2016年8月12日
東京・新宿の富士フォトギャラリー新宿で、水中写真展「Blue + 〜手紙」が開催中だ。「Blue + 」は、水中写真家・鍵井靖章さんの呼びかけによるグループ展で、今回が2回目。「手紙」をテーマに、80人が1人1点、鍵井さんを含めた全81点が展示されている。
通常の写真展と違うのは、「手紙」のタイトル通り、写真と、写真に添えられた手紙がセットで作品になっていること。額装は今回の写真展のためのオリジナル。絵手紙ならぬ写真手紙のような作品が木製の額に収まり、会場にずらりと並んだ。写真は、イルカやジンベエザメなどの大物から、カエルウオやウミウシなどの小さな生き物までさまざま。そこに、自分へ、家族へ、知人へ、海へ、自然へ、お世話になったダイビングガイドさんへ、と、写真に寄せて綴った文章が添えられ1つの作品になっている。「手紙」にはさまざまな思いがこもっており、見ごたえも読みごたえも十分。すべての作品をじっくり見ていくと、あっという間に時間が過ぎていく。楽しい展示からは、「自分を応援してくれる人たちといっしょに何かをやりたかった」という鍵井さんの思いが伝わってきた。
同展は、8月18日まで(最終日は14:00)。大阪でも開催予定。
写真展「Blue+」〜手紙〜
8月5日(金)〜8月18日(木)
10:00〜18:00
富士フォトギャラリー新宿