島取材こぼれ話

1月、シーズンを迎えたばかりのホエールウォッチングに参加してきたDIVER編集部の須賀です。本編には載せられなかった写真やこぼれ話などを書いていきます。購入したお土産も紹介!

先日公開した、ウェルネスリゾート「THE SCENE」のアクティビティ・ホエールウォッチング。本編では書ききれなかった内容や裏話などを載せていきます。

奄美大島の自然に囲まれたときのように、ゆーっくりのんびり、まったりと。時間のある際に読んでいただけると嬉しいです。

雲行き怪しい初日のホエールウォッチング

「ザトウクジラに会えるかな……」そわそわ、ふわふわと浮ついた気持ちを抑えきれぬままホエールウォッチング当日を迎えました。前日は風も強くうねりもあって、その影響が少し残っていたのでコンディションバツグンとまでは言えず。「でもシーズンインしてるし、最近の奄美はアツいし……」そんな希望を持っていざ、出航しました。

取材班より先に出航していた〈奄美クジラ・イルカ協会〉他ショップからの情報をもとに出現場所へ向かいます。

見れました!個人的には2年ぶりに見ました。やはり、感動です……でも、今回はホエールウォッチングの取材。見ている方が「おっ!」となるような画が欲しいのが本音。ブリーチングなんて贅沢は言わないので、もう少し近くで、まずはブローでも上げてくれないかしら……。

写真=田中良洋

写真=田中良洋

お気づきでしょうか。……まぁ遠いもんです。このクジラは海峡内で見れたので移動している範囲は比較的コンパクトなのですが、まさに神出鬼没。遠くでスッとブローが上がったと思えばしばらくして、最初に見つけた場所へ再び戻るという……完全に弄ばれ状態でした。

この子を諦めて別個体を探しに行くのも手ですが、なんとこの日は目撃数が本当に少なく。奄美大島北部のショップさんもここまで見に来ていました(北部にある空港から南部端まで車で約2時間かかります。船でもさぞかし遠いだろうに……)

「わざわざここまで見に来るということは、北部でも見れていないのかもしれないですね」とキャプテンの小林拓海さん。やはり前日の影響があるのだろうか……。

そんな話をしながら気長に待つものの、……ホエールウォッチング初日は心細い結果に終わりました。

写真=田中良洋

バツグンのコンディションで臨んだ2日目

風もうねりも、私の心も落ち着いた2日目!この日の様子は、こちらの記事でご紹介した通り、かなりいい結果になりました。

ゆったり泳ぐ親子のクジラ

船の前方でフルークアップ!歓声が上がりました

ヒゲクジラ類のザトウクジラは鼻の穴が2つあります。見えますか?

本格的なカメラがなくともこんな写真が撮れました。目視でもこの近距離で、鮮明に見ることができました。出会ってくれたすべてのクジラたちに感謝です。ありがとう!!

写真に残せなかったので本編には載せていませんが、この日はブリーチングも見ることができました。船前方で突然上がる白波。迫力満点!!!”控えめに言って最高!”です。キャプテンの小林さんもこの笑顔。

THE SCENEアクティビティスタッフの小林拓海さん(写真=田中良洋)

後日、THE SCENEのインスタグラムにあがったストーリーを見てみると、ペックスラップ(身体を横向きにして胸ビレを水面に叩きつける行動)やテールスラップ(尾ビレを高く持ち上げ激しく水面に叩きつけたり水面下から水面上に尾ビレを蹴り上げたりする行動)などこれまた迫力満点のアクションが見れている様子でした。まだ1か月以上シーズンは続きます。これから行く方は素敵な出会いができますように!

THE SCENEはご飯がおいしい!!!

今回の取材で一番感動したこと…それは、THE SCENEが提供する食事のクオリティ!

