念願の“本来の海”を感じた紀倫さん
ゲストスピーカーの紀倫さんと積田さんがパプアニューギニア初訪問だったのに対し、なんと50回以上もパプアニューギニア(PNG)を訪れているのが写真家の鎌田多津丸さん。初代PNGダイビング大使にも任命されています。PNGファンの間ではすっかりおなじみの多津丸さんがMCで、まずは紀倫さんのスライドショーがスタート。
お父さんが度々PNGを訪れていて、小さい頃からその存在は身近にあったものの、自分自身はなかなか訪れるチャンスがなかったという紀倫さん。沖縄でダイビングガイドをしていた頃は、おじぃや海人たちから「昔はもっといい海だった」というようなセリフを聞くたびに「それってどんな海?今見られるところはあるの?」と思っていたそう。そして、ようやく念願叶い、2018年9月にPNGの海を潜った際、「あ、ここにあった!」と直感した、と。
続いて、オーシャナの積田さんは、360°カメラを使って撮影した動画などを紹介。紀倫さん同様、とにかく海の力強さ&サンゴの迫力に圧倒されたと。元々PNGに特定のイメージさえ持っていなかった積田さんは、「こんなにも自分が癒されるなんて」と、パワフルな海だけでなく、チャーミングな笑顔の地元の人たち&元気な子供たち、そして「控えめに言って、最高でした!」という食事(リゾートのビュッフェは3周くらいして、体重が増えて帰国したほど)、とにかく雑音が少なく自然の音だけに包まれる時間など、女性目線のポイントをわかりやすく伝えてくれました。
二人が口を揃えて「圧巻!」と紹介したのは、キンベの「オットー」というポイント。とにかくテーブルサンゴが延々と続き、ず~~っとず~~っと潜っていたかったとも。嵐で壊れたサンゴや白化現象も無縁ではないようですが、PNGの海はそれを上回る再生力があるようです。
約1時間のスライドトークショーの後は、ビュッフェタイム。そしてお待ちかねの大じゃんけん大会。現地ダイビングサービスやリゾートからの無料チケットなどをかけて、白熱したバトル!?となりました。最後は本国からこのために来日した、PNG観光局CEOのJerry Agus氏からの挨拶でお開きとなりました。
日本人ガイドもいる安心感
イベントにも来場していたのは、マダンから山口さん&アロタウから野崎さん&キンベから屋本さんの3人のガイド陣。PNGのダイビングは広い範囲にあり、コーラルシー、ビスマルクシー、そして、レックなどバリエーションが豊富なのも魅力。ビギナーからでも楽しめるポイントもあるものの、時に流れが速くなるポイントも多いので、ある程度ダイビングスキルを積んでから行ったほうが楽しめます。
山口さん:Niugini Dive Adventures /Madang Resort & Kalibobo Village
野崎さん:Tawali Leisure and Dive Resort
屋本さん:Walindi Plantation Resort
ニューギニア航空の直行便の再開は7/6!
「ラストパラダイス」などとも形容されることの多いPNGですが、ニューギニア航空の直行便なら、成田~ポートモレスビーはじつは6時間半という距離。ただし、残念ながら現在は直行便の運航がなく、マニラやオーストラリア経由というアクセス。直行便利用の場合8日間でしか設定がないが、マニラ経由なら最短4日間という行程を組むことも可能(でもしっかりダイビングを楽しむなら4日間じゃ足りないっ)。7/6(土)から運航再開予定のニューギア航空直行便が待ち遠しい!