その他アジア(フィリピン・インドネシア・台湾)のダイビングスポット
ブルネイ(Brunei)
沈船(レック)7割、浅場サンゴ3割 魚影の濃さと観光も魅力
日本人にはなじみの薄いブルネイ王国ですが、ダイビングスポットとしては世界的に有名で、とくに沈船が好きな欧米人に愛されているポイントが多数あるのが特徴です。沈船は漁礁となり、バラクーダをはじめとする回遊魚とのコラボも圧巻の光景が繰り広げられます。さらに、マクロ系希少種や固有種が多いことでも知れていて、探せば探すほど新たな発見のある、大きな可能性を秘めた海でもあります。
ダイバー編集部のおすすめ
成田から直行便で約6時間半
沈船に群れる魚群は圧巻
モスクや世界最大の水上集落など異文化も楽しめる
行きかた
日本 |
成田空港発(ロイヤルブルネイ航空の直行便) |
ブルネイ |
約6時間でバンダルスリブガワン空港着(国内送迎サービスあり) |
ブルネイで人気のダイビングポイント
アメリカンレック
レベル |
中級者~上級者 |
エントリー |
ボート |
水深 |
18〜30m |
特徴 |
1945年、第二次世界大戦中に地雷に当たり沈没したアメリカの護衛船。全長75mほどあり、ブルネイの中でも有名なポイント。中に入ることはできませんが、銃の弾薬や砲塔などが確認でき、周囲でアジの大群が群れる様子は圧巻 |
ドルフィン88レック
レベル |
初級者~上級者 |
エントリー |
ボート |
水深 |
10〜24m |
特徴 |
港から30分と比較的近く、全長20~30mほどの沈船が見られます。トップは水深10m、水底でも24mと水深も浅く、初心者でも楽しめます。中性浮力が取れれば中に入ることもできて、濃い魚影が見られます。ツアーではほぼ確実に行くメインのポイントです |
オーストラリアレック
レベル |
上級者 |
エントリー |
ボート |
水深 |
18〜30m |
特徴 |
第二次世界大戦中にジャワからマニラに移動中に、日本の地雷に当たって沈没した、オランダ海軍の船。全長は85m、船の形がはっきり残り、周囲にはフエダイが船を包み隠すように群れています。水底は33mで、レックスペシャリティがあれば船内に入ることも可能です |
アバナリーフ
レベル |
初級者~上級者 |
エントリー |
ボート |
水深 |
9~24m |
特徴 |
レックダイビング後の2本目、3本目に行く癒やし系ポイント。栄養豊富なブルネイの海らしく、巨大なソフトコーラルやケツボカイメンなども豊富。クマノミ、コブシメなども見ることができて、ウミウシ、エビ、カニなどのマクロ生物ウオッチングもできます |
オイルリグレック
レベル |
初級者~上級者 |
エントリー |
ボート |
水深 |
~18m |
特徴 |
1990年代に廃止された石油掘削装置を沈めて人工漁礁にしたポイント。アジやカマス、ヒメツバメウオなどが群れ、魚影が濃いのが特徴です。水深は18mほどで、中性浮力をキープしながら鉄骨の間をくぐり抜けたりでき、流れもなく初心者から楽しめるポイントです |
マットロック
レベル |
初級者~上級者 |
エントリー |
ボート |
水深 |
6~12m |
特徴 |
潮通しが良く、透明度も高いポイントです。カクレクマノミが各所で見られることから別名「クマノミパラダイス」と名付けられています。周りにはウミウシやタツノオトシゴ、カエルウオの仲間なども多く、マクロ生物が充実しています |
トゥーファゾムロック
レベル |
初級者~上級者 |
エントリー |
ボート |
水深 |
8~10m |
特徴 |
ふたつの小高い岩があり、ソフトコーラルやサンゴの群生も豊富なポイント。ウミウシやエビ類などマクロの被写体にも事欠かないうえ、小魚の群れを目がけてツムブリやカスミアジなどのアタックシーンも見られます |
ボルキアレック
レベル |
初級者~上級者 |
エントリー |
ボート |
水深 |
18~24m |
特徴 |
1955年香港で建造された旅客船が、1992年に人工漁礁として沈められたポイントです。全長34m、水深はトップデッキが18m、水底は24mで、沈船全体をソフトコーラルが覆い、バラクーダ、ミノカサゴ、ハタなどが群れています。船内に入るのは、ルートが狭いため上級者向きです |
ブルネイの基本情報
国名 |
ブルネイ・ダルサラーム国 |
首都 |
バンダル・スリ・ブガワン |
最寄りの空港 |
ブルネイ国際空港 |
言語 |
マレー語(英語は広く通用する) |
時差 |
-1時間 |
電圧 |
230V/50Hz/BFタイプ |
通貨 |
ブルネイ・ドル(BND) |
チップ |
習慣あり。ホテルでの枕チップは1~2ブルネイドル、ポーター1~2ブルネイドルが一般的 |
ビザ |
14日以内の観光はビザ不要。ただし、入国時に帰りの航空券とパスポートの残有効期間「6ヶ月+余白2ページ」が必要 |