「組写真」でドラマを演出
7回目となる「水のとき」ですが、今回は例年とは趣向が変わり、2点1組の「組写真」での募集でした。出展者の中には、組写真と聞いてとまどいもあったそうですが、中村征夫さんから「同じ生き物が同じ場所で姿を変えたり、何もなかった場所にいきなり魚群が現れたり、『へぇ!』と思える作品を募集します」というアドバイスをもらい作品選びをしたとのこと。それぞれにドラマ性がある作品が並び、ストーリーが感じられる写真展となりました。中村さんは、写真のセレクトや展示の順番、プリントのチェックなど細部まで監修したそうです。そして今年はご自身も作品を出展しています。どんな作品か、ぜひ会場で見つけてみてくださいね。
組写真で表現される水中世界ならではのストーリー
抱卵中の卵と稚魚がハッチアウトする瞬間、擬態前と擬態後、歳月の移り変わりなど、組写真ならではのストーリー性がある写真が並んでいました。写真1点で表現するのとはひと味ちがった、とても見応えのある見応えのある作品展です。
展示作品は48点。48通りの物語を見ることができました。
あっと驚く水中の物語。みなさんもぜひ見に来てくださいね。
写真展「水のとき」
http://mizunotoki.f-web.jp/
6月22日(金)〜6月28日(木)
10:30〜19:00(最終日14:00まで)
土曜・日曜 11:00〜17:00
富士フォトギャラリー銀座
http://www.prolab-create.jp/gallery/ginza/