本編でもちらっとご紹介しましたが、宿泊プランに含まれていた朝食・夕食はどれも絶品でした。特に感動したのは夕食。日によって和食またはイタリアンのコースのいずれかになります。

左上イタリアン、他和食のコース(複数日のうち一部)

和食は、素材を生かし出汁を効かせた滋味豊かな味が魅力的。無農薬の自社栽培米を土鍋で炊き上げた白米はふっくら、甘みもあって本当においしい!鹿児島県産のウナギを使用した土鍋ご飯が出てきた日は、正直驚きました……。もちろん美味。申し分ないお味でした。

鹿児島県産のウナギを使った土鍋ご飯

イタリアンは、唐辛子やニンニクを使わない素材を生かしたシンプルな味付け。和食もイタリアンも、鹿児島県産や奄美近江で採れた新鮮な魚介や契約農家の有機野菜を使用しており、素材そのものの味を楽しむことができます。

鹿児島で獲れる甘えびのうちのひとつ、薩摩高海老はぷりっぷりの食感と弾力、そしてじゅわっと口の中に広がる甘みが最高でした。もうすっかり薩摩高海老のトリコ。

ぷりぷり食感と甘みを感じる薩摩高海老とカラスミの冷静カッペリーニ

奄美の伝統的な焼き菓子のひとつ・舟焼き。その名の通り、船の形に似ていること(切る前)から付けられたそうです。もち粉やはったい粉(米や麦の新穀をいって粉にひいたもの)を使っていてモチモチ食感&ボリューミー。黒糖を練り込んでいるのでやさしい甘さも特徴です。

奄美の伝統焼き菓子・船焼き。中身はあんこではなく黒糖

最終日 数時間の観光

東京へ帰る前、送迎のスタッフさんが連れて行ってくれた場所を2つ、紹介します。

まずは「LaFonte(ラフォンテ)」さん。

奄美大島北部にあるいずみ農園直営のジェラート屋さんです。原料から製品まですべて店内のキッチンで手づくりされるジェラートは、毎朝厳選された10種が店頭に並ぶそうです。

一番人気はパッションフルーツシャーベット。2006年、農薬を使わずパッションフルーツを育てたのが始まりといういずみ農園の元祖ともいえるフレーバーです。

いっしょに頼んだのは、笠利町打田原産の海塩を使用した真塩(ましゅ)。甘さとほのかなしょっぱさの融合は、クセになる味。どちらもおいしくいただきました。

もう一つは、奄美きよら海工房さん。入口近くの黒糖工場では、ちょうどサトウキビのキビ汁を煮詰めているところで、黒糖を作る過程を少しだけ見学させていただきました。

深緑色のキビ汁を大きな窯で煮詰ると、私たちになじみのある茶色い黒糖の色味に

攪拌した後にトレイに流し冷却乾燥を行うそうです

奄美大島で購入したお土産

実はかなりタイトなスケジュールだった取材。お土産を探しに散策する時間はありませんでした…

先ほど紹介した「奄美きよらうみ工房」さんでお土産を購入した2点をご紹介します。

まずは、果肉と果汁がたっぷり入った完熟果実のコンフィチュール。選んだのは奄美産のたんかんと、スタッフ須賀の好物であるパッションフルーツ&マンゴーです。パンに塗ったり、ヨーグルトや紅茶に加えたり……もったいなくて、少量ずつ使っています。大きいの買えばよかった~(笑)

こちらは島らすく(純黒糖味)。ラスクのパン、黒糖ともに自家製造!また、5年以上熟成した”さとうきび酢”が使われていて、なんだか体に良さそう、元気になれるかな~と思い購入。ほのかな甘みとサクサクのラスク、美味しかったです。

透明度の高いミネラル豊富な奄美の海水をくみ上げ、昔ながらの平釜製造で自社で炊き上げて作ったというしお味もありました。

WEB初の編集後記?!

以上、奄美大島で今が旬のホエールウォッチングを体験した、スタッフ須賀の編集後記(というより追記…?)でした!

ウェルネスリゾートTHE SCENEのホテル詳細やアクティビティ等々は以下の記事でご紹介していますので気になった方はぜひチェックしてくださいね。最後まで読んできただき、ありがとうございました!また、どこかで!

AUTHOR

Suga

DIVER ONLINE 編集部

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