ドライスーツの普及率にはビックリしますな。
今や持ってないダイバーのほうが少ないんとちゃうか?
人によっては講習後、ウェットを買わずにドライスーツを購入、
夏だろうが南国だろうがそれ1着で済ますってこともあるそうな。
なるほど、そういう手もあったか。
それはさておき、これから冬を迎える日本の海では、このドライスーツが大活躍であります。
これさえあれば首から下は、全身寒さ知らず。
ただし、顔と頭を除いてね。
そう、厳寒期に忘れちゃならないのがコレ、ドライスーツ用フードです。
これ被ってないと30秒でアタマじんじんして来ますからね、いくらドライスーツ着てても。
ではその作りは、いかなる具合になっておるものか?
内側をひっくり返してみると、顔の周囲はラバーでぴったんこ貼り付き、おおわれるようになってます。
これで頭部への水の侵入を極力防ごうというわけね。
お、もうひとつ、頭頂部に穴開きのタグみたいなものが…。
ポニーテールをこの中に通しておけばいいのかしらん、と思ったら、さにあらず。
よく見ると表側の同じ位置にも穴が開いております。
これはね、フードの中に溜まった空気を外に出すための穴で、
タグのように見える部分は、水が入って来ないようにするための言わばフタなんです。
よ~し、これで完璧。
この冬は余裕で潜っちゃうもんね。
後頭部にエア抜きの穴があります。
内側には水の侵入を防ぐフタが。
このラバーが顔に密着して水を入れないのだ。
取材協力:mic21横浜本店